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論文式試験の成績通知表の自己分析

おはおはです!ダネフーシです!
令和2年公認会計士試験に合格しまして、先ほど合格証書と成績通知表が届きました。

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全科目、偏差値56を超えており、文句なしの合格でした!!
短答&論文一発合格で、我ながら理想的すぎる会計士受験生活でした。

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2桁合格はできませんでしたが、1日4,5時間の勉強で効率よく全科目余裕を残して合格できたので、満足しています。

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イキりはこれくらいにして、各大問の偏差値と自分なりの分析をしてきたいと思います。ちなみに偏差値は小数点第2位を四捨五入して出しています。
なお、素点や採点前答案の開示請求は行わないため、自己採点や主観に基づく分析になっておりますのでご了承ください。


会計学第1問 偏差値60.5
計算自己採点 16/19(CPAの別解が認められれば18/19)

第1問は計算のミスを最小限に留めることができ、典型的な理論も書けました。なので、この偏差値は妥当かなという感じです。
計算問題が平易だったので、さらに高い偏差値を出すには、理論の高い精度が必要だと感じました。第1問は例年、原価計算分野から出るのですが、第2問と比較して努力が報われやすいので、得点源にするのがオススメです。

会計学第2問 偏差値53.6
計算自己採点 6/20
個人的には、第1問よりも第2問が得意だと思っていたのですが、今回は現場対応の問題が出題され苦戦し、守りの大問になってしまいました。
絶対に落とせないトップダウンの用語は書けて、論述の方向性も合わせられました。他の理論は、それっぽいことを書いたのですが、おそらく全然点が来てないと思われます。
思ったより母集団のレベル高かったな、というのが本音です。そんな中、絶対に落とせない問題をいかに守り切るがカギですね。

会計学第3問 偏差値61.2
計算自己採点 9/9 4/9
個別CFを完答&ソフトウェアの理論をしっかり書けたこともあり、攻めの大問にできました。第3問は計算ゲーで、おそらく1問3点とかなので、連鎖的なミスは命取りですね。例年高いレベルの争いになるため、計算ミスで死ぬリスクが高い大問です。

会計学第4問 偏差値53.9
計算自己採点 3/3
思ってたより耐えてたな、という印象です。典型的なところは書けていたので、C論点D論点の問題が作文大会になっても、52は超えるのだと思いました。A論点B論点を守り切る+余力で細かい知識を詰め込んで跳ねに行くのがセオリーですね。
財務会計の理論はかなり力を入れたのですが、今回のように予想外の自己金融機能の説明問題とかが出されると、出題傾向を分析して、出そうな論点のみを対策していた僕には分が悪かったです。書く練習をしないにせよ、余力でC論点D論点を趣味感覚で読むだけでも、結果は変わってたのかなと思います。

会計学第5問 偏差値55.6
自己採点 14/20 13/20
例年より平易な出題だったので、計算で7割弱取れた割には、思ったより取れてなかったです。理論をそこそこ書けた感触があったので、もっと行けたと思ってたんですけど、おそらく採点は厳しい感じですね。
コントレ信者として声を大にして申し上げますが、コントレの構造論点の冊子をグルグル回していれば52超えることは間違いないです。

監査論第1問 偏差値57.5

典型問題はしっかり書けていたので、守れたのだと思います。エンロンは3つ中2つは方向性合わせられたので、それで科目合格レベルに乗った感じですね。

監査論は短答で50点しか取れず苦手意識があったのですが、論文期からはCPAの単科を受講し、本番で足を引っ張らない科目にすることができました。松本先生ありがとうごダネます!

監査論第2問 偏差値55.5

減損を指摘できたこともあり、かなり跳ねると予想していたのですが、そこそこに留まりました。全体的に見て模範解答と照らし合わせて、けっこうイケてる答案を書けたつもりではいたのですが、よく分かりませんね。
とにかく困ったら、評価の妥当性を指摘しとけば何とかなるとは思います。

企業法第1問 偏差値66.1
全大問の中で一番偏差値が高かったです!意外過ぎます!

ちなみに大原公開模試②で、企業法は足切りでした(笑)
第1問の偏差値はなんと32.8でした。。。

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(↑ 大原公開模試②の大問別の成績表です。)

企業法は、出る論点によって、偏差値が30台から60台に変動する恐ろしい科目だと思いました。
幸い、クレアールの教材だけで、ガチガチに書ける大問だったので、救われました。ちなみに、みんなが苦戦した1-2を、赤子の手をひねるような感覚で書けました。
余計なことも書いた気がするんですが、書くべき要素は盛り込めましたし、ガチガチな論理で書けたので、それが評価されたのだと思います。

企業法第2問 偏差値47.5
唯一52を下回った大問になります。2-2はクレアールの教材にほぼ同じ問題があったので、しっかり書けました。
2-1は会社法305条のみを使って、丁寧に問題提起→規範定立→あてはめ→結論の流れでそれっぽく書いただけです。論理的に書いておけば点来るというのは聞いていましたが、さすがにダメだったようです。出題者の意図を無視しているわけで、そりゃ評価されないだろうという話です。他の受験生は初見なりに、格闘して部分点を得たのだと思います。
ただ、何も書かずに爆死するよりは、はるかにマシなので良しとします。困ったら、それっぽく論理構成を意識して書いときましょう♪


租税法第1問 偏差値53.9
自己採点は良くなかったのですが、思ったより取れてました。
全く分からなくても白紙は避けて、法人税法第22条らへんの条文でゴリ押すなどして、部分点を狙っていました。
租税法は理論と計算の比率が4:6で計算の方が1.5倍大事なので、計算を頑張りましょう。死ななければオーケーです。

租税法第2問 偏差値61.5
計算自己採点 33/60(19/30+4/15+10/15)
法人税6割死守&消費税仕入以外満点だったので、きちんと跳ねてくれました。感覚通りの成績ですね。
法人税はC論点全切り、消費税は仕入全切り推奨です。キモい論点切りまくりでも60くらいは狙えることを実感しました。ぶっちゃけ、それで十分ですよ!

経営学第1問 偏差値60.9
埋没問題を完答できるLEC勢じゃないにしては、かなり取れたと思います。
CPA会計学院の講師が言っていた、落としてはいけない問題は全て取れました。それっぽく書いた連結ピンの作図は部分点が入ったと思いますし、初見の論述問題は完全にでたらめな作文大会でしたが、かすったことは書けたので、その加点もあると思います。0.5点でも良いから部分点をもぎ取る意識大事ですね!

経営学第2問 偏差値57.5
自己採点 19/25
例年通りの傾向の2-2と2-3は完答で、イレギュラーな2-1と2-4は部分点を拾えました。
新試験以降の過去問はほぼ全部数回やってましたし、今回のように出題傾向を無視したイレギュラーなことがあっても、56は超えて当然という感じです。
管理会計の論点であるEOQが急に出されて、はぁ?って感じなんですが、まあ良いでしょう。


以上が各大問の分析になります。主観的な分析でしたので、ちゃんと開示請求した人の分析を参考にしてください。


会計士試験関連のnoteは、もう出さないと思います。
資格試験を効率よく受かるマンを卒業して、実務の世界に羽ばたきます。
今まで読んでくださって、ありがとうございました。


これから合格を目指して勉強する方の幸運を祈ります。

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バナフシ!!!


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