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「小池を許すな」「木を切るな」の人々が神田に集った


樋口区長(左)と小池知事の師弟コンビが緑を破壊する。=20日夜、神田警察署前 撮影:田中龍作=

 学歴詐称と開発が奇しくも一体化してきた。人間の悪辣さがなせる業なのか。

 善良な市民はそれに異を唱える。21日投開票の目黒区長選に立候補している都民ファースト候補の応援に小池知事が駆け付けたところ、「学歴詐称」と「都ファ候補」を批判するプラカードが翻った。

 目黒区では図書館や福祉施設などが入る区民センターを解体して、高層マンションを建てようという計画がある。

 区民センターの解体に伴い多くの樹木が現在の場所から姿を消す。行政は移植と呼ぶ。安倍晋三が嘯(うそぶ)いた「サンゴの移植」と同じである。できはしないのだ。

 都ファの伊藤悠候補は千代田区の樋口区長と同じく小池氏の弟子だった。3人とも開発推進派だ。緑は二の次・三の次である。


目黒区の女性はこのプラカード持参で都ファの街宣に行ったら排除された。=20日夜、神田警察署前 撮影:田中龍作=

 きょう20日、東横線の学芸大学駅前であった伊藤陣営の街宣で「学歴詐称を許すな」「外苑の木を切るな」と呼び掛けた女性たちが、その足で神田警察署通りに駆け付けた。

 学芸大学駅前であった都ファの街宣には、神宮外苑の緑を守る運動を展開している新宿都民も参加して「反小池」「外苑の木を切るな」と訴えた。

 開発大好きの政治家たちが全国各地で樹木を伐採しようとしている。伐採に反対する全国の人々が横につながれば緑を守ることができる。

 今夜はその第一歩だった。

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