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丹後リビングラボ2022活動報告会

2023年3月14日、2022年度丹後リビングラボ活動報告会を実施しました。
当日はオンライン参加含め、5事業者+京丹後市商工振興課×2名の方々に参加いただきました。
会場はヒロセ工業(株)で2023年3月21日から新たにオープンされる「開発展示棟 EN LABO」を使用させていただきました。

【当日のスケジュール】
ー午前ー
令和4年度の活動報告・共有
令和5年度の新体制・ゴールの共有

・コミュニケーションデザインチーム
・セールスチーム
・マーケティングチーム
ー午後ー
ワークショップ①「ビジネス文脈でアピールできる京丹後の価値について」
ワークショップ②「新規コンテンツ作りキックオフ」

共有&ラップアップ

1.参画事業者について

今年度は計21事業者/26名に丹後リビングラボの活動に参画していただきました。

2.コワーキングスペース利用促進

今年度は計12施設に参画いただいております。

▶地域内ユーザーへの利用促進

2022年6月20日~30日にかけて、地域の方を主なターゲットとし、コワーキングスペースをより多くの方に知ってもらうきっかけを作るためスタンプラリー形式のコワーキングスペース周遊イベント「丹後あちこちコワーク交流イベント」を開催しました。

また、かぶと山虹の家で新たにオープンしたコワーキングスペースを周知するためのイベントも開催し、当日は多くの方にご来場いただきました。

▶都市部ユーザーへの利用促進

より多くの都市部のビジネスパーソンに京丹後のコワーキングスペースを周知しご利用いただくために、(株)Anywhereの運営するプラットフォームTeam Placeに丹後リビングラボ参画コワーキングスペースを一部掲載いただきました。

京丹後市のふるさと納税サイトでもTeam Placeのエリアパスを出品しておりますので是非チェックしてみてください★

3.個人/企業向けプログラム開発

❶夏休み最後の冒険!海の京都 遊びと学びの親子ワーケーション

2022年8月18日~20日、働きながら家族の時間も大切にしたいという親子向けのワーケーションプログラムを造成し、モニター実証を行いました。
当日は地域内外の親子計4組9名の方に参加いただきました。
今後より多くの方に体験していただけるよう、このモニターツアーでいただいたフィードバックを活かして、親子向けワーケーションプログラムのブラッシュアップと商品化を目指します。

❷ (株)レオタニモト 京丹後社員研修

2022年6月23日~24日、(株)レオタニモトの社員を対象にしたバイク安全運転講習・アテンダント研修を実施しました。
(株)レオタニモトでは今後初心者ライダー向け講習ツアーに力を入れる上で、そのアテンダントを育成するための広大なスペースを探していたところ、道の駅丹後王国の広大な駐車場スペースとのマッチングが実現しました。
この研修の後、実際に京丹後市で女性ライダー向けの公道デビュー応援ツアーも実施されました。

❸アウトドア研修体験会

2022年7月6日~7日、道の駅丹後王国でアウトドア研修体験会を実施しました。この研修は、チームビルディング・リーダー育成・新入社員研修を野外体験型で実施することを目的に実施され、計5社7名に参加していただきました。体験会に参加いただいた企業からは来年度の企業研修で実際に自社の社員に向けてアウトドア研修を実地したいというお声もいただくことが出来ました。

❹アクティブワーキング in 京丹後

2022年11月30日~12月2日、アクティブワーキング in 京丹後を実施しました。
アクティブワーキングとは、都市部のビジネスパーソンや企業が特色ある地方をフィールドに自社や自身の潜在的な課題や価値の発掘、新たなビジネス機会の発想につなげることを目的とした着地型事業創造プログラムです。
当日は3社3名にご参加いただき、各事業者との交流や様々なコンテンツを体験していただきました。最終日に行ったワークショップでは、プログラム終了後も自らが京丹後と関わり続けられるテーマを「食」「循環」「和の源流」「アート」と設定し、各参加者にそれに対する具体的アクションを議論していただきました。
今後ここで出たアイデアを皆で少しずつ形にしていくことを目指していきます!

❺ALIVEプロジェクト in 京丹後

日本最大規模の「越境学習次世代リーダー育成プログラム」が丹後リビングラボを答申先として西日本エリアで初開催されました。
このプログラムは、2022年10月3日(Session1)から12月20日(Session2)の約4カ月間に渡る長期プログラムで、計15社33名にご参加いただきました。
最終プレゼンで1位と2位に採用されたチームに関しては、プログラム終了後も都市部の企業と地域事業者の混合チーム一丸となり、継続してアイデアの実現に向けた企画会議が行われるなど、まさに都市×ローカルの新たな共創が生まれています。

ALIVEプログラム1位採択チーム メンバーの八隅さんに取組について紹介いただきました
ALIVEプログラム2位採択チーム メンバーの杉本さんに取組について紹介いただきました

