見出し画像

BリーグCSQFアルバルク-琉球プレビュー

Bリーグ2023-24シーズンチャンピオンシップQFの対戦相手が琉球ゴールデンキングスに決まりました。レギュラーシーズンでは2月にホーム代々木第一体育館で1勝1敗でした。いよいよ決着をつけることになります。

対戦の場所はアルバルクのホーム有明コロシアム。


ん??? 

アルバルクは初めて使うアリーナですよね。一方琉球はbjリーグ時代4回もここでチャンピオンになってます。琉球ブースターの方々はきっとホームアドバンテージは我にありとばかりに指笛を鳴らしまくるに違いないのです。五十嵐トレーナーもSNSに投稿していました。会場を4/5以上黒赤に染めましょう。

そこでアルバルカーズを少しでも盛り上がるべく、QFのプレビューをゆるーく書いてみようかと思い立ちました。少しでもお役に立てれば嬉しく思います。


今シーズンの琉球ゴールデンキングス


強いです。


Bリーグチャンピオンですから。連覇かかっていますから。西地区の1位をずーーっと走ってきて最後ゴール前で名古屋Dに抜かれただけです。強いんです。

今シーズンは41勝19敗。西地区2位。平均得点82.6点(4位)失点77.8点(9位)平均リバウンド40.8本(3位)ターンオーバーは少し多い11.8本(14位)です。
フィジカルでリバウンドとセカンドチャンスに強いです。トランジション、ペースは速くありませんが3Pをよく打ちインサイドとアウトサイドをバランスよく攻めるチームです。



インサイドにはフィジカルモンスターダーラム、クーリー、元バルクのカークと体積の分厚い方々がいらっしゃいます。攻める時も、守るときもダンプカーのように弾き飛ばします。


アウトサイドは岸本、今村、松脇、ダーラム、ローどこからでも打てます。
特に岸本のアジリティとディープスリーはクラッチタイムで何度も痛い目に合っています。

3Pは9.6/28.4本(33.9% 9位) 1試合30本弱打って10本程度決めてきます。得点に占める3Pの割合は34.9%あります。2Pは48.4%ですのでバランスよく攻めることがわかります。


一方のアルバルクはご存じのように3Pの確率は悪くない(34.0% 8位)のですがあまり打ちません。(7.8/22.9本 23位)
その分得点に占める2Pの割合が高く(54.3%)コツコツといつの間にか得点を重ねているチームです。


さらに両チームともフリースローを多く獲得しています。得点に占めるFTの割合はともに琉球16.7%、アルバルク16.9%です。ほぼ同じ。




さらにいえばORからのセカンドチャンス琉球が1試合14.7点、アルバルクが15点です。両チームともトップクラスです。しかも、ほぼ同じです。調べれば調べるほど似ています。




それでは、3P、FTを加味したシュートの確率はどちらのチームが優れているのかといいますとTS%という数字がそれなのです。


琉球    55.1%   
アルバルク 55.5%
    変わりません。


総括するとペースが遅くフリースローも多く獲得する両者ですが、3Pの数値で若干上回る琉球とターンオーバーが少なく守備で少しのアドバンテージがあるアルバルクです。しかし、シュートの精度はほぼ同じと読み取れます。


つまり、スタッツはいい勝負ってこと、です。


勝手に戦術を考えてみる


昨年のCS前に安藤周人は言っていました。
「CSは別物」


レギュラーシーズンでやっていたディフェンス、オフェンス戦術はスカウティングされているので短期決戦の場で同じことをやってくるとは思えません。特にアルバルクは毎回違うディフェンスやセットオフェンスを出していたので、参考にはできても本番で使うとは限らないのです。もちろん琉球も同じです。


しかし、前回2月の琉球との対戦の時に苦労していたところは変わらないと思いますのでここに記します。


①ダーラム無双
ダーラムのパワーに1ON1ではロシターもサイズも押し込まれていました。
しかし、グダイティスは前回お休みでしたので今回は期待できます。ダンプカーにはトヨタハイエースです。(でもアドHCはグダをカークやクーリーに当てるだろうと思い直してしまった。どうしよう)

グダはHIACEなんです!


②セカンドユニットのガード陣のディフェンスがやばい
セカンドユニットで出てくる特に松脇、牧、今なら荒川颯らガード陣のフィジカルな守備にテーブスは苦労しそうです。特に松脇は広島のエバンスにしっかりマッチアップしていました。
しかし、レオ様や吉井なら高さのミスマッチで得点を期待できるでしょう。


③岸本、イマムーの3Pが当たらないことを祈る

このお二人が当たりだすとなぜだかほかの方々(ダーラム、ロー、松脇など)まで伝染するのでおとなしくしてもらいたい。しかしアルバルクは3Pで得点されることが比較的に少ないチームです。3-2ゾーンでもマッチアップゾーンでもアドHCの戦略四次元ポケットの中にはきっといい対策があるに違いありません。それでもやられたら、周人とレオ様に3Pを6本ずつ入れ返してもらいます。


④PnRにクーリーはドロップしてペイントをシャットアウトする。
前回の琉球戦も三河の時も横浜ビーコルの時もドロップされてペイントに入れなかったのです。しかし、ドロップするならロシターのフローターでフリースローラインから得点できます。また、スペインピックでこっそり小酒部がクーリーにバックスクリーンを掛けてサイズがゴール下にダイブするのもいいと思います。


有明コロシアムを楽しみましょう。


個人的には有明コロシアムで琉球を相手にQFを戦えることにとても楽しみにしています。bj優勝チームと有明コロシアムでCSを闘うだなんて、しかもアルバルクのホームとしてです。また歴史を重ねるシリーズになるのだと思うとわくわくします。

アルバルカーズの皆さん!!会場をアルバルク色にして力いっぱい「レッツゴートーキョー!」していきましょう。

photos by kii



※2月に琉球と対戦した時の記事です。参考までに貼り付けておきます。

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?