【第34話】献血へGo!!

今日から、治療ステップ2の「地固め療法」が始まりました。これからは、複数の抗がん剤を組み合わせていくことになるようです。

その合間に、赤血球や血小板などの輸血もあるのですが、身体に流れてくる血液を見ながら気になったことがあったので、看護師さんに聞いてみました。

「この血って、誰かが献血してくれたやつですよね?」
「そうですよー。誰かの血液ですね」

さらに、こんなことも教えてくれました。

「今日、上原さんに入った血液は福岡から来たものなので、福岡の人の血かな」
「福岡!どこから来たかも分かるんだね笑」
「都道府県までですけどね」
「福岡の誰か、ありがとう」

こうやって、実際に誰かの血液をもらって生きてみると、献血の有り難みが身に染みます。

僕も、年に1度、学校に献血車が来てくれる「卒業献血」の時には、生徒と一緒に必ずやっていましたが、もっと多くやらなきゃと思いました。

(ん?待てよ? 白血病が治っても再発の可能性もあるし、おれって献血できるのか?)

疑問が湧き、すぐに調べてみると…

「白血病にかかったことのある方は、献血をご遠慮いただいております」

とのこと…。今後、僕は献血できないことが判明しました。このショックは大きいですが、万が一、再発した状態で提供してしまうリスク回避のためには、仕方のないことでしょう。

献血以外の方法で、今後、自分に何ができるのか、探してみることにします。

献血してくれたことのある皆さん、ありがとうございます。まだ、したことはないけど関心のある皆さんは、ぜひぜひ献血へGoです!

2023.12.11

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