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ひそみ日記 ラム酒とビール

ほーりーさんからいただいた本を読むいちにち。

『食の実験場アメリカ』
さまざまなルーツをもつ人が集まりできたアメリカ料理。

興味深いのは「ラム酒をイギリスに輸出すると高い関税がかかる」ので「先住インディアンとの取引でラム酒を毛皮に変えて輸出」する。
その結果、先住インディアンは、アルコール依存症が増えて問題となった。
今度は、ラム酒を作るのをやめて、ビールやバーボンを作ることで高い関税逃れをするようになり「ラム酒を作ることや飲むこと」自体の意味が「反愛国行為」となる部分だ。
前章では「イギリスルーツのクックブック(料理本)」をわざわざ仕入れてイギリスの地に渡ったことがないイギリスルーツの人々がイギリス料理を作り始めていたが、本章では、「アメリカ」という国ができる中で「アメリカルーツ」を作り上げていく姿がみえる。

独立の道がごはんやお酒からも見えるの楽しいねえ。

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