20代に伝えたいワーホリの落とし穴とリアル
皆さんこんにちは。Takumaです。
現在、 現在フリーランスの映像クリエイターとしてベルリンに住んでいて、 今でベルリン3年目を迎えています。
-映像について話すのか
-フリーランスとして話すのか
-海外在住者として話すのか
いつもブレブレな私ではありますが、 今日は海外在住者の立場として思ったことがあったので書いてみたいと思います。
豪ワーホリに日本の若者殺到 工場で月50万円稼ぎ描く夢
最近、オーストラリアでの ワーキングホリデーが稼げるという話が話題となっていて、各SNSで取り上げられていることをよく見かけます。
日本経済や物価等の話に関して今回は話を省略させていただきますが、こういった海外で出稼ぎに行くという情報でミスリードを生んでしまう可能性があるのかなと思ってます。
今からワーホリを目指す若い子たちの少しでも参考になればいいかなと思って書こうと思いました。
ワーキングホリデーの目的
ワーキングホリデーの目的としては、やはり文化の交流や理解が主な目的としてなっており、 就労は生活を保つためにと言う話になっています。
海外に移住することの厳しいリアル
私の今まで多くの海外在住の日本人に会ってきましたが、リアルな話をしたいと思います。
当たり前と思われるかもしれないですが、まず言語が移住するためには最も重要だと思ってます。
例えば、 英語が話せなくても、現地の日本食レストランや工場の作業などで仕事を見つけられるケースというのがあると思います。
ただ逆に言えば、そういった仕事しか受け入れてもらえないと言う現実があります。
単に生活をするという意味ではそれでもいいかもしれません。
しかし、見つかった職場の労働環境が劣悪だったとしても、言語の壁がある分、 転職する企業は制限され、生活を維持するために逃れられなくなるということが結構起こっていると聞きます。
実際のところ、 日本と違ってオーストラリアは物価が高いので、 仕事がない状態で転職活動するとなると出費が莫大になり、余裕のある人でない限りすぐ貯金も底をつきます。
そして、 そういった工場等の職場で働いている人は自分と同じ属性の人が多い。
つまり、英語を話せない日本人が多いということ。
1日の大半を職場で過ごしますが、 英語を話す機会はほぼなく、 労働に関しても長時間の労働のため、語学学校に通って英語を伸ばす時間すら得られないと言う話聞きます。 職場では英語が話せない日本人同士で固まってしまい、 慰め合ってしまう。
一部の若者は、そういった負のスパイラルに陥ってしまって、抜け出せずにいると言う話を聞きます。実際に私の知り合いでも苦戦している人が多い。これはオーストラリアに限らずドイツでも、おそらく他の国でもです。
そして、英語ができればいいのかと言うと、そういうわけではありません。
なぜなら、 カタコトの英語を話す日本人を雇うなら、 ネイティブとして英語を話す現地人を雇った方が良いからです。
何が言いたいかと言うと、
言語は最低限スタートラインに立てるツールであり、 それに加えて、自分の強みは何か。 どこの企業が自分の長所を評価してくれそうか
を発見することが重要だと思います。
1番のオススメは、 日本で最低限の英語レベルを習得すること
です。
ある程度の言語を習得することによって、現地にワーホリに行った時に、生活の選択肢は大きく広がるでしょう。 言語が話せることによって、 仕事の見つけやすさはもちろんですが、 現地での交友関係も広がり、 日本人同士で固まる必要もないので、より文化を知るきっかけにもなると思います。 それこそがワーホリの目的ですよね。
※ただ、言語習得を重視するあまりに先延ばしをし続けるケースも多いので、そこのバランス感覚は重要だと思います。
最後に
もちろんお金も重要ではあると思いますが、 時間は有限です。
そして、時間を使うことによって経験を得ることができます。
ワーホリを行くかどうか悩んでいる方に向けて言うと、お金は30代以降でも稼ぐことができますが、悲しいことに経験は歳をとるに連れてその経験を活用する時間は減っていきます。
人生90年と考えて、同じ経験を20歳で経験するのと80歳で経験するのとであれば、60年もその経験を使える時間は違ってきます。そうすると稼ぎも違ってきます。
それならば、若いうちにより多くの経験を経て、残りの人生でそれをできるだけ多く活用して稼いでいくということが重要であると思います。
せっかくワーホリの活用するのであれば、出稼ぎよりも経験を得るために時間を使った方が将来的なリターンとしては大きいはずです。
おすすめとして、言語を習得してから行ったほうがワーホリを存分に楽しめるよと言いましたが、 最終的には気合い次第だと思います。笑
時間がない中で、言語を習得して、負のスパイラルから抜け出すことができる馬力があれば生きていけるはずです。
それではまた!
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