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エンゲル係数のエンゲルはAngelだと思っていた時期


12/11

大きな器に
ちんまり入っている

食べてみると意外にも腹は満ちる。相変わらず自分のお腹の容量が分かっていない。俺の胃袋は太陽系だ。

還暦越えてるらしい
翔んで埼玉っ子

武蔵野うどんをベースにした期間限定メニューをベースに作ったコラボメニュー。
美味しい。汁を完飲するには濃いけど。なんてったって辛くないから。怖い先生の授業の宿題やってなくて怒られると思ったらなんかそんなでもなかったみたいな気分。

12/12

伝説のすた丼に行ったらオールスターツリーすた丼があった。こういうチャレンジメニューを見ると反射で注文する自分を卒業したい気持ちと誇らしい気持ち、どちらも持ち合わせている私。
美味しいけどメンチカツは別にいらなかった。

12/13

カルボナーラ食べてこんな味だったっけな?となっている。くるりだ。パスタだけにね。

12/14

グラコロ

グラコロ一生食べられない代わりに200円もらえるなら200円を選ぶ。

15ピースは多いと7ピース目で感じる。

ペルソナ5Rが本当に面白い。

感謝のペルソナ アザトース

色々な面白さがあるが一番笑ったのは下の画像の時。
このゲームは恋人を複数人作ることができるのだが、二人目以降の恋人ができるたびに「もう後戻りはできない…」と表示されるのがまず面白い。
そしてバレンタインには誰か一人を選んで過ごすことができるのだが、その翌日の様相が面白い。

画像プラス本命で九人と付き合っている

八岐大蛇ならぬ八股愚人(やまたのおろんちゅ)。
一人一言ずつ詰め寄られていくところが面白すぎる。
みんなもれなく家に様子を見に来たらしい。見せつけてごめんね。

面白くなりすぎてバレンタインの本命じゃない人とホワイトデーに遊んだらこの顔。

12/15

所用で湯河原へ。
結構な頻度で行くが、夏に泊まった旅館がすぐ近くにあることに気づいた。こうやって縁ができていく。

頭身こんなんだっけ
私の右側をじつと見ている
お昼代わり


松本人志みたい
北極の炎辛さ3倍12辛くらい

しんどい辛さだった。辛さ10倍だとほとんど固形になるらしいけど、俺はそこまでいけない…!(ノヴ)

12/16

ペルソナ4を始めてしまった。
正直ナンバリングを遡る形でゲームをすると、ゲームシステムの荒さや難易度調整の甘さが目についてしまう。ただペルソナシリーズの良さはやめ時が分からないところなので、そこは通底していてて良かった。
やってたら一日が終わった。

12/17

漫画犬のイベントに来た。
孔雀王さん、面白いね。
その後はイベントに来ていた人と飲んだ。
楽しかった、またこのメンバーで集まりたいね笑


『お姉さんがあのラーメンを作ってくれる話その2』

恥ずかしいので詳細は省くけど、吐いた後心配してくれる店員さんから逃げて公園に行ったら、お姉さんがついてきて慰めてくれた。
「少年、失敗をそのままにしたくないよな?」
僕が鼻をすすりながらうなずくと、お姉さんはニヤリと笑った。
「土曜日13時にまたこの公園に来なさい。今日は帰って服を洗うように」
恥ずかしさで熱くなりながらブンブンうなずいて、家の方へ走り出した。

「やあ、少年」
土曜日、13時ちょうどに公園についてキョロキョロしていると声をかけられた。お姉さんだ。
白いパーカーにジーンズを履いて白いスニーカーを履いている。今日は髪を束ねていないので、髪が風にサラサラゆれている。
「こんにちは!」
「声大きいねえ、とりあえず我が家へ行こう。」
「はい!」
家に行く途中で自己紹介しようとしたら、個人情報はみだりにさらすものじゃないよ、と止められた。知らない中学生を家に入れるのはいいのだろうか。
話し方から知的な印象をうけていたけど、抜けているところがあるお姉さんだ。
初めて抜けているところがある大人と会ったけど、大人なのに…という気持ちが強いな。僕はそんなことを言えるほど何かができるわけじゃないのに。

