玉 陸洋

玉 陸洋

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愛しき人

あぁ どれほどのときが 経っただろう 君と共に愛を育んだ あの時から。 君は 明るくて 愛しくて 僕にとって ほんとうに 天使そのものだった。 君と離れてから 少し時間が経ったね。 おそらく 君は君で 自身の人生を歩んでいるんだろうね。 でもね ともに過ごした、 ともに幸せを共有した あの天使は 確かに、未だ 僕の心のなかに 存在する。 僕は 永遠の旅人。 そして 人生という日記に 君との旅について こう記したんだ。 「天使に出会えた 僕は幸運だった。 またい

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    • 憧れの人

      僕はまだ若い。 若いとはどういうことだろう 可能性に満ちていることか 生きていくことの厳しさを知らないことか あるいは 夢を抱いていることなのか。 僕が若いのは 心のなかに 英雄がいるからだ。 その英雄像が 成長していく人格に 影響を及ぼすのだろう。 曹操が多くの才能を心から愛し カエサルが大衆から信頼された その姿すがたに 僕は憧れている。 聖人君子にはなれなくとも 青年が憧れる英雄になれなくとも 凡才は凡才なりに 粘り続け 亀のごとく歩むのみ。 志は高く、

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      • 母の愛

        これほど偉大なものは ほかにあるだろうか 人類を創りし 創造主のごとく 人間が住む この世にも 愛の泉は存在する。 社会の健全性は これが基盤にあるのではないか。 それは 特別に選ばれた者だけが有するのでなく 全ての女性に その権利、尊い義務が与えられている。 母の 女性の その愛が、 男を奮い立たせるのではないか。 平和なときは 人生の恵みとして 勝負の時は 勇気の源として。 眠っていてはならない 人生の目的を果たすために 地球人としての文明を創るために。

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        • 黄金の調べ

          この鐘の音が聴こえるか この高く、遠く、響き渡る この鐘の音を。 初めは気づかないかもしれない。 時が経つにつれ 響くのさ ふかくにも響くのさ。 下り坂と思えし潮流にあって どのような音色を感じ いかなる調べを奏でるか。 いかなる名曲にも 爽やかなとき 静かなとき 悲しみに包まれるとき 孤独を感じさせるとき 様々なメロディーが存在する。 しかしそれは 躍動感がほとばしるときまでの 序曲にしか過ぎない。 そのメロディーは 神のため 民のため そして音楽そのもののため。

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