タモツの日記

社会人タモツの物語。格差社会をぶっ飛ばせ! 不得意に負けるな! フィクションと思ってく…

タモツの日記

社会人タモツの物語。格差社会をぶっ飛ばせ! 不得意に負けるな! フィクションと思ってくれると楽です フォロバ100

最近の記事

  • 固定された記事

僕がnoteを書く理由はそこにnoteがあるからだ

どうも、タモツです。 1週間ほどnoteを毎日書いてみた。おかげで楽しい日々を過ごさしてもらった。そろそろ固定記事も欲しくなったので、自己紹介というものを書いてみようと思う。 とはいえこのアカウントの文章はフィクションを謳っている。その意図は楽しく書くためだ。ノンフィクションに拘って表現を狭めてしまうくらいなら、部分的にはフィクションでも構わないと考えている。 もちろん文章のコアな部分は実体験に伴うものだが、そことフィクションの境界にもあえて線を引かないでおこうと思って

    • 勉強の意味が分からなくなった17の昼

      お掃除系の会社で働いている。毎回このワードから始まるタモツの物語だが、いまいちどこのワードに注目してほしい。お掃除"系"の会社であって、お掃除会社ではないのだ。 その実態は医療系の実験補助業務を請負う会社なのである。基本的には誰でも可能なお掃除系の仕事なのだが、稀に専門的なスキルを要する仕事を任されたりもする。 詳細については物語が進む中で明らかにしていくつもりだが、ここでは一つだけその内容に触れておこうと思う。 資格が存在するのだ。とは言っても国家資格ではないので、持

      • 部長に呼び出された

        お掃除系の会社で働いている。仕事のほとんどはルーチンワークだ。僕は無口で喋らない奴。この仕事との相性はいいと思っている。ロボットのように同じことを淡々と繰り返すので、評価もまずまずといったところだろう。 先日に行われた仕事場改革によって居心地もよくなった。時間に追われることも少なくなったのである。改革を行ったのは現場のトップである係長。その手柄話は本社や他現場にも伝わったみたいだ。 「あのタモツ君を使えるように変えたらしい」。人の噂なんてそんなものである。構造的な問題の解

        • 肴は揺らめく炎でいい

          お掃除系の会社で働いている。仕事は毎日変わらない動きをするルーチンワークだ。無口で喋らない奴である僕にとっては天職である。 けれどもプライベートな僕は草野球部に所属している。ポジションはベンチだがキャプテンだ。幹事という名の雑用係でもあり、20数名の選手を束ねるボスなのだ。 業務は多岐にわたる。旅行やアクティビティの企画立案も兼ねている。もちろん夏にはBBQ大会も開催する。 一番に苦労するのは日時の決定だろう。とりあえず適当な日にちを投げて反応を見るのだ。ありがたいこと

        • 固定された記事

        僕がnoteを書く理由はそこにnoteがあるからだ

          変わらない通勤路

          家から徒歩3分の駐車場。ちいさな4人乗りの5ナンバー。それが僕の通勤車だ。エンジンかけて住宅地をあとにする。信号を2つ抜ければ田園地帯。遠くまで見渡せる景色の中、車列に混じって突き進む。 そこは学生時代にチャリで通った通学路。片道30分のルーチンワーク。それが今では10分たらず。思えば遠くへ来たものだ。 通勤経路も大きく分ければ3種ある。どこを通っても掛かる時間は変わらない。曲がりくねった山道もあれば、直線の高規格道もある。すこし時間に余裕があれば海を見ながらでも行けてし

          変わらない通勤路

          会社の伏魔殿に凸った

          お掃除系の会社で働いている。仕事場の人数は8人。僕は最年少だ。無口で詰まらない奴で通っている。だがその実態はスパイだ。 リーダーの直接の指示で動いている。縦割り組織を破壊するために、すべてのエリアへ潜入しているというわけだ。 これまでに3つのエリアに潜入し、そこでの仕事をマスターしてきた。残りは最後、4階エリア。最後にして最難関なのである。 現担当者は、なにかと逆三角形が似合うばあさん。この仕事場で一番の古株。その三角ばあさんと僕の二人三脚での仕事が始まったわけだ。

          会社の伏魔殿に凸った

          そろそろ選挙ハックは止めないか?

          お掃除系の会社で働いている。与えられた職務はブルーワークなお仕事だ。単純作業を毎日。今日も明日も明後日も。とても安定した生活を送らせてもらっている。 給料は良くはないが、悪くもない。平々凡々を求める僕にとっては最高な仕事だと思っている。けれども人気はない。いつも人材不足。この話を聞くたびに給料の大幅アップに期待してしまうが、一向にその気配はやってこない。 本社のデスクワーク組はこう言う。「この仕事は誰にでもできるものではない。頭も使うしやり甲斐のある仕事だ。その魅力をアピ

          そろそろ選挙ハックは止めないか?

          先輩を怒らせた

          お掃除系の会社で働いている。勤務態度は真面目だ。私語を慎み、単純作業を永遠とこなしていく。休憩時間でも喋らない。それが僕という人間だ。 最近は適応能力も手に入れた。多少のトラブルなら何事もなかったようにリカバリーしていく。大きめのトラブルでも解決策に困ることは少なくなった。 おそらくプライベートで草野球の幹事をしているからだろう。草野球チームの運営はトラブルだらけだ。予定通りに事が運ぶことの方が少ない。 試合に遅刻してくる選手。忘れ物だって多い。試合にグローブを忘れてど

          先輩を怒らせた

          あした使いたくなるプロの台車運転テクニック3選!

