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教育移住の母、現地採用への道④

無事オファーレターはもらえたが、入社日は3週間後と言われ、時間が足りない私は思い切って入社日調整のお願いを申し出た。

人事担当者はとっても柔らかい雰囲気の方だった。
学校は断っちゃったけど、それでも職場が変わって近くなったらいいな。お給料今度はいくらだろう?もうシフトの仕事は断ろう・・・

・・・ルになりまして。

えっ?

今回のお仕事キャンセルになりまして、バンコクでしたら空きがあるのですが、そちらではいかがかと思ってご連絡を・・・

ちょーーーっと待ってぇーーー???
キャンセルってどうゆうこと???
とととりあえず、バンコクはナシ。
子供のインターでマレーシア行くからバンコクは考えてない。

断った後で話を聞くと、クライアントから採用人数の削減?の指示があった様子。こんなことって、ある???
キャンセルになってもまた同じクライアントから募集はくるので、アップデートされたらまた連絡します。とのことだった。

大げさかもしれないけど人生を賭けていると言ってもいいくらいの覚悟を持って挑んでいるのに、人を駒のように扱うクライアントに小さな怒りが沸き上がった。と同時に「そんなもんだよな」とも思った。そして縁があるのか事あるごとに勧められるバンコクに笑ってしまった。
あまりの天変地異に「断られた時の私の反応を見て最終審査というドッキリなのでは?」と妄想まで飛び出したが、時間の経過とともに、それはドッキリではないと当たり前だが理解した。

仕事がキャンセルになったと聞いて正直「ホッ」とした。
本当に心からホッとした自分がいた。
なんとかなったかもしれないけど、ちょっと無理があると心のどこかで思ってる自分がずっといた。
だから、決まらなくてよかった。とおもってしまった。
こうして現地採用のチャレンジは白紙に戻ってしまった。

白紙になったというより自由というほうがしっくりくる。
仕事がないなら無理して望まない学校に行く必要もない。自分の持っていたこだわりと「こうでなければ!」という思い込みに向き合い考えた結果、息子が望んでいる学校に行かせてやるのが一番だ、という結論にたどり着いた。

エージェントさんとの話の中で言われた一言を真に受けすぎて、私の仕事を探してからじゃないと!!と思って必死になっていた職探しは一旦お預け。まずは息子の学校を決め、そっちが落ち着いてから仕事を探すことに決めた。

小さな勘は当たっていた。学校へ送ったメール、やはり待てばよかった。
キャンセルの連絡をしたばかりだったのに、私の仕事がキャンセルになったのでキャンセルをキャンセルしますという意味の分からないメールを送らなければいけなくなった。

キャンセルになって数日後。
人事担当から「アップデートがありました」と再度同じポジションでの応募が可能と連絡をもらった。こうゆう連絡は「する」と言ってしてこない会社がほとんどだったため、お世辞で言ってくれているのだと思っていたから驚いた。

でももう子供の学校を先に決めると決めた。
そしてこのポジションはきっと厳しい。学校を変えてしまったら尚更。
入社日も先まで延ばして打診してくれたが、今回はお断りをした。

現地採用、いったん保留。
この会社で、また探そう!


それはそうとVISAが就労から保護者に変わって手続きが白紙に。
これもまた別で書く日が来たら・・・。


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