見出し画像

期待する結果を呼ぶSNS運用

「事業開発でちょっと聞きたいことがあったので、SNSでアンケートを投げてみたんですが、反応がないんです」というメッセージを受け取ることに。原因調査に向けその御方のアカウントを確認してみると、お誕生日のお祝いメッセージがただ並んでいる状況で悲しい気持ちにならざるを得なかった。

 凍てついたアカウントを突然動かしても、期待するような反応は得られにくい。というわけで今回は、新規事業開発含めSNSから結果を生み出す基本的な原則を三つ紹介したい。

 一つ目の原則は定期的な投稿。毎日投稿する必要はもちろんないけれども、一週間や一カ月に一度の定期的な投稿は欠かせない。あなたが相手を覚えていても、相手が同じようにあなたを覚えているとは限らない。

 例えば中本は和歌山の有田ミカンと共に育った身だけれども、それもきっと繰り返し投稿しなければ、皆の記憶から見事に消え去っていくのと同じこと。

 二つ目の原則は相手にとって価値ある投稿。対価を支払ってまで閲覧したいと思われるコンテンツを準備する必要はないけれども、誰も見たいと思わない内容を投稿し続けては相手の興味関心からあなたの存在は少しずつ消え去っていく。

 例えば毎日ご飯の写真だけを投稿し続けては、ご飯が大好きな○○さんだなぁ、ぐらいの薄い記憶になってしまう。福岡県内の二郎系を解説するぐらい尖っていればまだしも、ただの料理写真を繰り返しては関心は下がっていくのと同じこと。

 三つ目の原則はDMの活用。定期的に有意義な投稿を欠かしたとしても、SNSアルゴリズムの関係で自分たちの投稿は繋がっている全ての人に見えてはいない。だからこそ本当に依頼したい内容はDMで相談することが欠かせない。

 例えば今回のケースではアンケートを取ろうとしていたアイデアのペルソナに合致しそうな方にDMを送付し、背景を説明し「3分だけお時間ください!」とお願いすることが重要。

 SNSに投稿すればみんなが力を貸してくれるかというと、残念ながらそうは問屋が卸さない。定期的に発信し、相手にとって価値ある情報を掲載し、そして本当に相手にサポートを求めるのであればDMをする。この三つの基本を押さえた上でアイデアをカタチにしこう。All Action!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?