ASDの方に見られる5つの型: 積極奇異型から尊大型まで

ASDの中でも様々な特徴や行動パターンが存在します。ASDの方に見られる5つの型について解説します。

  1. 積極奇異型

・他者との距離感が近すぎる。
・一方的に自分の興味を持つ話題を続ける。
・自分の行動に気づいていないことが多い。
・過去の出来事を詳細に振り返ることが多い。

2.孤立型

・他者に近づかないのが特徴。
・表情は乏しく、周囲の動きや変化に対する関心が低い。
・周囲の人々は彼らが何を考えているのかを理解するのが難しい。
・独自の視点での話が展開されることがある。

3.受動型

・一般的にはニコニコしており、典型的な特徴があまり見られない。
・会話が一問一答であったり、出来事だけを話して感情や感じたことを語らない。
・不快な思いをしていても、それを表情に出さないことが多い。

4.大仰(おおぎょう)型

・背筋を伸ばして立ち、動きはゆっくりとしている。
・沈思黙考の姿勢をとることが多い。
・言遣いは古風で丁寧であり、あまり使われないような言葉を使用することがある。
・漢字や数字に対して強いこだわりを持つことが多い。

5.尊大(そんだい)型

・他者よりも自分を優れていると感じることが多い。
・他者の意見や感情を軽視する傾向がある。
・自分の考えや意見を強く主張することが多い。
・自分の考えや意見を他者に受け入れさせることに焦点を当てることが多い。

これらのタイプは、ASDを持つ人々の中で見られる行動や特徴を大まかに分類したものです。

もちろん、個人差があり、すべての人がこれらの型に当てはまるわけではありません。

それぞれの人が持つ独自の特徴や経験を理解し、サポートすることが大切です。ASDに関する理解を深めることで、より包括的なサポートやコミュニケーションが可能となります。

まずは、ASDのことを知る。そのためのお役に立てればうれしいです。

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