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脱ぎ捨てる

最近の個人的テーマ、それは「脱ぎ捨てる」だ。

と言っても、全裸で街中を走り回るわけじゃない。
そんなの誰も喜ばないのはわかってる。

脱ぎ捨てるのは、服ではなくて、

自分の武器だ。

ある程度キャリアを重ねてくると、得意なことだけで何とかなったり、既にある武器を使いこなすだけで上手くやれたりすることがある。新しいを拒み、それまでの拡大再生産で延命を図ろうとしてしまう。保守化して、手堅くなってしまうのだ。

新曲を書かなくなるような。
昔の曲だけでセットリストを組むような。

僕は「そうなりたくない」と願っているのだけど、

やべーぞ、このままだとそっちに傾くぞ、マズい、マズい・・・。

という感覚は強烈にある。
だから武器を脱ぎ捨てることにした。

『格闘技医学』という自分のつくった武器を置いて、
『パフォーマンス医学』という新しいジャンルに向かうことにした。

それがいいことかどうなのか、わからない。

そのジャッジは、受け取った人におまかせすることにして、

「次」にいかないと、創造力がもたない気がする。

ここで、あの言葉を想い出そうと思う。

『このままじゃ、このままだ』(糸井さん)

次のステージで、みんなに会いたい。


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