ロバート・キャパの写真を見て。

 「ロバート・キャパ 時代の目撃者」1997年1月24日第1刷発行、2007年3月20日第5刷発行を見た。[序言]アンリ・カルティエ=ブレッソン、コーネル・キャパ、[解説]リチャード・ウェーラン、[翻訳]原信田実、[発行者]山口昭男

 教科書に載っていた、撃たれた兵士の写真。その写真がロバート・キャパだとは知らなかった。戦争写真が多いがパブロ・ピカソやアンリ・マティスといった歴史的な画家を捉えた写真があったのもまた衝撃的だった。

 写真一枚一枚の緊迫感、構図、何より接写での撮影がどれも秀逸で息を呑んだ。避難民が銃撃されるような写真もあり、世界は今と何も変わっていない事を思い知らされる。

 平和について考えなければならない今だからこそ、見るべき写真集だと思った。

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