takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & b…

takuro yamashita

『nariwai / tatazumaiizumai director & buyer』 お店の詳細はこちらをご覧ください! https://linktr.ee/nariwai_japan

最近の記事

寡黙な鞄のその後

少し前にご案内したこちらの鞄。 ありがたいことに完売御礼。 しかしながらその後にも『アレはないのか?』というお声をいただき ブランドサイドに問い合わせた所、私自身も使っている size Mのブラックが少しあるとのことである分を確保しました。 もしお探しだった方や お問い合わせいただいていた皆様はこの機会にぜひ。 さて、今回はその私物のバッグの経年(一ヶ月半くらい?)のレポートをしようかと思います。 Morphée(モルフェ)が使用しているゴートスキンは独特で 本来は

    • Washd linen Relux Tee/BATONER for nariwai exclusive

      暑すぎる夏を乗り切るにはどうしたらいいのだろう? とにかく心地よく涼しくなりたいという欲求とは裏腹に ちゃんと洋服というかファッションも楽しみたいという複雑に入り組んだ感情が生まれる。 そんな気持ちをそっと諭すように提案した前回の別注品であるリネン100のバスクカットソー。 とてもありがたいことに夏が来る前に早々に完売御礼。 もちろん、あれで十分すぎるほど涼しいのだが、、 少しばかり番外編というか コレがあったら、もちろんコレも欲しいよねというようなものを 同時に制

      • これじゃなくてもいいのかもしれないけど

        そろそろ、夏になる。 毎年の如くだが、半袖シャツの仕入はtatazumaiizimaiとしては無い。 要するに個人的には着ないから仕入れないわけだ。 ただ、その分の露出をどうしようかと足し引きすると ショーツは結構履く。 袖が長い分、ショーツは短めが好きだったりする。 長袖のリラックス感のあるシャツに短めのショーツのスタイルは どことなく70年代のサーフ感を感じて好き。 靴もスニーカーやサンダルで下半身はとことんカジュアル。 そして、そこに綺麗なシャツを合わせるの

        • ばらばらシャツ

          夏が近づくと妙にチェック柄が好きになる。 特に大柄な少し色がはっきりとした物。 多分、気分的にも開放的になってくるからね、なんかそういうノリみたいなのが良いのだろう。 ただチェックって妙に選ぶのが難しい。 細かくみていくと様々なニュアンスがあって選び始めたら無限大すぎて 頭がこんがらがってくる。 ここだけの話、チェック柄は完全に感覚で選ぶべきだ。 多分、いろんな選び方があるから理屈で考えて言語化できる人が何かを言っていたらきっとそれが正しいのかもしれないけど 私

        寡黙な鞄のその後

          ″気持ちが良い″ Teeシャツ

          少し考えてみた。 単純に『肌あたりが良い気持ちが良いと思えるだけ』のものを着たとする。 自分はそれを着て触り心地では 気持ちが良いと思うかもしれないけれど 精神面ではどうだろうか? 多分、すごい嫌な気持ちになっているかもしれない。 だって、それしかなくて他は納得してないから。 そう考えると、想像以上に自分にとって精神面的な側面も含め両方とも『気持ちが良い』と思えることはとても大事なことなんだと思う。 仮に、少しくらい着心地が悪くても 精神面で『気持ちが良い』と思えた

          ″気持ちが良い″ Teeシャツ

          妙々たるシャツ

          魅力というものは全て伝わるということはないとつくづく思う。 自分も含めだけれど、いかに表面的な部分でしか物事を見ていないのかと 落胆することがある。 無意識とはいえ、そのような隙がないようにと注意を払うが大概にして 注視した時ではない瞬間にそんなことは起こりうる。 勝手に自分で作り上げた価値観が邪魔して、本質的に良いものを見ることができなくなる瞬間があることに気がついた。 それ故に、いろんなことに距離を置こうと 極力横殴りな要らない情報は入らないようにと整理している。

          妙々たるシャツ

          静かに寄り添う。

          良い洋服の条件は何かと聞かれた時 様々な要素があると理解した上で、具体的にあげるとしたら 『静かに寄り添う服』は良い洋服だなと思う。 それが語り口が多い服でも、物静かな服でも結果的には 生活の中で慣れていき、当たり前になった時に初めて真価が問われる気がしています。 今回ご案内するスラックスを制作するブランドは その部分では秀でたブランドではないかと思います。 目立つ事や、わかりやすい事ではなく、ただリアリティと 満足感の両立を図る。 そんなバランス感覚を感じてなりませ

          静かに寄り添う。

          寡黙な鞄は何を語る。

          私自身の考え方として『直感』はとても大切な感性だと感じている。 提案するものが『好き』であるか否かは、この『直感』が大切なポイントになってくる。 単純なようだけど、この部分を大切にしながら常に意識することは とても難しいし神経を使う。 考えてもダメだし、考えすぎなくてもダメ。 ある意味でのフラットな状態を意図的にどう生み出すか。 みたいなことが重要だと勝手に思っていたりする。 伝わるかわからないけれど、ラジオを常に聞き流していて 聞いているのだけど聞いてないくらい

