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【子育て】実はすごい「退屈」!〇〇の才能を鍛えます!~『自分の頭で考える子になる育て方』~#263

おはようございます、tamamioです(^^)子育て中の皆さん、お子さんが「退屈だ~」と訴える時があると思います。

そんな時、どうされていますか?実は、退屈は子どもにとって「ものすごく価値のある時間」なのです!

今回は、「退屈のものすごい価値」について発信します。

1 退屈は「地頭を鍛えるチャンス」である

先日、「時間」について発信をしました。「退屈すると、人は好奇心の赴くままに行動する」という、まぁ、当然といえば当然のことです(^^;

大人は退屈だと何かします。では、子どもは?実は「退屈」は、子どもが地頭を鍛えるチャンスになるのです!

それを教えてくれるのがこの本です、ドン!

ちなみに「地頭」とは、「教育で与えられたのではないその子本来の頭のよさ(p4)」と本書にあります。

もちろん「地頭」は、育て方によって高めることができます!その方法を教えてくれるのが本書、というわけです。

2 「地頭をよくする9つの力」の一つ→独立心

本書の副題は「地頭をよくする9つの力」です。9つの力のうちの一つが「独立心」です。

独立心を伸ばすための最初のステップが「子どもが遊んでいる時に一人で放っておく」ことだそうです。

一人でいられる子は創造的になる
子どもが遊んでいる時に一人で放っておくのは、独立心を養う最初のステップになる。子どもは一人でいることによって、自分の考えに没頭する。(中略)外部からの刺激がなく、一人で放っておかれると、次々にアイデアが浮かんでくるのだ。(p191)

これ「外部からの刺激がなく」というのがポイントです。なので、テレビやゲームは「一人遊び」には入らないのではないか、と私は思います。読書も、そうかもしれませんね。

3 退屈は「機知」の才能を鍛えるチャンス!

そして「一人遊び」の後に、「退屈」についての記述があります。・・・が、本書の引用をする前に、冒頭の質問に戻ります。

”お子さんが「退屈だ~」と訴える時があると思います。そんな時、どうされていますか?”

 この時「じゃぁ、〇〇しようか」と安易に提案するのはNGです。なぜか?その理由を引用します。

退屈は、子どもが機知の才能に目覚めるチャンスである。(p195)

「機知」とは、「人の意表をつくような,不意でかつ巧妙な新しい見方,ないしは考え方の転換をさす。 多くの場合,他の人たちに驚きや笑いを生じさせる。(コトバンク)」です。「ウイット」とか言う、あれです。

4 機知の才能を鍛えると、どうして良いのか?

退屈な時に「どうやったら楽しめるか」を、その場その場で考えられて「じゃぁ、こうしようか」と提案できる子はとても魅力的。そんな子の周りには、人が集まります。

いつでも人を集められるし、いざとなったら一人でも楽しめるので、「誰かに依存する」という必要はない。自分の選択で、自分の意思で行動できる、独立心をもった人間に育つ、というわけです。

いくつか、関連する箇所を引用します。

退屈こそ才能に目覚めるチャンス
ママやパパに「退屈だ!」と不平を言わない子どもはいないだろう。
(中略)自分を幸せにする方法を見出すのは子ども自身の仕事である。(p193)

これは誤解を与える表現なので、気をつけないといけません。「退屈こそ才能に目覚める・・・」とありますが、「機知の才能」なので、ご注意を。

子どもは自分自身を楽しませる方法や幸せな気分にさせるものを、自分で発見する必要がある。(中略)3歳か4歳の子どもが退屈だと言ったら、本当は、「私のすることを何か見つけて。自分で考えたくないの」と言っているのだ。(p195)

恐ろしい・・・。自分の人生も「消費者」感覚になってしまいますね。

5 中学生以上の「退屈」には要配慮!

では「退屈~」と訴えた時、どうすればよいか?それは残念ながら書かれていません。tamamio的には、「良かったね~!なんでも好きなことできるじゃん!」と肯定的にとらえさせるかな、と思います。

あともう一点。中学生以上の子が「退屈」と言う場合は、配慮が必要です。

年上の子ども(中学生以上)の場合、退屈さは何かのバランスを失っていることを示す兆候でもありうる。(p194)

この場合は、しっかりと話を聞いてあげて、必要なら専門機関に相談することも視野に入れたほうがよいそうです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!思いがけず、長い発信になってしまいました。実は2日かかっています。もうちょっと短時間で発信できたら・・・。

では、今日も素敵な一日を!ありがとうございました!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。