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世界はまだまだ面白い!#80 二重価格

外国人観光客向けには、高いインバウンド価格を設定し、日本人向けには安い価格を設定するという「二重価格」が話題になっています。その昔、英語に不慣れな日本人向けに、「日本語メニュー」なるものが、海外では存在していましたが、「英語メニュー」と比較すると、何割か高かったのを覚えています。もちろん「英語メニュー」でオーダーはしますが、「不信感」は残りました。同様に、外国人観光客に「不信感」を抱かせることになるので、個人的には、賛成できません。レストランでは、当たり前ですが、「一物一価」であるべきで、国籍のよる差別(逆差別)は、「おもてなし」を標榜する日本人らしくありません。

訪日観光客が一番多いのは、韓国ですが、「ウォン安」の中で、日本に来訪してくれています。今の状況は「円安」ではなくて「ドル高」ですから、程度の差こそあれ、各国通貨は安くなっています。日本の報道は、極めてドメスティックなので、「円安」と毎日のようにニュースで煽っていますが、正確には「ドル高」です。

高い航空券代、宿泊代を払って、日本に観光に来てくれた外国人が、隣の席で、同じメニューを自分よりも高い価格を払って食べているのを見て、自分たちは、世界的に「貧乏」なんだから、安くて良いんだよと平気でいられますか?


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