          寡黙な鞄は何を語る。

          満たされる感覚がある服2

          さて、前回の続き。 前回の分を読んでない方は、ひとまずお読みになってからで、、、 冒頭部分は省略して、早速。 様々な着こなしが楽しめるシャツというのはこういうことなのかもしれない。 『合わせやすい』や『着やすい』という服には 感情の起伏が起こりづらい。 これはメリットでもありデメリットでもあると思っています。 本来の着こなしの楽しさは『ある程度のハードル』があるべきだと思うのです。(というか、そういう部分を楽しんでいたはずなんです、最初は) もちろん着こなしは人そ

          満たされる感覚がある服2

          満たされる感覚がある服

          『着やすさ』や『プロセス』 服選ぶ基準や考えに様々な選択肢があり そしてそれらを取り囲む環境も知識も ある意味で極端な大差がなくなってきた感覚が自分にはある。 特にここ数年は、私自身も『満たされる』感覚に飢えている。 いや、違う。 それらが『当たり前』のようになり、ありがたみを感じれていない。 どちらかと言えば、そんな感じだ。 どこかで感動に鈍くなっているというか、慣れてしまった。 それほどに良いものに触れることができていること自体は嬉しい悲鳴だが なんだかモヤモ

          満たされる感覚がある服

          本物とは何か

          正直な所、説明することが難しい。 結論から言えばそうなる。 自分が提案するもの、そして事。 これらに嘘がないようにと注意を払っているつもりだ。 それは今までもそうだし、これからも変わらない。 それはモノや事だけではなく、人もだ。 信用できる人と一緒に違う景色を見たいと常に思っている。 疑い深く見ているわけではなく、単純にそこに曇るような景色が無いようにと思っている。 ただもちろん、それは互いにだと思う。 それを踏まえて、言いたい。 これこそ、本物だと。 正

          本物とは何か

          とろっと、ゆるっと、さらっと

          暖かな日差しを浴びると、どことなく開放的な気持ちになってくる。 その気持ちと同じように着る服も開放的になってくる。 心地よい春風を纏うように、ゆるっとしたスタイリングがしたくなる。 少し早いような気もするのだけど、どう考えたって快適だと思うから これは提案せずにはいられない。 とろりと溶けるような滑らかさと、さらさらとした着心地 そして、ゆるっとしたバランス感。 これは一回袖を通したら抜け出せる自信がない。 最高にリラックスで、ラグジュアリーなセットピースをご紹介

          とろっと、ゆるっと、さらっと

          来たね、春。

          ここ数日。 山形でも暖かい日が続いてる。 私: 、、、来たよね?春でいいんだよね? 私: もう雪とかさ、降らないよね? 私: タイヤ交換しちゃうよ?いいね?? 神: たぶん、春だから大丈夫 私:よし! てな具合に春が来たような気がします(適当) 暖かくなったのはいいのですが、そうなると ぼーっとしたくなって、仕事が滞る気がします。 常に自分に喝を入れながら、店頭で黙々と作業をしていますが 少し気を抜くと窓をぼーっと見ています。 春ですね。(※小春日和につき

          来たね、春。

          ベージュの和紙ニットが着たくてさ

          やさしい人でありたいと思う。 なんに関してもなのだけど、そういうふうに年々思うようになった 多分、年を重ねることで年々人相が悪くなってる(怪しくなっておる) のが九割型の原因。 元々、あまり愛嬌のある顔ではない私が、加齢と共になんか髭もあるし 地黒で黒めだしで客観的に写真で見ていても あまり一緒に居たいタイプの人ではないなと強く思うから なんとなく、色合いくらいは優しそうな方がいいのかなと思って 春は『ベージュ系』がある意味でのキーカラーだった。 先日のこのジャケット

          ベージュの和紙ニットが着たくてさ

          スタンダードを考える。

          nariwai、そしてtatazumaiizumaiの買い付けを行なっていく中で 少しだけ気が付いたことがある。 自分の中での『スタンダード』の定義が少しだけ世の中とずれているかもしれない。 めちゃくちゃ今更な気がするけど、、、 そもそも、誰もが良いとするものが『スタンダード』というものなのかもしれないが、そんなものは存在しないと思うので その言葉自体に疑問を持っているが、そんなことを言ったら書く意味も なくなってしまうので心の中にそっと留めておく(noteは基本的に心

          スタンダードを考える。

          狭間の正解

          三月も、もう数日で終わり。 山形は一昨日、3月末にしてまさかの大吹雪で積もる積もる、、、 スタットレスタイヤを変えようかなー なんて思っていたけれど、危なかった。 みなさん大丈夫だったでしょうか。 気まぐれすぎる春が爆発していて、もはや笑っています。 さて、もうすぐ4月。 新生活のスタートをきる方々は準備に忙しい時期ですかね 新たな門出の方々は不安と期待で一杯のことでしょう。 多分、不安と期待が50:50だと思うので、せっかくだからポジティブに 良いことが起こると思