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入賞した8電源ホロライブと環境とBCFの話を少々添えて

割引あり

しろくろフェス2024に参加してきて初日のトリオサバイバルで2位という結果を残せました。
毎年の目標にしている1回は入賞することを今年も達成できました。恵まれてますね。
BCFはもう参加することはないので色々と語っていこうと思います。もしどこかの会場にいたら指さして笑ってください。


8電源ホロライブについて

よくみるルーナ選抜構築だと思います。違うかなと思う点は
・未来へ一緒に癒月ちょこ→二人きりのアンコール尾丸ポルカ
・#はあとart 赤井はあと
・未来へ一緒に 常闇トワの枠
と言っても下の2枚はCSなどの大会で入賞している他の方のレシピをみてもらえばわかると思うのですが採用している構築も多くみられるので特段変わったところはないです。このデッキの特徴は選抜に入った、はあちゃまビーム 赤井はあと(タップ拳、プリシラ拳)を除けば『前期の2023WGPと構築があまり変わってない』ところです。

強みとコンセプト

個人的にはLv0〜1帯のテンポの良さが最大の強みだと思います。いちばん強いテキストなのは姫森ルーナで間違いないですがルーナが着地したからゲームに勝てる、捲れるは勘違いです。
そこまでに至る過程の強さあってこそのものだと思います。

このカードをより強く使うコンセプトではあります

1.盤面

環境のパワーラインを定義する9000ラインを2面つくり、盤面を取りつつ、ストックとダメージレースのアドバンテージをつくっていきます。
Lv2から光景以外のテキストがほぼ解放され、相手のリソースを刈り取ってからルーナを盤面に立てることでゲームを掌握します。
電源を捲りやすいデッキ構成かつ、噛んだcxをすぐに履けるので構成なので純ストックでのゲームがしやすいのもポイントです。

2.手札のリソースが尽きない

他の電源デッキとは異なる強みだと思います。cxを貼れれば手札が増える連動2種と二人きりのアンコール 尾丸ポルカ(天城)のおかげで例え盤面が負けたとしても打点差が勝っていたりキャンセルが誘発してくれたらゲームが成り立つので電源デッキの中では異質と言っても過言ではないです。

3.序盤のアタック数の許容

2.の話を踏まえて電源を捲る確実な担保をされていなくてもハイテンションサマー 夏色まつり(ストック相殺)と未来へ一緒に 癒月ちょこ(多生)の3落下でキャラを落とし、プールでまったり 大神ミオ(フィレス)、いただきバレンタイン 癒月ちょこ(コンソール)、天城で山札を操作してから捲る試行回数でなんとかなってしまう場合が多いので一見、手が枯れてしまうのではないかと心配になる後手3パンなどの無理そうなアタックを許容してくれます。

4.光景があることでストックの平積みを許さない

シンプルな言葉に纏まってしまいますが光景があることは偉大です。詰めが強くない構築なので相手が自ら圧縮を崩してくれるこのテキストなきにしてこの構築は完成しません。

弱み

1.ダメージレース

打点の進行が非常に遅いです。ドラの数は半数以上の26枚と電源の構築では普通くらいなのですが、Lv1までで出てくるキャラのソウルはすべて『1』で全面フロントアタックでは最大6点の打点しか入りません。
高いラインをつくってダイレクト面を開けてもらって打点をぼったくるか、サイドアタックしてもらって被打点を抑えお互い様の状況をつくることが理想的なのですが環境上位タイトルな以上、対策されている場合が多いです。

2.ヒールが少ない

構築が強い防御札があった前期からほぼ変わってない&ルーナが強すぎる故に依存しているので打点の押し込みとすっぽ抜けに弱いです。ヒールの#miko_Art さくらみこは電源で出したいカードの一枚でもあり、ゲームによって出てしまっていることもあるので実際にプレイできるヒールは1~2回、多くて3回程度になります。
さらに手を増やすテキストの都合上、集中やフィレス、多生などを経由してコストを払ってヒールを獲得することが多いのでヒールを出した後のアクションが取れないなんてこともあり得ます。

3.強い詰めor強い防御札がないので順当にゲームを進めていくことしかできない

往復で1点バーンを喋れる可能性があるとは言え、所詮は1点、昨今の強力な詰めと比較することなんて到底できないのでドリームがあることはそうそうないです。
強い防御札であったタップ拳もないので1周目がかなり大事になりました。Lv1で終えられることが理想ですがLv2に上がってしまった場合、その時点で相手とのダメージレースがトントンでない限り、苦しいゲームを強いられることになります。

4.赤発生が少ない

初動のクロックにおける赤色が少ないです。そもそも赤の枚数もcxを合わせて27枚と少ないと思います。
Lv0はテンポよく殴るためのアタックにまわしたい、Lv1は控え室に落としたいor手に温存したい、となると素直における赤色がLv3のカード5枚になるので引いてクロックに置く条件はなかなか厳しいようにも思えます。
そのターンに必要そうなものに関しても、赤色ならなし崩しにクロックに置くなんてこともしばしば起こり得るので引いたカードによってはいきなり都合が悪くなるなんてこともあります。

採用カード解説

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