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令和2年論文 計算科目の自己採点を終えて

どうも、ダネフシ左衛門です。
CPAや大原の解答速報をもとに、論文の自己採点をしてみました。とはいえ、記述式の理論問題は採点基準が不明な以上、あくまで計算メインの自己採点です。
こういう分析は、正式な結果が出てからやった方が説得力があると思うのですが、記憶が新鮮な今のうちに言語化しておきたいと思ったのです。
誰かに役立てようというよりは、自分の勉強の振り返りがてら、一応共有するから読みたい人は読んでね、というスタンスです。


今年は論文が3か月延期したこともあり、自己採点が特に大事になっていると思います。なぜなら令和2年の論文は例年より3か月ほど遅い2月に合格発表になったのにもかかわらず、令和3年の論文は8月実施で変わらないため、仮に勉強を全くせずに不合格になったら6カ月しか勉強できないからです。
落ちる可能性が高い人は合格発表前から勉強をスタートしないと、一振じゃ済まず二振する可能性もあります。僕自身も例外ではありません。
なので僕は、11月論文後、勉強を続けるべきか否かの判断をするために、計算の数値は全て問題用紙にメモを取り、自己採点ができる体制を整えていました。ちなみに、時間がギリギリの租税法すら3分くらいかけて全部数字を転記しました。

以下、計算が絡む大問ごとに、自己採点結果と振り返りを書いていきます。

租税法 第2問

法人税19/30 所得4/15 消費10/15 合計 33/60

租税法第2問は、論文が延期になったことで母集団のレベルが一番上がった大問だと思われます。母集団のレベルの上昇を考えて、30点は取りたいと思っていたので、それは達成できました。ほぼコントレしか回転してなかったのですが、何とかなりました。

法人税は、捨てている論点と中小企業以外はかなり拾えたので良かったです。法人コントレ①②③のうち、1、2冊目の◎と〇だけガチガチに回転し、3冊は見もしませんでしたが、選択と集中による学習が功を奏した形です。欲を言えばもっと取れた気はしますが、そもそも法人税を効率重視で進めてたので、よしとします。

所得税は、今回は難しい回でした。4点でも耐えです。’あんなに所得コントレ回したのに」って感じですが、これは致し方ありません。

MVPの消費税は、仕入全切りの戦略で、仕入以外を完答。これは一番良かったところです。消費税の売上側は、集計を1箇所でもミスると数値がずれていくため、完璧に合わせられたのは大きかったです。
正直、仕入の分類まで対策している人は、「コスパ悪いことしてんなー」って思ってます。どうせどこかしら分類ミスるし、時間足りないし。仕入を完膚なきまでに全切りして、僕みたいに売上側のスペシャリストになれば、アドバンテージを得ることができる科目だと思います。とはいえ、難易度は年によって異なるので、報われない年もあります。令和元年のボーダーは1点ですw
今年に関しては、消費コントレの知識だけで完封できる回だったので、今年は報われる回でしたね。ラッキー💪

会計学第1問

1-1 部門別計算  11/12 

1-2 総合原価計算 5/7(別解が認められば7) 

(※配点が不明なので問題数でカウントしてます。以下同じ)

第1問に関しては、管理コントレ勢が報われる回でした。管理コントレと論文模試と論文過去問だけやってましたが、いい感じでした。
平易なため、高レベルな競争が予想されるため、多少のミスは許されても、連鎖的なミスは許されない問題でした。1-2の非度外視法で端数処理を誤り、CPAの別解の数値になりました。「本解の数値を出せていれば」ってこと以外は何も問題がない結果となりました。
どれだけ跳ねられるかは、理論に依存しています。1-2では仕損品は書けたのに、作業くずは書けませんでした。そういうところだぞ!

会計学第2問

2-1 1/11 

2-2 5/9

かなり難しい回で、かなり多くの受験生が苦しんだと思います。僕も2-1は死にました。会計学第2問は得意だと思っており模試では稼げることが多かったのですが、推定が含まれると詰みがちですね。
管理コントレの知識は、ほぼ役に立ちませんでした。管理コントレは第1問に対応している原価計算の3冊を中心にやった方がいいかもですね。全6冊を均一に回し過ぎた僕は、オーバーワークでした。
あたった回が悪かったとしか言いようがありません(僕は、典型的な問題なら第2問は強いです)

会計学第3問 

個別CF計算書 9/9  ソフトウェア4/9

個キャは過去問ゲーと言うか、財務コントレゲーと言うか、ガチガチに対策していれば、満点当たり前でした。でも、解いてるときは「これは連鎖的にミスったら死ぬな」と思いながら慎重に計算していて、キャッシュフローと期首と期末の現金の差額が、ぴったり一致したので、気持ちよく検算も不要で次に進めました。

ソフトウェアの出題は予想外。第4問の出題を想定してテキスト例題と短答過去問はたまーに回してました。なので、全く太刀打ちできないわけではなく、誰も取れない⑨以外のうち、半分は取れました。もっと時間をかけていれば+1問はできたかもしれませんが、時間の戦略上、粘らず他の問題に時間をあてました。個キャ満点確信の心理的余裕もありましたし。


第4問 3/3
投資有価証券をその他有価証券で書きましたが、予備校講師いわく×にはならないというのを信じています。第4問の計算は意外と配点が高いらしいので、落とせないので、失点はなさそうで良かったです。


第5問 穴埋め14/20 B/S 13/20
今回の連結は、会社が5つ(P、A、B、C、D)出てきました。集計はだるいですが、完答は難しくても、部分点を取る分には平易な印象です。案の定、在外子会社が出てきたので合わせました。連結除外全切りニキでしたが、自分の持ってる少ない知識で出せる箇所を合わせるスタンスは貫けたので、良かったです。


経営学 第2問

19/25

去年が平易だったのに対し、今年は難しかったですね。2-1マルチファクターは2ミス、2-4のEOQとかのやつは4ミスでした。
「経営学第2問は8、9割取れて当然、誰にも負けたくない💪」と思ってやってきました。新試験以降の全ての過去問解きましたし、CPAの問題集10周近くしました。
個人的には悔しいですが、落としてはいけない問題を落とさなかったのは誇って良いと思います。あたった回が悪かった。

計算科目全体

計算は上記の合計185箇所中117箇所正解できており、正解率60%(約63.2%)を超えています。
総じて、落としてはいけない問題はほぼ落としておらず、どんなに難しくて分からなくても白紙は避け、適当に埋めた数値が当たったり(会計学第1問-1で分からない3箇所に0を3つかいたら2つ当たった。 第2問‐1 5%がまぐれ当たり)したのも自分としてはよくやれたのかな、と思います。

理論の採点が不透明な部分が多い以上、「絶対、受かったぜ💪」とは言えませんが、2月の合格発表まで勉強をしない決断をするに足る自己採点だったと自負しています。

オールダネト「次は君だ!」

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