マガジンのカバー画像

書評を書けなかった本たち

8
エッセイとして書いていましたが、記事数が増えてきたので、ひとつのマガジンとしてまとめました。 様々な理由から書評や感想を書くに至らなかった本たちの紹介です。
運営しているクリエイター

記事一覧

書評を書けなかった本たち⑧

書評を書けなかった本たち⑧

過去記事はこちらのマガジンから。

結果から原因を推理する 「超」入門ベイズ統計すいません。
この本はベイズ統計を勉強するにはオススメしません。

ミステリー仕立ての愉快なストーリーを読みながら、「ベイズの定理」を中心に学んでいきます。
と書いていながら、ミステリー部分はそんなに面白くないし、統計の解説も早足簡潔過ぎて、「今、何でこれをやってんの?」という繋がりがわかりにくい。

非常に辛口で申し

もっとみる
書評を書けなかった本たち⑦

書評を書けなかった本たち⑦

過去記事はこちらから。

裸のランチ最後まで読みきれなかった!
ビートジェネレーションの中でも一際先鋭的な作品で解読不能な奇書であり、カットアップという文章をバラバラに切り刻み、それを滅茶苦茶に繋ぎ合わせる手法で書かれており、入れ替わり立ち替わり場面が変わる。
作者であるパロウズ自身も「自分では読み返せない」と言っているほど、中身は無茶苦茶であらすじもなんと言っていいかわからないぐらい脈絡のない場

もっとみる
書評を書けなかった本たち⑥

書評を書けなかった本たち⑥

このシリーズも第6回になる。
初めて読む人のために説明すると、
これは様々な理由から書評や感想を書けなかった本を簡単に紹介する、という記事である。

有機農業で変わる食と暮らしお気に入りの岩波ブックレットシリーズなのだが、正直期待はずれだった。
有機農業とかオーガニックとかよくわからない状態で読んだ一冊。
「有機農業って何だ?」というところを知りたかったのだけど、本書の大筋としては、「日本でまだま

もっとみる
書評を書けなかった本たち⑤

書評を書けなかった本たち⑤

さて、前回に引き続き様々な理由で書評を書けなかった本たちをご紹介。

ミルトン・エリクソンの催眠療法入門
メンタリスト・DaiGoさんがオススメとして紹介していた本なのだが、第1章まで読んで「なんとなく肌に合わないな」と感じて読むのをやめた一冊。

心理療法界隈では権威とされている方のワークブックらしいのだけど、催眠、というものに対してどこかオカルトやスピリチュアル的なものだと感じている僕の先入観

もっとみる
書評を書けなかった本たち④

書評を書けなかった本たち④

前回に引き続き、様々な理由から読書レビューを書けなかった本たちをご紹介。

〜未来は予測するものではなく創造するものである〜「SFプロトタイピング」という言葉をなんとなく知って興味を持った一冊。

まぁSF的考え方がイノベーションにつながるという話は理解出来るものの、個人的には「現代はモノに満たされている」という感覚があるので、著者の「イノベーションこそが全てだ!」的なまえがきから辟易した。
さら

もっとみる
書評が書けなかった本たち③

書評が書けなかった本たち③

さて、前回から引き続きこのシリーズも第三弾。
書評を書く事を目的にしているこのnoteにおいても、書評を書く事ができなかった本たちを3冊ほどご紹介。

〜1分で話せ〜この本で気づいた。
僕は「著者の経験のみが書かれた本」というのが苦手なようだ。
たった1人の経験や知識はたかが知れている、というのが僕の最近の信条であり、「僕はこの方法で上手くいきました!」的な内容のものがどうにも受け付けられない。

もっとみる
書評を書けなかった本たち②

書評を書けなかった本たち②

前回に引き続き様々な理由から書評を書けなかった本を3つほどご紹介。

〜なぜかうまくいく人のすごい無意識〜単純に読んでて書いている事が気持ち悪いと思ったので、第二章の途中で読むのをやめてしまった。
「メタ無意識」という言葉を用いて心理学やメンタルトレーニングの本であるようなふりをしながら、著者のひとりよがりの思い込みや妄想に付き合わされてるような気がして、最後まで読む気になれなかった。
正直、最後

もっとみる
書評を書けなかった本たち

書評を書けなかった本たち

このnoteにおいては、読んだ本についてなるべく全て書評や感想を書いていこうと思ってはいるのだが、様々な理由で読むのを辞めてしまい、書評や感想書けなかった本がある。
当初の「読み始めた本はとりあえず最後まで読む」というルールを、どんどん破っている気がする…が、まぁあまり気にしないことにしよう笑

この記事では、自分の中での記録の意味も込めて、そんな本たちを一言二言コメントを添えて紹介する。

〜独

もっとみる