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バンドはボーカルが一番かっこいい

おはようございます!全然いい天気じゃないですね!

家に傘が一本も無いけどなぜか一切濡れずに済んできた俺も昨日ばかりは流石にずぶ濡れになり年内はもう液体として生きていこうという覚悟も決めかけたが、そこは固体、意外とあっさり乾いてそのまま居酒屋に液体を飲みに行った。


俺はバンドはボーカルが1番かっこいいと思ってる。そうあってほしいと思っている。それぐらい強烈に好きだ。自己投影をしたことだってある。高校時代など特に顕著で、本来ならば黒猫を飼って黒蜜糖という名前をつけたかったし、前髪の長さは止まるところを知らなかった上、天秤が負けた方を掲げるのもおもしれえなって思っていた。それがうら若い俺にとってのボーカルだった。かっこいい。ボーカルが1番かっこいい。最高。まあ、だからといって自分がやってるドラムというパートをクサしているわけではない。近所のゴミ捨て場に都合よく放置されていたドラムセットを拾わなくても俺は自分の意思でドラムを始めた。素晴らしき我が人生の中でもドラムを叩いている俺が1番かっこいいと自負している。その主観と客観の入り混じった事実に満足しているし今後も自分がステージでフロントを務めることは無いだろう。俺につきまとっているのは単に偶像的な魅力を持つボーカルという役割に対しての憧れである。そして決して悲観的な意味ではなく人間はどこまでも適材適所で、高い次元でなるようになった結果が今の自分のポジションだと思う。俺は幸せ者だ。


なればこそ、繰り返すようだがボーカルにはいつだってかっこよくあってほしいし、そうじゃないと具合が悪い(関西的用法)。俺は今まで5つのバンドでドラムを叩いてきたが、どの時代のボーカルも本当に大好きな人間ばかりで逆立ちしても自分が持ち得ない魅力を携えていたと思う。そういうかっこいい人が前に立ってくれることでやっと俺は俺の立ち位置が腑に落ちる。じゃないとムカつく。偉そうでキモい。偉そうでキモいな俺。ただ正直な気持ちだ。

(ここまで書いて思ったが、元々は異なるポジションにいた人がボーカルやフロントに立とうと決意するケースをたまに見るけど、あれは素直に尊敬する。かっこいいと思う)



なぜこんな話をしているかというと今日はCOSMOSの新譜の発売日なのだ。「クージー・アンモライツ」という6曲入りのミニアルバムを本日9/26にリリースします。拍手。

さっき5つほどバンドをやってきたと書いたが、ギターを持たないピンボーカルとドラムの二人だけの編成になったのは今回が初めてだ。どういう状態やねん。バンドなめとんのか。

とはいえ、CDに収録されている音源にはギターの音もベースの音も入っているので「二人」というのはあくまで形の上だけではあるし、そんな体制も今だけだと思うが、殊更ボーカルという存在を意識するにはいい機会だった。本当にいい歌を歌っているからぜひ聴いてほしい。もちろん自分の仕事としても一曲一曲に対して込めたドラムの思いや、当時の作業工程は今でも克明に思い出せる。言わんけどね。作品を世に出すっていうのはやっぱりいいな。


まだ新譜を聴いてもいない皆に向けてこれ以上だらだら書いても仕方ないので今回はここで切り上げてとっとと寝ることにする。昼間にまた起きたら新譜を置いてくれている店を回ろうと思う。それでは!


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