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ローカルガストロノミーイベント報告会と学び

ローカルガストロノミーイベントの報告と、参加者交流会のイベントを行い、学び多かったのでシェアします。

イベント概要

2020/11/20~22に秋田県でローカルガストロノミーをテーマにイベントを行い、その報告として2021/2/22に報告と交流会を行った。

イベントはこのような流れで行った。

・団体紹介(始まったきっかけ/団体理念/メンバー紹介/これまでの取り組み〜ゲストとの勉強会〜)

・ローカルガストロノミーイベントの紹介(1日目のローカルディナー/2日目のシンポジウム/3日目の味覚と発酵のワークショップ)

ローカルガストロノミーのイベントレポートも併せて載せるので、ぜひ読んでください。

・ブレイクアウトルームに分かれてディスカッション

・質疑応答と今後の告知

ルームで話したこと

4つのブレイクアウトルームに分かれて話したが、私がいたグループではヴィーガンを切り口に話をした。

メンバーは、環境のことを考えてヴィーガンの食生活に関心を寄せている学生たち。そして高山仁志シェフ、高崎丈さんに参加してもらった。

シェフに話してもらった価値観が、食を選ぶ時にむっちゃ大事だなと思った。

話の内容
・ヴィーガン
・肉を食べること
・意思を持って選択する

極論を述べてしまうから分断が起きる。ヴィーガンの人は環境に良いと語る一方で、肉を食べる人は環境に悪いアクションをしてると思われてしまう、ということが起きる。
未来を考えて、環境を配慮するために、牛や豚を食べる回数をなるべく減らしたり、ビーガンになる選択するのは良いこと。ただ、畜産業界を守りたい人もいるから、畜産業を守るためにお肉を食べるのも良いこと。畜産をする時に、電力を節約する工夫をしながら畜産をしている人たちもいる。他にも、和牛の文化を残すために和牛を買って食べるのも一つのいい選択。

また、肉食をやめれば良いとも限らない。みんなが肉食をやめて野菜を食べたら、土壌に問題が出てくるはず。だから肉食と菜食においてもバランスが大事。自分たちの欲求じゃなくて、常々世の中がこうなってるから自分はこういう選択をする、と選べたらバランスがいい。そういう哲学を持って食べ物を選ぶがことが大事。好きな物、おいしい物、どんな基準で選んで良い。その時に、それぞれが正義を持って選ぶこと。自分が正しいと思う正義だけを選んだら、分断が起きるから、全体を考えること。自分はこういう意思でものを選びます。って意思を持って買い物をすることが大事。だから、選ぶことに正解はない。チーズのこえの今野さんは「食卓には愛を、買い物には哲学を」と言ってて、ものを買うときに、「何を守りたいのか、大事にしたいのか?」を考えて選択することが大事。

また、最後に、シェフに「日本酒の天才」と呼ばれるジョーさんにも入ってもらった。ジョーさんは「冷たいお酒ってここ最近できたもので、そもそも日本酒ってあつい方が体にいい。日本には元々あっためて飲む文化があった。」と言ってて、熱燗の話興味深かった!

プロフィール紹介

高山シェフと高崎さんのリンクはこちら>>

高山仁志シェフ

高崎丈さん

ローカルガストロノミーイベント取材記事▷

【前編】ローカルガストロノミーから考える、「食の多様性」と「ウェルビーイング」とは?

【後編】ローカルガストロノミーから考える、「食の多様性」と「ウェルビーイング」とは?








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