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休職1か月目にやったこと、感じたこと

2024年2月。
約15年間、新卒から勤めてきた仕事を休職することにした。

休職を選択した理由や経緯はこちらの記事で。

あれから一か月。
この一か月は、風のようにあっという間に過ぎていった。
けれど、とても長かった。

今もそれは変わらない。
毎日、一日の終わりには「もう」を感じるのに一か月の終わりには「まだ」を感じる日々を繰り返している。

そんな私の休職1か月目の記録。


休職して1か月目にやったこと

·在宅副業

年末から始めた在宅副業が2つほどあった。
ひとつはシナリオライターで、もうひとつはせどりの出品代行。
どちらも片手間の時間で小銭稼ぎのつもりで、やっていた。
しかし、休暇に入って違和感があった。

「これは今私が本当にやるべきことなのか」
「これが私の本当に時間ができてやりたかったことなのか」

疑問はありつつも引き受けた仕事。
きっと慣れてきたらもっと時間もかからないと信じて1か月間やっていた。

·人に会うこと

オンラインのコミュニティやリアルで人に会ったり、話をした。
時間もできたし、視野も広げたくて様々な予定を組み込んだ。
とにかくやりたい!と感じたことに何でも飛び込んでいった。

だって、休職中。時間がないわけがない。
そう思っていた。

そこで、感じたのはまたもや違和感。
「休職中なのに全然休めていない」
「仕事していた時より忙しくないか?」

その感覚は当然だった。休職してからの一か月間。
子どもを保育園に送った後、午前中は副業のシナリオ書き。
昼は人と会って、その後お迎えまでの時間と就寝前に出品代行。
そして土日も半日はイベントやセミナー参加。

明らかに、休職する前よりも動き回っていた。
全てはやりたいこと、好きなことではあったけれど余白なく時間を埋めて過ごしていた。

·二泊三日のひとり旅

ニ月末にひとりで二泊三日の旅へ。
その旅だけは、休職を決めた時に行くと決めて早々に予約していた。

そこで、ひとりになって私は気がついた。
この休職してからの1か月間の日々、私は休めていたのだろうか?


休職したけれど素直に休めなかった

·湧いてくる罪悪感と焦り

職場に申請して、許可を得てとった休暇。なのだけれど、私は休むことができなかった。
というよりも、休み方を知らなかったというほうが正確かもしれない。

今までだったら、休み!ってなったら帰省や旅行、おでかけをしておいしいものを食べて夜更かしして…
積読になった本を読んだり、次の日のことを気にせずお酒を飲んだり。
そして、「あぁ、もう明日から仕事か~」なーんて言っていた。

でも、それは職場のみんなも休みだし、社会全体がお休みモードだったから自分にも許すことができた。
でも、今の私は自分の仕事を他人に任せて、自己都合で自分だけが休んでいる状態。
私は出勤しないのだから、その時間を何とかして有意義にすごさなければいけない!という気持ちがあった。
何かを早く見つけたいという焦り。そして、罪悪感があった。

·職場外での人との繋がりの大切さ

そんな中で、この期間に職場以外の人たちと会えたりオンラインで話ができたこと。
そのことは私に大きな思考の変化をくれた。

罪悪感に押しつぶされそうになったり、この休暇申請をしたことが間違いだったのではないか?という問いが何度も自分の中に湧いていた。
その度に、自分の迷いを払拭してもらえた。

勤め人として、長い間働いていてスマホの連絡先も家族以外は仕事関係者が大半だった。
この一か月間、何度も職場の人や仕事の夢をみた。

それだけ長い間勤務してきたから当たり前。
それでも、私には職場以外にも相談できる人や応援してくれる人がいる。
そのことが私の大きな支えになった。

·休むことって難しい

そして、ひとり旅の時間が私をリセットしてくれた。
ひとりで大きなお風呂で深呼吸したときに、自分の呼吸がいつもより深くて、その呼吸の深さに自分で驚いた。

そんな自分に思わず、声をかけてしまった。
「ありがとう、いつもありがとう」って。

これまでがむしゃらに突き進んできた。
毎日頑張ることが当たり前。
というより、頑張っていることもわかっていなかった。

私は「休む」ことを、「自分を大切にする」ということをどうやってすればいいのか知らなかった。

今もそれは模索中。休むって、難しくて奥が深い。

休暇2か月目へ

自分だけが休んでずるい。
そんな風に、罪悪感を感じている自分を手放すことにした。

私は権利として休暇を申請し、許可されたから。
そして、休暇申請した自分をもう責めない。

自分にとっての心地よさや楽しさがどこにあるのか?
それを毎日、暗闇の中で手探りするように模索している毎日。

当初、戻る気はないと強気でスタートした休暇。
でも、実際に得た休暇の時間は未来が見えなくて、不安にかられた日々だった。

全てが自由になるという空白は、私にとって恐いものでした。

その恐怖を手あたり次第埋めて過ごした一か月。

ほんとうの私の旅は、まだまだはじまったばかり。

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