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審査員には負けないで

「ピッチで審査員にボコボコにされちゃいました…。このアイデアを諦めるべきでしょうか…」という凹んだ声を耳にしたので、本日は審査員コメントに一喜一憂しないように、というメッセージを届けたい。

 どうして審査員コメントを深刻に捉えなくて良いのか。その一つ目の理由は、審査員があなたのアイデアに関する専門家であるとは限らないから。

 例えば、あなたが新しいスイーツとして揚げミカン饅頭を考案してピッチをしたとする。けれども審査員が果物や飲食に関する専門的な知識を持っていなければ何が起こるだろう?きっと想像の世界だけで評価がされてしまうだろう。

  どうして審査員コメントに落ち込む必要はないのか。その二つ目の理由は、審査員があなたのアイデアの顧客ではない可能性が高いから。

 例えば審査員がミカンとスイーツの専門家であったとしても、あなたの提案する揚げミカン饅頭の顧客でなかったとすれば何が起こるだろう?カロリー高そうだし、世は健康に傾いてるし、誰がこんなものを買うんだろうと無意識のうちにバイアスが入り込む。

 どうして審査員コメントで志を挫かれる必要はないのか。その三つ目の理由は、審査員がチェックしたのは現時点のアイデアに過ぎないから。

 例えばピッチ時点の揚げミカン饅頭は、その業界の専門家から見ても、また顧客からしても求めるものではないかもしれない。けれども、そこから改善を重ね揚げミカンアイスへと進化を遂げ大成功を収める可能性だって無限にある。

 審査員のコメントは重要だけれども、それに一喜一憂する必要はどこにもない。専門性を深め、顧客の声に耳を傾け、未来はもっと良くなると信じアイデアをカタチにしていこう。


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