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#18 メンタルブロック

さとゆみさんの24時間で消えてしまう連載『今日もコレカラ』。今日は、さとゆみさんが、エッセイを書くようになるまでに、メンタルブロックをどう外していったのか、が書かれていた。

私が、特にぐっときたのがこちら。

同じようなコンプレックスや悩みを持っている人には、迷ってる時間がもったいないからジャンプしちゃいなよと言いたいけれど、こういうのは自分で気づいたタイミングでしか多分、飛べない。

私も「もっと早くに気づけばなあ」と思ったこともあるけれど、こうやって時間をかけて気づいたからこそ、今、書くことが本当に楽しいし幸せだなあと思うし生半可で諦めないんだろうなと思う。歳取りの醍醐味である。私にとっては、40代がそのタイミングだった。無駄な歳月はどこにもなかった。

このコラムを読んで過去を振り返ると、これがメンタルブロックだったなー、と思うことがある。
20代のとき。私は子どもがいない人生を送るのかもなと思っていた。大学時代から付き合っていた夫とはレスだったし、友達からは「子育てしている姿が想像できないよね」とよく言われた。「何それー」と笑いながら返していたけれど、裏側には「私なんて」という気持ちがあったように思う。
でも30になった年に、はっと気づいた。子どもがほしい。別に今の生活に不満はないし、2人の暮らしはずっと楽しいと思う。けれど、たぶん子どもがいたら、全く別の世界があって、それを一緒に見たい。
そこから私は、すぐに行動した。予防接種をしたり、夫と話し合ったり。今思えば、「私なんて」を向き合わない理由に使っていたのだと思う。

今となっては、20代で産んでいれば……と思うこともよくある。子育ては本当に体力勝負で、寝かしつけでは、ミイラ取りがミイラになるごとく、私のほうが先に寝ていることも多い。そして、絵本ちゃんと読んで!と怒られるところまでがセット。(最終的に娘が諦める。ごめんよ、娘)
けれど、私の場合、やりたいことを自由にやった20代を経て、30代で産んだからこそ、こんなに育児が楽しいと思えている部分もあるとも思っていて。今日のさとゆみさんのコラムを読んで、きっとそのタイミングだったのだろうなと思ったのでした。

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たいていの物事は、わっと飛び込んでみたら、意外に何とかなるのかもしれないですよね。

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