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この戦争を誰も止めることはできない

悲しいことに、様々な方々の尽力にもかかわらず、ガザ地区の停戦合意は守られず、戦争は再開されてしまった。

おそらく歴史的経緯から言って、
国連も、
アメリカも、
イギリスも、
EC諸国も、
この戦争を止めることはできない。

イスラエル、ハマスの当事者同士も、
現実問題、
どうにも自分たちで止めることは叶わない。

江戸城無血開城のような、当事者同士の納得で解決することもない。一時的な「時代の流れ」ではなく、長い歴史・文化から発せられる問題だからだ。

いくら音楽フェスを襲撃しても、病院を爆撃しても、ハマスを壊滅させても、根本的な紛争解決に至ることはない。必ず、問題は「引き継がれる」。

唯一の解決方法は、「誰かが仲裁すること」。それは、中立的な第三者でなくてはならないと同時に、言うこと聞いてもらえないと困るので、発言力、リーダーシップ、そして悲しいかな強い軍事力が必要となるであろう。

例えで考えれば分かりやすい。
危ない武器を突きつけ、睨めあっている2人を、どう鎮めるか。話し合いでは解決しないことは分かっている。ならばどうするか?

極端な話、「停戦しなければあなたの国を滅ぼす」仲裁なら、抑止力にはなる。本当にそれが可能なら、どちらも飲まざるをえない。そこまでしなくても、外交的な立ち回りで、経済という「ちょっと怖くない武器」を使えば、もう少し穏便になる。

その解決の糸口となる中立国は、世界的影響力の強い首脳国G8の中にあるだろうか。
ユダヤ人口が多いアメリカ、
歴史的関与で「中立的な第三者」とは言えなくなったイギリス、ドイツ、
を除くと残りは、
フランス、カナダ、日本となる。
あるいは、インド、中国、オーストラリアなどなど。

だが、仲裁などどこの国がやるのだろうか。メリットはないかもしれないし、両国のどちらかから反撃やテロ攻撃される危険性がある。
だからこそ、この現実の地獄絵図はこれからも続いていく。言いたくはないが、放置すればさらにひどくなっていくだろう。

それで、我々日本に住んでいる人は傍観者的に見ていれば良いのだろうか、それとも積極的に解決の糸口を探すべきなのだろうか。

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