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ちょっと不便なだけ…

小学生の頃、僕のクラスに…
足に障害のある友達がいたんやけど…

家に遊び行ったり来たりで
割と仲良くしてた。

足に障害があった彼と遊ぶときに
大変やろうな…って気持ちがあって
色々手伝ってたんやけど…

あるとき彼に言われた一言が
今でも忘れられんし…
その後の僕に大きな影響をもったんやわ。

「かず君、いつもありがとう…」
「そやけどかず君…ぼくのこと…
 かわいそうって思てない?」

「かず君はやさしいから手伝ってくれんのは
 うれしいんやけど…
 ぼく、自分でできるんやで」

「皆よりちょっと時間かかるけどね…」

「僕は不自由やないで」
「ちょっと不便なだけやで」

これは…衝撃やった。

自分でできることを…
こちらの勝手でその機会を奪ってしまってた…?
もしかしたら恥ずかしい想いをさせてんかもしれん?

僕は心のどこかに…
かわいそうって思てたんやろね…
そんなつもりはなかったんやけど
対等な友達関係やなくて
助ける側と助けられる側になってんやと思う。

無意識やし良かれと思ってやってたことやけど
傷つけてしもてたんやろね…

このことがあってから…
どんな人であろうと
フラットな関係をつくるようになった。

世の中にかわいそうな人なんかおらん。

もちろん皆が一緒ってわけやないから
その時々で手助けが必要な場面はある。

これは…
健常者も障害がある人も関係ない。

自分でできることは自分でやる。
助けが必要やったら…
お互いに素直に助けを求める。

今思えば…
この捉え方は彼から学んだ。

良好な人間関係のベースは…
お互い対等。

得意不得意や強み弱みによって
立場が変わったりするんやけど…
これでほんまにお互いに相手の役に立てる…
って思います。

このお話しは賛否あると思いますが…
僕はそう感じて今があります。

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