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想像が広がっていく世界。

子どもが幼稚園に通っている時、クラス名簿は全てひらがなで書かれている。

小学1年生になっても、名簿はひらがな。

そして、小学3年生。
ついに名簿が漢字になった。

これが、めちゃくちゃ楽しい。

「この子の名前、想像してた字と違った!」

とか

「そのまま、ひらがなで書く名前なのか!」

とか

「ん?!?!よ、よめない!!!」

とか

新しい発見があり、結構盛り上がれるから不思議だ。

音の響きや漢字から名前の由来を想像する。
親御さんに直接話を聞いた訳じゃないので、勝手な想像なのだけれど。

私にとって、みんなの名前が書かれた名簿はワクワクする世界の1つだ。

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コロナ流行前、幼稚園のお誕生会で『親が子どもの名前の由来を、クラスみんなの前で話す』という、小心者には地獄のようなツラい制度があった。

ちなみに我が家は、3きょうだいの名付けに関して、漢字などはバラバラたけど共通して名前に以下のような願いを込めている。

人とのつながりを大切にできる優しい子になって欲しい。

あとは、子どもそれぞれに関するエピソードが追加される感じ。

我が子の名前の由来を言葉にするのは正直こっぱずかしいんだけど、お友達の名前の由来を聞けるという事は、とても興味深かった。

それまで単純にひらがなのみで認識していたお友達の名前が、急に意味を持つ。
音の響き、風景、情景、文字に込めた思い。
私の中に、それぞれの名前のイメージが湧いてきてすごく感動した。

どの名前も、全く同じエピソードは無くて、名前には親の思いがこもっているんだと
改めて感じられた。
みんなの名前を呼ぶのが、より楽しくて嬉しいものになった。

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我が家の子どもの名付けには、もう1つ
ちょっとしたルールがある。

名前の漢字(部首など)に『心』を入れるという事。

これを思い付いたとき、夫婦で

「良いじゃん!!良いよ!!これ!!」

と盛り上がった。(今となってはちょっぴり恥ずかしい。)

通称『心』しばり。これが意外と大変だけど楽しい。

我が家の他にも
「うちはきょうだい全員『○』(※ここでは伏せ字にしますが、素敵な一文字)が入った漢字を使ってるよ」
という人に出会い、感動した事もある。
バラバラだと思っていた名前の漢字に、本当にうまいこと『○』が隠れていたから
「うわ!!やられたーーー!!全く気付かなかった!不覚!!」
みたいな高揚感が今でも忘れられない。
『ウォー●ーをさがせ!』みたいな。(なんか違う)

他のお家の、ちょっとした秘密を教えてもらったような気がして、嬉しかった。

みんなの『名前の由来』は、知れば知る程
どんどん想像が広がっていく楽しい世界だ。

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さいごに

毎日きょうだい喧嘩をする子ども達へ。

うちの子全員の名前に『心』を入れたのは、

いつかみんなが大きくなって、バラバラの道を進んだとしても、困った時には助け合い、心をひとつに合わせて欲しいなぁ。


という、親のささやかな願い(?)みたいなものです。
今はみんなでくっついて楽しそうに遊んでは、喧嘩ばかりしてるからピンと来ないかもしれないけど。

いつか、きょうだいの名前のつながりについて、みんなで面白がってくれる日が来たら嬉しいな。

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