          お掃除系の会社で働いている。職場でのキャラは"喋らない奴"だ。それでも周りからは年下ということもあって良くしてもらっている。 だがその実態はスパイなのである。縦割り組織の改革のために動いている工作員としての一面もあるわけだ。まずは僕がすべてのエリアの仕事をマスターする。そこで得た情報を元に改革の手順を決める手はずだ。 縦割り組織のエリアは4つ。すでに2つのエリアはマスター済み。次はエリートしか踏み込めないGエリアだ。そこへの潜入が始まって1ヶ月が経った。仕事もだいぶ慣れた

          あした使いたくなるプロの台車運転テクニック3選!

          ナメック星の最長老に学ぶ「地方創生」で押さえておきたいポイント

          お掃除系の会社で働いている。給料は低いがマイカー通勤族だ。つまり田舎で暮らしている。とはいえ人口減少問題はまだまだ対岸の火事。それでも使われていなさそうな箱物を見ると不安にはなる。 僕は納税者だ。選挙にも参加している。言いたいことは言いたい。きっとハイレベルな戦略があるのだろう。高度な政治判断もあったと思う。それでも過去の遺物を見ると不安になるのだ。 釈迦に説法だとは思うが一言いわせてほしい。「勉強してください」と。いい書籍を知っている。漫画だから頭にも入りやすいだろう。

          ナメック星の最長老に学ぶ「地方創生」で押さえておきたいポイント

          勧誘されたから理詰めした

          お掃除系の会社で働いている。職場に友達はいない。僕は無口で黙々と動くロボットだ。 しかし、いい働きっぷりと評判である。仕事場で喋らないのは、なにも嫌いな人がいるからではない。むしろ、こんな僕を気にかけてくれるいい人ばかりなので、どちらかと言えば皆好きだ。 僕は喋らないのではない。喋れないのだ。そもそも僕は他人への興味が薄い。無意識では疑問も生まれてこない。これはなにも僕や他の喋らない奴に限ったことではないが、些細な話でも努力が必要なのだ。 それに加えてプライドの問題もあ

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          市街の中心で「ぱ行」を叫ぶ

          お掃除系の会社で働いている。仕事はブルーワーク。会社から期待されてるのは体力的なマンパワーだ。 チームを組んでいるのは、おばちゃん2人。20代の僕はその圧倒的なアドバンテージで”優秀”の称号を手にしている。だが、その実態は「無口なお掃除マシーン」だ。都合のいい作業比率を受け入れてくれるロボットなのだ。 でもそれでいいと思っている。僕は仕事場で喋るのは苦手だ。変に時間が余っても困ってしまう。とはいえ職場の人々が嫌いなのではない。むしろ良くしてくれているので好きだ。 けれど

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          ブレーキとクラッチを踏み間違えた

          お掃除系の会社で働いている。給料は低い。それでも実家から通っているので、お金にはそんなに困ってはいない。 通勤はチャリからの電車、からのバス、と乗り継ぐため不便だ。職場でもそんな通勤形態の者はいない。車が基本的な通勤手段となっている。そのため僕も車を買ったというわけだ。 なにを思ったのかマニュアル車を買った。とはいえマニュアル車に特段の想いれは無く、たまたま気に入った車がそうだっただけだ。後は興味本位で。 正直、乗りはじめは苦労した。交差点でのエンストは日常茶飯事。ちょ

          ブレーキとクラッチを踏み間違えた

          いたずら心が止まらない

          お掃除系の会社で働いている。役職は平社員。若いがゆえに溢れるマンパワーのおかげで、仕事場ではエースの座に君臨している。 だがその実態は無口なお掃除ロボットだ。文句や愚痴を漏らさず、疲れ知らずにひたすら働くのが僕という男。 Sエリアに続いて、次に任された仕事場は、ここCエリア。比較的体力勝負な場所。チームメイトはおばちゃん2人。もっとも僕が活躍できる場所だった。 いたずら心が止まらない。それが最近の悩みとなっている。たとえばチームメイトのおばちゃん達を助ける口実で、片っ端

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          いま『宮迫ですッ!』chがおもしろい

          お掃除系の会社で働いている。役職は平社員。給料はあまり良くない。基本的には節約の日々。スマホだって格安のもの。月末にはギガが足りなくなる。そのためyoutubeはもっぱら家での楽しみだ。 game実況や芸人さんのchが僕のストライクゾーンとなっている。コアな視聴者ではないので、登録先は有名どころが多い。『宮迫ですッ!』chもそのひとつだ。 初回のご報告動画から見ている。もちろんchは登録済みだ。その流れで闇系と呼ばれているyoutuberさんの動画も見るようになった。

          いま『宮迫ですッ!』chがおもしろい

          彼女は滑って転んで気を失った

          お掃除系の会社で働いている。役職は下っ端。マンパワーが売りのモブ社員。それが僕だ。先月から新しい仕事場で働いている。異動というものをはじめて経験してみたが、特に問題なく順風な社会人生活を送れている。 新たな職場は縦割り組織だった。4つのセクションでは固定された担当者がそれぞれ配置されている。配置換えは基本的に行われない。セクションごとに作業内容も変わってくるので、同じ職場に属しながらも全ての仕事をこなせる者はいなかった。 「ここだけのはなし、タモツ君には全ての仕事場をまわ

          彼女は滑って転んで気を失った