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全て自分でやり切る覚悟

 プロボノ(ボランティア)でチームを組むと、プロジェクトには予想外の困難がしばしば起こるもの。北国の方と言葉を交わした際に出てきた代表的なトラブルをメモしておこう。

 一つ目のトラブルは、協力者が集まらないこと。プロジェクトを始めた時は、「やります!」「協力します!」「ぜひ参加させてください!」と前向きだったメンバーが、具体的なタスクに移ると、なぜか手を挙げてくれないことが起こり得る。

 例えば、青ミカンを使った化粧水プロジェクトに10名が参加表明するも、「じゃあ次は青ミカン農家さんに話をしに行こう!」と呼びかけると誰からもお返事がなく既読スルーされることが多い、といった状況。

 二つ目のトラブルは、手を挙げたメンバーが途中で姿を消すこと。「このタスク、任せてください!」「私がやっておきます!」と立候補したメンバーが、なぜか途中で突然と消えてしまうことが起こり得る。

 例えば、「青ミカン化粧水のフライヤー、私が作っておきますね!」と勢いよく立候補をしてくれたものの、一週間、二週間が経過しても進展の連絡がなく、メッセージすら既読にならない、といった状況。

 三つ目のトラブルは、挙手したメンバーが新たな火種を引き起こすこと。二つ目の例と同様にタスクを引き受けたものの、プロジェクトが始まるとメンバーが暴走してしまうことがが起こり得る。

 例えば、「フライヤーを印刷して関係者に送付しておきました!」と一見すると素晴らしく見えるものの、そもそもデザインの推敲や送り先のチェックが抜けており、それが逆にトラブルを引き起こす状況。

 プロボノチームにはたくさんのトラブルが付きもの。だからこそリーダーは仲間に対する期待値をゼロにして、誰も動かなくとも、途中で消えてしまっても、変な方向に行ってしまったとしても、自分で全てを巻き取りやり切る覚悟を持って進んでいこう。

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