副業詐欺の手口と引っかからないために注意すべきこと

近年では、副業をするということが一般化し、実際にこれを読んでいる方の中にも「副業をしている」「副業をしようと考えている」という方がいるのではないでしょうか？y特に若い世代で副業が流行っているようです。その背景としては、一つの仕事だけでは十分な賃金が稼げないという理由や、本業をしながら副業をすることで、将来起業するための準備をしているという理由があるようです。しかし、その裏側で、「副業詐欺」というものが横行しており、被害者の急増に伴ってメディアでも問題が半年前くらいから取り上げられるようになりました。そこで、今回は
・副業詐欺とは何か？
・副業詐欺の手口は？
・副業詐欺に遭わないようにするにはどうしたら良いか？
という3点を軸に解説します。

副業詐欺とは何か？

「副業詐欺」とは、読んで字の如く、副業を餌にした詐欺のことです。具体的には、副業に必要と称して高額な情報商材を買わせたり、紹介料として法外な金額を要求する詐欺のことです。副業を餌にしているだけで、やっていることは他の詐欺と変わりません。

副業詐欺の手口は？

副業詐欺の代表的な手口としては、先ほども書いたような情報商材を高額で売りつけるというものです。「ネットで簡単に稼ぐ方法」「今すぐ稼げる副業術」などと謳って、安いものだと数千円、高いものだと100万円以上で販売されています。これらの情報商材で稼げるようになるのは、売った本人だけです。読んでもビジネス書のコピペなどで対して役には立ちません。そもそも、「今すぐ稼げる副業術」を知っている人は、わざわざ資料まで作って人に説明せずに、自分でその方法をやっていればいいだけですから、やる意味がありません。詐欺師としては、「今すぐ稼げる副業術」が「法外な値段の情報商材を売りつけること」なのかもしれませんが。副業詐欺とは少し違いますが、資格取得のための情報商材を売りつけてくるパターンも多いので、注意してください。そもそも資格自体がどこの団体が設置して試験などをしているのか怪しい胡散臭いものであることが多いです。具体的には「〜アドバイザー」や「〜カウンセラー」系は大体個人が自分にそれっぽい肩書きをつけるために勝手に名乗っていることが多いので要注意です。

情報商材の次に多いのが、出会いを斡旋するタイプです。起業家や有名人の名前を勝手に使って、「この人から直接〜について学べるように紹介するから、〜万円紹介料として払ってください」と要求してきます。また、直接でなくとも、ラインやSNS、オンラインサロンなどを通じて起業家などから指導を得られるとして、登録料をぼったくるパターンも非常に多くあります。わかっているとは思いますが、当然有名人本人ではなく、偽物がやり取りをしていますから、登録料を払ったことろで何の役にも立ちません。実際に名前が勝手に使われている人としては、池上彰さんや堀江貴文さんや森永卓郎さんなどが挙げられ、いずれも経済や経営に関する指南が受けられると広告していまが、これらの方々は、本人が「そういうサロンやラインを行っていない」と明言しているので、これらの方々の名前が使われたそういった類の広告は全て詐欺です。しかし、有名人でない人を紹介すると謳っている場合もありますから、有名人だけに注意すればいいというわけでもありません。実際に私が目にしたものだと、「外務省の外交官を紹介する」というものです。これは主に海外で働きたいと考えている人をターゲットにした詐欺ですが、外務省が公式に詐欺であるとホームページで警告していました。

この他にも手口はごまんとあります。では、詐欺に引っかからないようにするためには、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか？

詐欺に引っかからないために気をつけること

まずは謳い文句に注目することです。「簡単に稼げる」「儲かる」「すぐに」「無料」という言葉が出てきたらほぼ確実に詐欺です。いつの世もそうですが、上手い話には必ず裏があるのです。実際に国民生活センターに寄せられた被害報告の多くにこれらの言葉が入っています。ただし、最初に有料と書いているものの中にも詐欺は存在するので、「有料だから詐欺ではないだろう」と判断するのは危険です。最初に有料と書いていても、後から説明のなかった教材代を請求されたり、「もっと稼ぐためにはオプションをつけないといけない」などとして追加料金を取られたりします。

次に注意すべきなのが、登録が必要になる場合です。ラインやオンラインサロンの登録を勧めてきたら、まずは疑ってみましょう。というか、入るのはやめましょう。でも、「そんなこと言ってたら、どうやって副業の方法を学べばいいんだ」って感じですが、詐欺に引っかかりたくないなら、入るのはやめましょう。詐欺師のカモになるだけです。もし本物のラインやオンラインサロンだとしても、その方法を実践して成功する保証はどこにもありません。いずれにしろ金が消えるだけです。

詐欺に引っかからないようにするために1番重要なこと

詐欺に引っかからないようにするために1番重要なことは、「自分でどうやったら稼げるか考えて実践すること」です。結局、信じられるのは自分だけです。そもそも、情報商材で書かれているような方法は、すでにやり尽くされているため、今から同じ方法でやったところでただの二番煎じ。成功するとは思えません。サービスにしろ、商品にしろ、他とは違う独自性があるから儲かるのです。

今回は、副業詐欺についてご紹介しました。この記事が役に立った・面白かったと思った方は、「スキ」とフォローをお願いします！