「入りたまえ」
お姉さんの家は、それこそ個人情報の観点から詳しくは書かないけど、僕の部屋よりいろんなものが転がっていた。一番多いのは宅配段ボールの空き箱だ。
「前言った通り、今日は私がラーメンを作る。君にはそれを食べて慣れてほしい。少年は味や量に慣れればリベンジできるし、私は試食係ができて嬉しい。悪くないだろう?」
そう、お姉さんの秘密は二郎系のラーメンを自分で作って食べるくらいの二郎フリークということだ。
正直、ラーメン屋でゲロを吐いたという僕の秘密より弱いけど、まあまあまあ。
僕のゴールはお店で丼を空にし、ごちそうさまでしたと伝えること。
お姉さんのゴールは店で出せるくらいのラーメンを作ること。
週に一度、土曜日お昼過ぎのチャレンジが始まった。

最初は散々だった。
一度吐いた事実がトラウマになっているので、背脂を舐めるだけで吐き気がした。大口開けてほおばろうとするとのどの奥がきゅうっと締まった。
それでも週を重ねるごとに僕が食べられる量は増えた。そういうラーメンに慣れてない僕の感想が役立つかは分からないが、お姉さんはメモをとりながら僕の話を聞いてくれた。
最終的に僕は、お店でいうところの普通盛りを食べられるようになった。
お姉さんが作るラーメンもかなり美味しくなったと思う、どこがどう変わったかは正直分からないけど。
そして夏休みに入る前の土曜日、僕はあの店へリベンジを果たしに行くことになった。

ラッシャーセー!
大きい声が響く。前来たときは迫力におびえてばかりだったけど、今なら歓迎の意を示しているだけだと分かる。
独特の臭いの壁も、天空闘技場200階に入った時のゴンとキルアのように堂々と通り抜けられた。
店に入る前にメニューを見て金額を確認し、小銭も用意してきた。
「すいません、食券購入良いですか?」
カウンター向こうに伝わるように大きな声でたずねる。
前回と同じ店員さんが踏み台を持ってきてくれた。一回吐いた客を受け入れてくれる器の大きさ。ラーメンだけに。
普通盛りの食券を手に案内された席に座って、次に言うセリフを頭の中で何度も繰り返す。
「ニンニク入れますか?」
「ニンニクアブラカラメでお願いします」
言えた!後は食べきるだけだ。
店の外を見るとお姉さんと目が合った。手を挙げてひらひらしている。
先週お姉さんのラーメンを完食したときに、お店にもう一度行こうとしていることを伝えると、店の前までお供しようと言ってくれたのだ。
ここまで付き合ってくれたお姉さんに、この3ヶ月は無駄じゃなかったと伝えたい。
丼が目の前に置かれた。
やっぱり、普通に考えて、多い。
それでも、僕は――。

「どうだった、少年」
「...…」
「まぁ気を落とすな、いっぱい食べられるのが偉いわけではないさ」
「いや、完食したんです」
「お、やったじゃないか。じゃあなんでそんな微妙な表情をしているんだ?」
「なんというか、その...…。お姉さんのラーメンの方が美味しくて、ああこんなもんかと思いながら食べちゃって...…」
「...…ふふふ、あっはっは!それは悪いことをしたね」
「...…また今度、食べさせてくださいね」
「私が作るのでよければ、いくらでも食べに来てくれ」

そして話は冒頭に戻る。
十度目の休憩を終えるころには閉館時間近くになっていた。意を決してレファレンスカウンターへ向かう。
「あの、すいません」
「はい、なんでしょ……少年か」
「やっぱりその口調って作ってるんですね」
「若い子に失礼じゃない話し方をしているつもりだったんだが...…」
「お姉さんってやっぱり抜けてますね」
「...…で、何のようだい?」
「このあと、ラーメン注文したくて」
お姉さんはにやりと笑って、
「あいよっ」
と答えた。

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