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復職→異動(本格復帰)1ヶ月を経て感じること

私は2023年10月末に休職をし、約4ヶ月後自分のいた部署を解体させ、先月また別部署で復職をして1ヶ月が経過した。

率直な今の気持ちを申し上げると・・・本当にこれが正解だったのか?!?!と思っている。

ゴールデンウィークも明けてなんとなく気分が落ち込みそうな時に暗い話題になりそうだが、「働く」ことについてもう少しこの場を借りて言語化させていただきたい。

新しい配属先は徒歩圏内、時短勤務からスタート

自分を苦しめた部署を自らの手で終わらせる復讐劇の主人公(?)のような働き方をした後の自分の席がなかなか決まらず不安でいっぱいになっていた。

社内立候補制度で異動して、そこで心身ともに崩れたから休職・・・って側から見たらかなり虫のいい話だ。こんな我儘を通してくれた会社には頭があがらない。
そんな中復職プログラムが終わった後に配属先を聞いて驚いた。
なんと!社会人●年目にして電車通勤から解放されることになったのだ!!

私は自らの意思で中学生時代から電車で通学をしており、電車を使った通勤・通学時間で最も短かった時は(ドアtoドアで)40分、最も長かった時は1時間20分であった。
通勤時間を睡眠や読書、SNS(noteも電車での移動中スマホで書いているものも多々あり)でうまく活用する術がようやく身についてきたのに・・・家を出て職場まで歩いてわずか17分😂
小学生もびっくりな近さである。
私が小学生の時に住んでいたマンションは小学校区の1番端だったため徒歩で20分以上かかっていた気がするので、もしかしたらこの移動距離は保育園くらいまで遡るかも・・?

その上、私が復職プログラム中に散々自分でも講師の方からも指摘があった「気力と体力に乖離がある」状況を理解していただいていた。
通常8時間勤務のところを、なんと!6時間勤務でスタートしよう!と提案してくれたのだ。(最初は4時間勤務と言われたが働いているのに休職期間よりも少ない給料になりそうだったため私から願い下げ)
本当にこんな上手い話があるのか?!と疑うくらい。

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いざ行ったら・・・組織の土台作りに奮闘している真っ只中の環境であった。
休職する時にいた部署の前の部署で多少やったことのある仕事だったため、少しばかりは覚えていることもあるけれど
私の経験値情報が古すぎるし、一緒に働く人に対してブランクがある私が教える立場にも簡単になれてしまったのだ。
復職をサポートしてくれないわけでもなかったが、どちらかといえば即戦力を求めているようにも伺えた。

1週目はとにかく体力を戻す
2週目は業務内容を覚える(思い出す)
3週目は人間関係の構築(1週目・2週目にやっていなかったわけではないが・・)
4週目は簡単な案件のリーダーポジションを経験
・・・ざっと振り返ると1週間単位で私にしては有り得ないくらいの成長をしたと思っている。

休職期間中「自分って何もできないな」と毎日50回くらいは唱えていたような気がする。
そんな私でもちょっとだけではあるものの、「役に立てているかもしれない・・!」と自信を取り戻すことができた。


久々に真面目に働いて感じたこと

2月からちょこちょこ働いていたけれど、今回の異動で「私、働いているなあ!」と心から感じることができた。
それでいて改めて実感したことをこの場で言語化させていただきたい。

■やはり「働く」ことは嫌いではない!

前部署に移動してから半年〜休職期間中は、仕事は好きではないどころか大嫌いで諸悪の根源だと強く思い込んでいた。
でもようやく社会復帰を果たして、誰かの何かのために自分の時間を割いて動くことができるのが嬉しくなった。
休職期間は迷惑をかけっぱなしだった私も、その人たちに直接恩返しはできないけれど、現職での仕事が何かにつながるかもしれない可能性を秘めているのは、働いているから感じることだ。
誰かのために動く仕事は楽しいし、そこまで悪いものではない。
もちろんギスギスしすぎない人間関係や労働条件のような職場環境が整っていることが大前提だ。

■労働の後の休日は格別!

毎日休日だとありがたさは全くわからなくなってしまう(笑)
メリハリもつかないし余計に塞ぎ込んでしまう時期もあった。

週5日規定時間は仕事に集中すると、仕事をしなくていい2日間は輝いて見える。特に休日の前日は気分が高揚する・・!
しかも今の職種は休日に仕事を持って帰ることがほとんどない(持ち帰りようがない)完全に1日リセットできることは素晴らしい。

前部署は土日休みで月曜日の朝7時までに1週間の報告をまとめなければいけなかったので日曜日はほぼ仕事のことを考えていた。それに比べると今は連休ではないものの、週に2回仕事をした後にスパッと休日モードに切り替えられるため、休日が格別に感じるようになった。
もっと忙しくなったら悠長なことを言ってられなくなるのかもしれないが😂

■自分で課題を持って解決しようと手足を動かすことは面白い!

