ワクワクリベンジ読書のすすめ~『戦争と平和 エピローグ』トルストイ著~
第二部は、いわゆる「あとがき」なのだろうか。
トルストイの歴史哲学的な考え方が書かれているが、とても難しくて感想を形にすることはできない。
おそらくニコーレンカの最後の言葉「そうだ、ぼくは、お父さまでさえ喜んでくだされるようなことをきっとしてみせるぞ・・・・・・」(新潮文庫P553)で作品を終わらせる予定だったが、それだけではトルストイ自身の思いが消化できなかったのだろうか。
歴史に「if」はない。歴史は必然であり、その主人公は民衆である。そして人間は神の下で平等である。
そ