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8正義(2021年3月20日)

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今日のサビアンシンボルは、魚座30度「巨大な石の顔」です。19日18:25頃30度に入ります。

肉体に同期し人生が始まると、それまでの記憶を失います。なんのために生まれてきたのか、その目的を忘れ、限りある人生を生きることになります。限られた時間と限られた空間に閉塞することで、環境に存在することができ、「存在」そのものが限定で閉塞で「眠り」です。

はじめに二つに分かれ、それから4つに分かれる。はじまりの二極化の形成力から7つに分化する。など宇宙法則とされる創造のシステムは4つ7つ、あるいは8つでもよいのですが、これは体験するとわかります。分化した4つ7つ、あるいは8つのひとつひとつに、具体的なストーリーとして前世記憶のようなものが内包されています。

前世記憶や生まれ変わりの回数には意味がなく、一つ一つ思い出したところで、4つや7つのうちの一つしか知ることができないこともあります。分化した4つや7つは、占星術のシステムにも反映され、天体ひとつひとつにアクセスすることで分化した4つや7つを回収することが可能です。

起点となるところに戻り7つに分光するとき、眠りと目覚めの狭間で意志を持つことと同じで、意志と形成力によってすべてが変わります。「起きたらすべてが変わり、他の人になっている。」というようなことがあったとしても、意識が連続することはなく切り替わるので、それ以前の流れを覚えていることはなく、昼は夜になり、夜は昼になります。

子どもの頃の方がこういった実感はあったように思いますが、「本当に昨日から続いた今日なのだろうか」「昨日の私と今日の私は続いているのだろうか」と漠然と考えていました。肉体を持つことで本来の目的を忘れてしまうことに、切なさや残酷さを感じていたこともありますが、起点に戻り、大きな自己に戻ると、意識喪失することの意味がわかり、忘れなければ環境に存在することができないことを実感します。

魚座30度は、意識が反転する直前に、それまで意識することができていた自己を結晶化させ、眠りの中に入ります。いつどこで何をしていても失われることがなく、環境の圧力に屈することも壊れることもない強固な意志は、眠りの中にあり意識化することができません。今ここで肉体を持って生きる私が持つ、永遠の自己の意志は眠りの中にあります。

今日のカードは8正義。立方体の8つの頂点を押さえ、6つの面の均衡を取ることで、箱の中心を発見することができます。

7つに分かれる、その起点となる1に戻ると、大きな自己に戻り、内包する7つの小さな自己すべてを知ることができます。一つの小さな自己には、他の6つの小さな自己の反映がコンパクトに収納されています。立方体の8つの頂点には、この7つの小さな自己が反映され、6つの面が均衡を保っていると言えます。立方体の8つの頂点すべてを押さえている人は少なく、暗く沈む点があることで箱は独特の不安定さを持ち、人生はアトラクションのように楽しいものとなり、箱に閉じ込められます。追い求め続けるものがあるということです。

8つの頂点すべてを押さえることは、7つの小さな自己を回収することに等しく、それは大きな自己に戻ることで可能になると言えます。大きな自己に戻ろうと進化の過程をたどり、降り注ぐ創造の光線に合流すると、つまり下から上がると上から下りてくるものがあり、立方体は隅々まで光に満たされます。

立方体の中点からは、どの次元の箱にもアクセス可能になり、自己を結晶化させるとは、この中点を取ることだと言えます。魚座30度では、立方体の中点をとり、より大きな箱へと移動しようとします。

魚座30度で締めくくり、タロットカードで考えるサビアンシンボル、サビアンシンボルを通して考えるタロットカードは今日で終わりです。

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