休職期間は嫌でも自分との対話が増える。
自分の外のことに目を向けなくても良い状態が、ありがたいようで私にはそこそこ苦痛に感じる時期もあった。
抱えていることの解決が全て自分のためになり、人からの評価がない(依頼者・提案者・実行者が全て同一人物)ことで他責ができない状況から自分を追い込むしかなくなってしまう。

仕事は自分の行動で誰かの何かの解決につながるチャンスが多々ある。
失敗することもあるが、自己対話よりもなんだかスッキリした気持ちになるし、成功体験を積めたらもっと改善したい!と心から思う。

課題に対してああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら行動できる環境は職場以外なかなかないので面白い。どうしても家を買うとかだとじっくり検討はできるけれど、買うことに関してはそう何回も起こることではないため小さな達成感は得流ことができない。それに対して仕事は毎日何かしらの小さな変化があり、そこに一喜一憂できるのでやっていて楽しい。


「休職して良かったのか?」という問いに対しての考え

私が極端に恵まれているだけかもしれないけれど、1度離脱しても大丈夫なようになっているのかもしれない。
1番は、休職せざるを得ない状況まで追い込まれないことだけれども、万が一休職を悩む状況になってしまった方がいるとするなら休んでも大丈夫だよと声をかけたい。
「みんな同じこと言っていて信じられない!」とも思うだろう。私もそう思っていた。
100%休んでよかったとは言えないけど(同じ会社に復職したので浦島太郎状態が復職後2週間くらい続いてしまった)、休まなければよかったとは決して思わない
貴重な20代(?)終盤にどん底に落ちたことで、自分のキャパや得意分野・ストレス要因など傾向と対策を練ることができた。
また同じことが起こってしまうかもしれないけど、「生きてさえいれば、人生なんとかなる」と思わせてくれたのは大きい。

私も倒れずに走り続けていたらどうなっていたのだろうか(苦笑)
確かに、輝かしい(※自称)キャリアは音を立てて崩れた。
でも健康あってのキャリアだ。
「こんなことで休むなんて・・・」とか思ってはいけない。自分の味方は自分しかいないのだ。その1番の味方が突き放すような状況は一体どんな状況なのだろうか・・?自分が人を苦しめる犯罪をしたならまだしも、法に則っていたのであれば自分の素直な気持ちに耳を傾け実行してほしい。
ただ、金銭面がどうしてもネックになるので日々元気なうちに貯金はしておこう😂とも強く思った。


今だから話せる休職に至るまでの目安

個人的に考える休職のラインは以下の中から3つ以上当てはまった時だと考えている。
・平日休日問わず朝起きるのが辛くなった時(私は元々朝方だったから余計に・・)
・週3回、映画や漫画などのコンテンツに触れた以外で1日に2回以上涙が出てきた時
・考えがまとまらないことが1週間以上続いた時
・せっかくの休日が楽しいと思えなくなったことが5回続いた時
・友人などに仕事のことを話すだけで泣けてきた時
・「休職」というワードが2週間以上頭に浮かびっぱなしの時
・検索履歴の8割が休職関係になった時
・「やればできる、今は調子悪いだけ」と謎の文言を1週間で10回以上脳裏に浮かんだ時
・相手の話の5割も理解できない日が3日続いた時
・「まだ頑張れる・・・だけど動けない」という状態が1日に複数回起きた時

1個でも当てはまった場合にはすぐに心療内科・精神科の予約をしよう。
カウンセリングで精神的、採血で肉体的な深掘りを行い、2回目の診察くらいで診断書の話が出るかもしれない。

そして診断書が出たら、無駄に隠し持ったりせずにすぐに上司に差し出そう。
私は変なプライドですぐに診断書を出さなかったことが1番後悔している。
原本とコピーを複数枚持っておくと良いだろう。


復職後気をつけていること(自戒の意を込めて)

復職してから極度の気分の落ち込みと思われる事案は今のところ全くない。
なぜかを考えて見たら2つ理由があると思っている。

・モチベーションを「人」にしなくなった
自分が仕事として行なったことが誰かの手助けになればいいなとは思う。
けれど、「誰かのために頑張ろう」とは休職以前よりは思わなくなった。
「その人」が取引先・お客様のような社外の人を指せばまだマシなのかもしれないが、私の場合は社内に向きがちで本当になんというか・・・利用されてしまうだけだなということにようやく気づいた。
仮に社外の人であったとしても簡単に手のひらを返されてしまうわけだし、それこそ代わりはいくらでもいるし。
不確実性の高い世の中で自分ひとりの力ではコントロールできないものにモチベーションを持っていたことが危険だ。
いかに「自分にとってベストなパフォーマンスができるか」を突き詰めていけば、自然と誰かの手助けになっているので気負わなくなったのは成長ポイントだと自分では思っている。

・仕事終わりに自分の時間が作れるようになった
本日より時短勤務からフルタイム勤務(残業なし)に変わったのだが、いずれにせよ通勤時間の大幅な削減に伴い単純計算で1時間半くらいは時間に余裕ができた。
帰宅後すぐに寝てしまったことはなくはなかったけれど(笑)、本当にそのまま朝まで寝るほど疲れていないため、1時間くらいで目覚めて家事をしても2時間程度自分の時間が確保できている。
野球中継を見てしまって時間を溶かしてしまうこともあれば、休職期間中に学んだことのアウトプットや新たなインプットの時間にも充てられている。
残業したら・・?という懸念もあるけれど、今が余裕を持ちすぎているためなんとかできると信じたい😂


自戒の意を込めて・・・ということと、頻度は減ったものの揺り戻し防止のために定期的に通っている心療内科の先生からのアドバイスを述べると・・
・「まだできる」と思った段階で止める
最初の「まだできる」を超えるとエスカレートしがち。
この言葉はある意味活動終了の合図と考え、「まあ仕方ないけど今日はやめよう。もっと本当はできるけどね明日に備えて体力温存という術を持っているんだよ( ̄ー ̄ )」と思うようにしている。

・就寝前1時間はスマホを見ない
意外とこれが個人的にはハマっている(笑)
今日の良かったことと改善点・明日やることをメモに残す→金銭管理→本を読んで眠くなったら寝るのが気持ち良い。
移動時間や就寝前にLINEやメールを返していたけれど。移動時間がなくなったので、全て起床後に返すようになった。早く返さなきゃ!からある意味開き直ることで私にはプラスに働いている。


また1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後・・・と全然感想が変わってくるかもしれない。
その時はその時で自分なりのベストな選択肢を取っていきたい。

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