❻TOTONOU-BEING

TOTONOU-BEING提供事業者の1人、足立さんに発表していただきました

2022年12月15日~16日、「サウナ×ビジネスの可能性を最大化する」をテーマに、サウナが持つ様々な効能を体感してもらい、それが企業研修や福利厚生、ワーケーション、ビジネスマッチングなどの分野でどのような可能性を秘めているのか探求してもらうことを目的としたモニターツアーを実施しました。
当日は遠方からも計3名のビジネスパーソンにご参加いただき、最終日の振り返りではそれぞれに2日間様々な体験を通して考えたサウナ×ビジネスのアイデアを共有していただきました。
このモニターツアーにより、企業やビジネスパーソンに向けたサウナコンテンツの可能性が広がったため、参加者からいただいたアイデアも元に商品の更なる開発と発信を行っていきたいです。

4.情報発信・プロモーション

2022年7月29日、京都市内にあるQuestionにて「"しごと"を見つめ直すフィールド 〜ローカルイノベーターの宝庫:京丹後に学ぶ〜」というテーマでトークイベントを行いました。
このイベントでは、地域で活躍されている‟していただくと同時に、彼らが何故このような興味深い取組やチャレンジを続けるのか?仕事においてどのような価値観を持っているのかなどお話をしていただきました。
当日は企業や大学含め計20社33名にご参加いただき、イベント後も地域事業者と参加者との交流が生まれていました。

5.テレワーク・ワーケーション受け入れ研修会

2022年6月~2023年1月にかけて(一社)明和観光代表理事 千田氏、(株)地方創生 代表取締役社長 近江氏、福井ワーケーション協会代表 浅野氏を講師に、「体験コンテンツの作り方・企画の作り方について」「広報・PRのプレスリリースの書き方」「福井県高浜町におけるワーケーションの取組紹介」という3つのテーマのもと地域事業者に向けた研修会を実施しました。

6.運営体制について

今年度から事務局内のチーム編成をCommunication Design Team、Sales Team、Marketing Teamの3グループに分け、各部門においてより細やかで専門的な施策を実施出来るようにしました。

▶Communication Design Team

【ミッション】
● 事業者の「やりたい」を共創する環境をつくる
● メンバーと共に商品やプログラムをつくる
 ー既存コンテンツの価値造成・新規商品づくり
● 地域内外がつながるしくみや機会をつくる

▶Marketing Team

【ミッション】
● ウェブサイト
ー「丹後リビングラボ」の認知を獲得し、活動やプロダクトに興味関心を持ってくれる人を増やす
● アナログツール(運営チーム名刺、ショップカード、パンフレット、PDFデータ等編集可能な営業用ツール)
ー運営チームやコンソーシアムに参画する各事業者が「丹後リビングラボ」としての活動を紹介、営業しやすくなるようアナログツールを整備する

▶Sales Team

【ミッション】
● 都市部企業に向けて売れる商品の造成
● 企業向けに営業力の高い旅行会社や中間支援団体への営業
● 売上目標の設定と進捗管理
● 地域内外の事業者と連携した営業体制の構築

7.ワークショップ

活動報告会の後半では、当日参加いただいた事業者を交えて2つのワークショップを行いました。

ワークショップ①「ビジネス文脈でアピールできる京丹後の価値」

このワークショップでは、京丹後をビジネスパーソンや企業向けにアピールできる要素として、以前メンバーに対して行ったアンケートをもとに予め整理した3つのポイントから、①体験アイデアと②提供価値を考えてもらいました。
● 健康・長寿
元気でいきいきとしたご長寿が多いまち(100歳以上が全国平均の3倍)
● ものづくり
長い歴史をかけて培われてきた京丹後が誇る伝統産業・文化の数々
● 自然・環境
豊かな自然(海・山・川)、独特の気候条件とそれに伴った豊かな土壌

ワークショップ② 新規コンテンツ作りキックオフ

続いて前半のワークショップ「ビジネス文脈でアピールできる京丹後の価値」で各テーマに沿って出していただいたアイデアを参考に、各事業に置いてどのような商品を作っていけるか、「連携相手」「提供価値」「商品化のために検証したいこと」の3つのポイントに沿って考えていただきました。

参加者からは、「畑×サウナ」などメンバー同士のリソースを掛け合わせた共創アイデアや、新たな視点作りのために自分の関心以外の分野をあえてプランの中に挟んでみるといった「サンドイッチスキーム」など面白いアイデアがたくさん生まれていました。

今回ワークショップによって出てきたこれらのアイデアを、今後さらにメンバーとブラッシュアップをした上で、それらを実際に新規商品として丹後リビングラボのウェブサイトで販売し多くの方に体験していただけるよう、来年度は特に共創と発信という点にチーム一丸となってフォーカスしていきます!

Writer:丹後リビングラボ|岸 あやか


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