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世界はまだまだ面白い!#91 定番

私の好きな、ポロシャツのブランドの「ある品番」の商品は、セールでもバーゲンでも(一緒かな?)、絶対に値引きをしません。そのデザインは流行に左右されず、品質は高く、いつの時代でも人気があります。10年着ても、へこたれません。同様の商品は、他のブランドにもあり、絶対に値引きをしません。これが「定番」です。「一定」の「品番」の略称です。確かに、安定した需要がある人気の商品なので、値引きをする必要は全くないのです。

欧米には、ブランドそのものが、一切の値引きをしないものもいくつかあり、高価格にも関わらず安定した人気があります。逆に、値引きをすると人気が落ちるのでしょうね。変わらぬ「モノ作り」へのこだわりが生んだ、高い品質管理の賜物と言えるでしょう。

中には、手に入りにくいので、プレミアムな価格が付く商品もありますが、これは「定番」とは言えません。同じ品番の同じ品質・同じ価格で、容易に手に入らなければ、生産者側の原材料の調達、生産体制、品質管理の何処かに問題があると言えます(日本の一部のウイスキー、カメラについては、何年も手に入らない事から、改善が求められますね)。

さて、商品を買ってみたら「定番」だったという方も、中にはいますが、無理をして「定番」を買って、身に着けることにより、浮いてしまっている方も、残念ながら結構見かけます。中身が「定番」になると、身に着ける「定番」も自然と向こうからやって来るものです。自分が、置かれた場所で「定番」になれるように、精進したいものですね。

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