見出し画像

スリーシェイクの経営戦略を公開してみた(2024年)


はじめに

スリーシェイクの吉田です。
今回は、スリーシェイクのFY24戦略について年始の全社会議で発表した内容をご紹介しながら「今会社として何を注力しているのか?」という点についてお話ししたい思います。

大前提はミッション・ビジョン・バリュー

スリーシェイクは、インフラをシンプルにして、イノベーションが起こりやすい世界を作ることをミッションに掲げています。
優れたアイデアや資金、優秀なメンバーがあっても、複雑な仕組みでは誰も幸せになれません。ですから、よりシンプルな社会を目指し、アイデアが実現しやすい環境を提供したいと考えています。
最終的には、ITの根幹を支え、世の中のサービスに影響を与える存在を目指しています。この大前提から逆算して今年注力すべき内容を紐解きます。

ミッション・ビジョン・バリューを策定した経緯もご興味ある方はどうぞ

3年後の事業像

スリーシェイクは4つのサービスを提供しています。
これらはそれぞれ独立して立ち上げられてきましたが、3年後には相乗効果を生むような融合を目指しています。

SreakeやRelanceで利益を上げ、それをSecurifyやReckonerに継続的に投資し、全事業を3年で収益化する予定です。

その後は、既存のSreakeやRelanceに対して大幅なアップデートを行い、よりスケーラビリティの高い事業へ変革していく予定です。

これらの収益化 ⇒ 集中投資 ⇒ 収益化の繰り返しを連続的に行っていき、マルチプロダクトでエンジニアリング課題を網羅的に解決していくことが、スリーシェイクの中核となる取り組みです。

FY24の経営戦略

①Sreake / Relanceのグロース

SreakeやRelanceはより成長を加速していくべく、改めて足元の「顧客提供価値」を見直したいと思います。

順調に成長してきた2事業ですが、既存に固執することなく、時代に合わせて、改めて私達が成し遂げたい「トイルの撲滅」をインフラサイドから、そしてフリーランスエンジニアサイドから再挑戦して、もう一段階ギアをあげていきたいのです。

既にいくつかプロジェクトが動いていますが、その一環としてプロダクトも出ますのでお楽しみにです。

②Securify / ReckonerのPMF

SecurifyもReckonerもようやくSPF(Solution Product Fit)が完了したフェーズです。次はPMFへの挑戦です。各サービス以下のテーマを持っています。

Securifyのテーマは「セキュリティ体験を変える」です。
圧倒的な使い勝手の良さ、小規模ユースからエンタープライズユースまで幅広く「まずは使ってみよう」と思えるリーズナブルな価格体系、ワンソリューション、この3つを実現していき、皆さんがセキュリティ領域のプロダクトに感じる「難しそう、高い、種類が多い..」を解決していきます。

Reckonerのテーマは「SaaSをつなぐ、業務を変える」です。
本当の意味でのデジタル化は、各業務領域のSaaSをつなげて、シームレスな業務フローを作って初めて体感できます。Reckonerは各SaaS同士のハブとなり、ライトユースからiPaaSでは実現できないハイエンドユースまでをサポートします。私自身は、将来的に基幹システムが無くなって、エンジニアがこの領域から解放されたらいいなと思っています。

以上それぞれのテーマに合わせて、セールス/マーケ/プロダクト全領域でコツコツと実績を積み上げていきます。

FY24の組織戦略

今年、正社員が150名を突破する状況で、既存組織体制の「壁」も見えてきました。スリーシェイクらしい、スピードを活かしつつも、200名規模の組織がフルパワーを発揮できる形に進化する必要があります。今年はそこに向けた小さいTryをします。

横断型組織を模索する

「横断型組織を作る」ではなく、模索するという点に意図があります。これはボトムアップ型でメンバーと共に議論し、組織構成を模索し、小さく挑戦し、検証し、育てるという意味があります。

つまりトップダウン形式で、組織構成をあれこれ変えることはせず(少なくとも今年は)、メンバー一人一人に「どんな組織になっていくべきか」について考えてもらう機会を作っていきます。

一例として、今年から各事業部セールスメンバーが集まりクロスセルに特化したPJTが発足しました。これも現場主導で発足したPJTで、早速効果が出ています。組織を全員で考えていく、という点はイニシャルコストはかかれど、中長期視点だとヘルシーな戦略だと思います。

行動テーマを策定する

社内には既にクレドが浸透しているのですが、ピンポイントで直近頑張りたいなという行動テーマを整備したいと思います。ここもトップダウンで策定ではなく、各チームから有志を募り、共同作業で達成するつもりです。

スリーシェイクのクレド

終わりに

今回は、スリーシェイクの今年の事業戦略についてサマリーを公開しました。MVVや採用ページだけでは見えてこない一面を感じ取って頂けたら幸いです。

そして最後に、いつもので誠に恐縮ですが。仲間を大募集です!