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仲間へ届けるべき言葉

「誰かのいいところを言語化できて、伝えられて、やる気スイッチを押せるたくとさんは本当にすごいと思います。長岡メンバーがあんなにたくとさんと一緒に仕事したいと思う気持ちがめちゃくちゃよくわかりました!今日は大役おつかれさまでしたー!」

 という心躍る言葉を東京工業大学で司会進行を務めた際にいただいたので、今回は人と人との関わりに欠かせないポジティブコミュニケーション、「いいところを言語化」「相手への伝達」そして「やる気スイッチ」について記載したいと思う。

 一つ目のポイントは、いいところの言語化。誰もがユニークな強みや魅力を持っているからこそ、それを見つけ出すことが大切だと自分は信じて疑わない。

 例えば「メッセージに絵文字を使って、コミュニケーションを円滑にしてくれる」「いつも明るい声で打ち合わせの雰囲気を明るくしてくれる」「返信をスタンプではなく、丁寧なテキストで届けてくれる」といった風に、何かポジティブなところを見つけるところから全てはスタート。

 ここで大事なポイントは、相手からすると当たり前かもしれないことや、そんなことにわざわざ言及しなくてもいいんじゃない?というぐらい小さなことも漏らさずにキャッチすること。

 二つ目のポイントは、相手への伝達。相手の素敵な部分を見つけ出すことができたとしても、それを自分が認識しているだけでは価値は半減。だからこそ、相手に言葉にして伝えることが大切だと自分は信じて疑わない。

 ここで欠かせない心構えは恥じらいを捨て、勇気をもって行動すること。相手のことを褒めるのは意外と勇気がいる。それこそ思春期の告白ほど心の壁を感じるほどに。ただ告白と違って良いところは、褒められて嫌な気持ちになる人はいない、という心構えを持てるところなので、躊躇をせず発していこう。

 加え、いつ言うべきか?理想はもちろん、相手がそのポジティブな行動を取った直後。どこで言うべきか?理想はもちろん、相手とオフラインでご一緒している時。けれどもこれはオンラインが当たり前になった今日では訪れないことが増えたので、テキストメッセージでも言葉を伝えることを忘れずに。

 三つ目のポイントは、やる気スイッチ。残念ながらこのスイッチはどこにあるかは分からない。自分が押したつもりでも、その押し具合や弱かったり、また相手にとっては別の場所にスイッチがあったりするもの。

 だからこそ、ここで大事な心構えは一喜一憂しないこと。この言葉、相手に響かなかったんじゃないか。変な風に思われたんじゃないか。なんて風には考えずにただ相手の良いところを見つけたら褒める、ということを習慣にすること。

 そうすることで、いつかどこかでスイッチに当たる確率が当たっていく。思春期の心臓が爆発しそうな一世一代の告白ではなく、朝のオハヨウの挨拶をするようなイメージで。最初は相手にとっては何の価値もないかもしれないけれども、何度も重ねてポジティブに挨拶していくと関係が改善していくようなもの。

 相手の良いところを見つけていこう。見つけたところは言葉にして相手に届けていこう。そしてそれは一度きりではなく習慣として重ねていこう。ポジティブなチームを作られたい皆様の一助となりますように。

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