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競争は何のために存在するのか。あなたはあなたであっていいの本当の意味は何なのか。

生き残ろうとか、愛されないと死んでしまうとか、
そうした感覚は非常に原始的な感覚として、
私たちの潜在意識にインプットされています。

これは動物本能といっていい。

生き残るためには、より良くあらねばならないとか、
人より優れていなければならないとか、
というようなことを、私たちは潜在的に思うわけですが、
だから、その思いを手放して、
私はわたしでOKよ、というのは、
それは牡牛座くらいまでの人です。爆

人の進化はそこでは終われないです。

他人と比較して自分がより向上しようと思うのは、
なにも、生き残りの精神だけにかかっているのではありません。

もちろん、私たちがこの世に生まれる時の
精子が卵子に到達するレースでは、
自分が生き残るには!なんとしても!と思ったかもしれませんが、
受精を支配しているその法則全体からみれば、
死に至った精子たちも、その受精を心から望み、歓喜にあふれているのです。

生き残ろうと向上し、そしてそのレースの中で生き残った人のことを、
世界全体は愛しているのですよ。

その達成する人を出すためにレースは存在しているのです。

そしてそのレースをレースたらしめた、負けた人たち、
その人達は、潜在意識の奥の奥では、というか、もっと上の領域では、
レースを支配するエネルギーを支えた人たちとして、祝福されているのです。

この比較のレースには、私たちが普段意図していない、大きな意図があります。


この大きな意図を理解しないかぎり、
レースなんかなくていいのよ、あなたはあなたなんだから、それでOK。
わたしはわたしなんだから、それでOK、とはならないです。

わたしはわたし、というのは、真理の一端でしかありません。

それはもちろん真理なのですが、それは真理の一部です。

全貌は、その個人が個人であるということ、個人が個人でないということ、
そしてそのレースや比較検討の上にある、大きな意図、
私たちを支配する目に見えない大きな意図、
その上にあると私は思っています。


鵜飼の鵜の話がありますね。


私は「鵜飼の鵜」の話しが、とても興味深く、
ずっと心に温めてきた。

それを聞いたのは多分20年以上前のことだ。父から教わった。
「鵜飼の鵜」の話とはこうだ。

鵜飼の鵜は、
例えば10匹で漁にでるとしたら、
2匹はよく働き、6匹は普通に働き、残りの2匹は働かない。
どのグループもそのような割合で働くのと働かないのがでる。
ではよく働く2匹を他のグループから集めてくれば、全員が良く働くのではないか。

否。

よく働く鵜を10匹集めてきても、
2匹はよく働き、6匹は普通に働き、残りの2匹は働かないのだ。

「おもしろいだろう?不思議だね?」と父は私に言った。

私はエラク感心して、ああ、世の中はそんな風にできているんだなと思った。

こうした現象は自然界ではとてもよくみられる。
働き蟻というが、蟻も働くのと働かないのがいる。
自然に近い幼児なども幼稚園でお片付けするように言うと、
よくお片付けして働く幼児と、そうでない幼児が必ず出る。

私はこの現象がおこる理由は
全員が同じ方向を向いて同じことをしたら、
危険だからだと思った。

なにかそこで天災でもおきたとき、
全員が何かに夢中になっていたら、
その異変に気づくものがいない。

また、何かあった時に、力を温存している人がいなかったら、
そのグループは全滅してしまう。

だから、働かない人が必要なのだと、
それは神の見えざる手のようなものだと思っていた。

社会の中にも、全員が馬車馬のように働いたら多分困るのだ。

必ず、働かない人が必要で、
そうした人が存在するおかげで、社会は安定している。

本当は意識のレベルで互いに貢献しているのだ。

だが、昔は大家族だったりしたものだから、
働かない人が家族に一人や二人いても問題なかったかもしれないのに、
いまは核家族化し、一人で暮らす人もふえ、
「働かない」という選択をすることが容易ではなくなった。

本当はそういう人が社会に、世界に必要なのに、
その事は知られていない。

今は全員が働かないとならない風だ。

それは非常にせちがない。

生活保護を受け取ってる人がけしからんと言っている人がいるが、
そんなことはない。

多少元気でも、働かずに生活保護を受け取る人がいてもいいのだ。

そういう人が、見えないエネルギー領域でどれだけの貢献をしているかわからない。

そうした人がいるおかげで、バリバリ働ける人がいる。

しかし、けしからんという人は、たいていは鵜飼の鵜でいう中間層の6匹の中にいる人達だと思う。


社会全体が安定するには、他人と比較検討して、

「この人がこう行動するならば、自分はこう、行動しよう」という判断が必要になる。

それはなにも、他人よりできるようになろう、という意志だけではないのだ。

働く人がそばにいたなばら、それより働かないようにしようという、判断もわれわれはしている。

潜在意識の奥でしているのだ。

社会全体が機能するには、個人のサバイバルさえ、見せかけである。

見せかけのサバイバル精神を喚起されながら、
より大きな意図に私たちは支配されていたりするのだ。


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