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【子育て】性教育2・まずはここから。「水着ゾーン」は死守すべし~人権週間だからこそ~#283

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、お子さんの性教育にお困りではありませんか?

「必要なのは分かるけど、何から始めていいのかわからない」そんな方も多いのではないでしょうか?あるいは「うちは小さいし、まだまだ」と。

ただ、「ある日突然やってくる」のが、お子さんの性に関する話です。その時に慌てないように、まずはこれだけ知っておいてほしい。今回は、そんな内容です。

1 男の子同士の「パンツ見え事件」


 私は小学校教師で、一年生を担任しています。先日の体育の着替え時、こんなことがありました。

後ろの席の男の子が、前の席の男の子に「〇〇のパンツ、見えた!」と言ったのです。ズボンからズボンに着替えるのですから、それは見えますよね。

それを恥ずかしく思った前の席の子が、後ろの席の子のズボンをずらしてパンツを見ようとした(ちょっとお尻も見えた)、という事件です。

これは絶対にNGですよね!

2  性教育、まずはここから「水着ゾーン」

先日、性教育について発信しました。

その中で、下記の本を紹介しました。

本書に、とってもわかりやすいお話があったので、引用します。

体には人に見せても、触らせてもいけない、自分だけの大切な場所がある(後略)(p94)

大人はこれを「プライベートゾーン」と言いますよね。ただ、「プライベート」と言っても、子どもには何のことだか具体的にイメージしづらい。

そこで、著者・のじまなみ氏は「水着ゾーン」という言葉で言い換えます。この表現、本当にうまい!

3 「水着ゾーン」を制する者は、性教育を制す

のじま氏は、こうも言っています。

「水着ゾーン」を制する者は性教育を制す(p94)

ここで、水着ゾーンの定義を紹介します。

【水着ゾーンの定義】
1 他人に見せても触らせてもいけない、自分だけの大切な場所
2 「口」と「水着を着て隠れている場所」を指す。
3 男の子も女の子も、口、旨、性器、おしり。
(番号tamamio/p95)

この定義は子どもに伝えなくても良いと思うのですが、特に1番は徹底して教えたい点です。「見せるのもダメ」「触るのもダメ」。もっと言うと、人前で話すのもダメ」。

「(前略)水着ゾーンの話を見たり聞いたりすることを嫌だなと思う人がいる。それなのに、人の気持ちを考えずに見せたり話したりするのは思いやりにかける行動」という意味です。(p100)

お年頃になると、仲間内でそういう話をすることもあると思います。仲間内でこそこそとするのは良いと思うのですが、やはり公の場所ではそういう話は控えさせたいですね。

4 水着ゾーンを守るのは、人権


教室では、当人同士にその話はしました。が、ぜひ全員に知っておいてもらいたい。時を改めて、「水着ゾーン」の話をしました。 

そしてまさに今は「人権週間」。水着ゾーンの話は人権教育です。

無理やり水着ゾーンを見られたり、見せられたり、触られたりするのは、立派な人権侵害です。子どもに「人権」を教えるのはなかなか難しいですが、こういった身近なことから教えられたことは、良かったと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

今回ご紹介した本は、本当に分かりやすく実践的ですので、ぜひ読んでみてください!

では、今日も素敵な一日を!



私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。