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2つのアイテムと1つの技がほしい。

僕には野望がない。大きな夢もない。
「何者」かになりたいと思った時期もあるが、今は普通の会社員として働いてる。

広告の学校に登校した

そんな僕ではあるが、会社の企画の一環で、THE CRAETIVE ACADEMIYの1期に通うこととなった。(そして2期も通っている)
簡単に言うと、GOが主催するクリエイティブディレクターを目指す人向けの講座。
講師の方々は年齢や性別は様々だが、みなさん各分野で素晴らしい実績を誇っている「何者」アベンジャーズである。

僕は広告業界で働いているものの、クリエイティブディレクターでは無いし(肩書はビジネスプロデューサー)、広告業界に足を踏み入れてから長いわけでもない。広告業界に身を置き続けるかもわからない。

故に、全部が理解できた訳ではないし、腹落ちしなかった部分も正直ある。
なので、クリエイティブディレクターとしてというよりは、僕は自分の人生を生きていく上で参考になった部分を3つ振り返ってみようと思う。

ちなみに講義を聴いた後に、毎回会社のメンバーでディスカッションをしていて、もちろん「この部分に共感した」「あの考え方を仕事に取り入れよう」という感想が多いのだが、あるメンバーの、「自分はクリエイティブディレクターに向いていないと思った」というような意見もあり面白かった。

1つ目のアイテム:フェロモン

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1期の講義が始まる前のプレ?的な場で電通の東畑さんが言っていた言葉だったはず。
まず、韻を踏んでいる言葉ってよい。耳障りが良いと記憶に残る。 
で、どういうことかっていうと、正しいことを考えた先にあるのは、いかに人の気持ちを動かせるかということ。だと僕は思っている。

営業的なポジションの僕は効率化や型を求めがちだけど、担当商材がどうやったら顧客に届くかをしっかり考えなくてはならないというのは今後に仕事に絶対活きる。広告以外の仕事でもこの考え方は一緒なはず。
もっというとデートとかも一緒だと思う。
ロジック的に正しいお店や映画に連れていくことはもちろん大事かもしれないが、一緒にいて心地よいと思ってもらえるマジックの方が大切!むずいけど。
うむ、これは僕の人生に活かせる学びだ。

東畑さんが言っていただけじゃなくて、三浦さんは「感情から、表現も現象も生まれる」と言っていたし、古川さんは「フェロモン」と言っていた。

あいにく僕はAesopを身に纏うことでの偽りのフェロモンしか持ち合わせていないのだけど、人間的なフェロモンを醸し出していくのが、20代ラストの目標でもあります。

2つ目のアイテム:レーダー


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「アイデア」と一口にいっても、ネットで検索したらこち亀以上にわんさか本が出てくるし、深堀り出すとキリがない。
「語源はイデアで〜」みたいな話は大事なのはわかるが小難しく感じてしまい、僕は星野源の曲くらいでちょうどいい。
https://www.youtube.com/watch?v=RlUb2F-zLxw

そんな僕でもスッと入ってきたのが佐藤夏生さんの説明。
何に風が向いてて、何をしちゃいけなくて、何を応援するべきかは感覚的に捉えておく必要がある。レーダーが良くないとクリエイティブディレクターは務まらないし良い企画も作れない。
絶対にそうだ。広告業界に身を置くならなおさらそうだ。

arcaの辻さんも「社会の潮流」を捉えることの重要性は言っていたし、DEの牧野さんのメルマガでもよく書かれている。
SNSの発達により炎上するコミュニケーションを見かけることも多くなったが、その全てが「社会との接点」を上手く築けなかったからだと思う。

そのためには、トレンドと世の中の空気感のキャッチアップのバランスが重要になりそう。

欲しい武器:ナナメの切り口

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直感的に思った。栗林さんのこの図がなんかすき!
そもそも、深夜ラジオリスナーの僕は、正攻法より邪道、スターよりアングラ、そして真っ直ぐよりはナナメに憧れる。(といつつだいぶミーハーなのですが)

栗林さんのお話の流れとしては、
①市場ができる→②評価基準が明確→③審査員が現れる→④混戦→⑤めっちゃ大変。だから勝負する土俵は考えましょう!
というような内容だったはず。

僕はどんな仕事でもこの技は使えるのでは!と講義を受けながら思っていた。

例えば小さいところでいうと社内評価。
正攻法で戦うももちろんよし。愚直にやり続けるもよし。
でもイマイチ突き抜けられない。
センスがある方ではないし飲み込みも遅い。困った。

こんな時はブラックジャックさながら、自分の現状にナナメのメスを入れる。
みんながやってないことは何?なにがあれば助かる?
事象を分解していくと、取り組むべきことの共通項が見えてくるはず。

鈴木おさむさんが言っていた「器を変える技術」も似ている気がして、僕という人間の器の印象を変えていくには、愚直にやり続けることもナナメの切り口もどちらも必要不可欠なのだと思う。

シンクロニシティ

講義を受けていて、この話って違う回で言ってたこの内容と言葉は違うけど同じなのでは?という場面に何度か出くわした。
多分クリエイティブアベンジャーズ達は脳内のプールでシンクロナイズドスイミングしてる。
みなさん、凄まじい努力と思考の結果、大切な事はなんとなく同じ答えに辿り着いている気がした。

悟空もルフィもナルトも、仲間が増えて、武器がふえて、技が増えて強くなっていく。
今年の目標は、いや一生かけて、2つのアイテムと1つの武器を磨き続けていこうと思う。

※乃木坂46で好きな曲はインフルエンサーです。
https://www.youtube.com/watch?v=r4SdiT7mm7Y

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