見出し画像

『プロの仕事』とは何なのか? - マジシャン歴10年のぼくが考える「プロ」のあり方

こんにちは、TAKKiです。

今回は、「『プロの仕事』とは何なのか?」
というテーマでお話ししていきます。

マジシャンという仕事を始めて、早10年が経ちました。
はえええええ!!!

あっという間ですね。笑

その10年の間で、考え方が大きく変化しました。

上京してから数年の間は、考えが甘々でした。

当時の自分に会ったら大説教をする自信があります!笑


ということで、今回は
【今の自分が考える『プロ』のあり方】
をお話ししていきます!


読み手がマジシャンであることを前提でお話ししていきますが、
マジシャンに限らず

・エンタメを仕事にし始めた方
・プロを目指している方

におすすめの記事となっています!


今回は少々厳しい言葉もあると思いますが、
「プロなら当たり前じゃん!」っていう内容なので、
びっくりしないでくださいね。笑



✅この記事を書いた人

自己紹介は画像をクリック!


結論から先に言っちゃいます!

【プロの仕事 = 結果を出す】

ぶっちゃけこれが全てです!

ここでいう結果とは、
「クライアントのニーズに応えること」

クライアントは、マジシャンでいうと
「観客」そして「依頼人(幹事さんやイベント会社)」です。


結果を出せば、信頼されるようになって仕事が増える。
結果が出せなければ、仕事がなくなる。
そして2度目のチャンスは存在しない。

ただそれだけなんです!

先日のVoicyで、すごくいい話を聞きました。

この放送は20代を対象にお話しされてますが、
ぼくがピックアップしたいのはココです↓

「拗ねる人間やヘソを曲げる人間はチームには必要なくて、
 遅い人間もチームには必要ありません。
 さらにいうと、価値を産めない人間もチームには必要ありません。
 努力したかどうかはここでは一切関係ありません。
 常に尋ねられてるのは結果です。
 そしてセカンドチャンスはありません。」

超絶厳しく聞こえますが、これが「当たり前」なんです。

「マジシャン」として仕事を引き受けたのであれば、
一定以上のクオリティが担保されることは当たり前で、
「どれだけ期待に応えるか?」が全てです。

以前とある後輩から、
「練習の8割はできました!」
という報告を受けてしこたま叱りました。笑

「練習」というのはパフォーマンスの「最低限のクオリティ」
を維持するためのものであって、
練習の100%すら出てないのは、それはただの「発表会」です。

マジシャンが手品ができるのは当たり前。
そこに「+αで何ができるのか?」
そこに対価が支払われていることを忘れてはいけません。


・「がんばってる」は評価されない


観客が我々マジシャンを見るのは、
パフォーマンスをしている間だけです。

クライアントは現場入りの時点で遭遇することもありますが、
なんだかんだで本番「当日」しかマジシャンを見ていません。

つまり、
【あなたが普段どれだけ頑張っているか?】
なんて評価のしようがないのです。

見られるのは「結果」だけなんです。


ちなみに、いくら頑張ってるからといって
「結果」が見られる世界において
『結果につながらない努力』は、
残念ながら何の意味もなしません。


ぼくの大好きな名言です。


・「がんばってる」が評価される環境の落とし穴


とはいえ、努力が評価される環境は存在します。

それは「限られたコミュニティ」です。

あなたを応援してくれるコミュニティでは、
「がんばってるね!」「偉いね!」
と頑張りを評価してくれます。


マジシャンでいうと、

・マジックバーのマジシャン仲間や常連さん
・マジシャン同士のコミュニティ
・ファン

などがこの「限られたコミュニティ」にあたります。

つまり、もとからあなたのことが好きだったり
あなたを仲間だと思ってる人からは
「がんばってる」という事実を褒められるのです。


【ただしここには大きな落とし穴があります!】

この「がんばってるね!」「偉いね!」といった
高評価を鵜呑みにして自信を持ってパフォーマンスをしてしまうと、
初見の観客やクライアントを犠牲にしかねないのです。

あくまであなたが褒められてるのは
パフォーマンスのクオリティでもなんでもなく「頑張り」です。

初見の観客やクライアントが期待しているのは、
あなたの頑張りではなく「結果」なのです。

マジックバーなどで可愛がられるが故に、
この勘違いに陥ってしまう若手をちょこちょこ見かけます。

変につまづいてしまわないためにも、
ここは注意していきたいポイントです!
(昔のぼくもそんな節があったとかなかったとか……笑)



・「うなずく」ことの責任の重さ


どれだけ若手でも、
「経験になるから」といったクライアント側の優しさで
仕事の依頼をもらうことがあると思います。

ぼくも若い頃は、そんなやさしさでたくさんの仕事をいただいていました!


しかし、ここで見落としがちなポイントがあります。

たしかに誘ってくださった方は
「彼の経験になるいいな!」という優しい気持ちを持っていますが、
その優しさを持ってるのは会場の中でその人だけなんです。

それ以外の観客からしたら、あなたは「マジシャン」であり
求めているのは「結果」なんです。


たとえ「経験になるから」という理由でお仕事をいただいても、
あなたには最低限の「結果を残す」というミッションが現れ、
そのために全力を尽くす義務が発生するのです。


どんなに優しさでお仕事をいただいても、
その優しさに甘えてはいけません。

「経験になるから」という言葉に甘えて本番に挑んでも、
毎回「練習不足だなぁ」「準備不足だなぁ」
という感想にしかなりません。

これのどこが「経験」になってますか?
これのどこが「学び」になってますか?

どんな現場でも、
自分のできることを最大限やらないと
経験にも学びにもならないんです。


うなずくというのは、
「そこにいるすべての人の期待に応える」という大きな責任
を自分に課す行為です。

いくら「経験になるから」といって、
「さすがに自分には荷が重すぎる」といった状況なのであれば、
それを理解してもらって丁重にお断りするのも一つの
れっきとした筋の通った行動なのです。


「仕事だやったぁ!」じゃないってことですね。笑


・「成長」「変化」は当たり前


プロに求められるのは

【常に結果を出し続けること】


そのためには、
常に「成長」と「変化」をしていく必要があります。

つまり、
プロの仕事は「成長」や「変化」をするのが大前提
なんですね!

「成長したから見て!褒めて!」という思考では
一生プロにはなれません。

常に結果を出すことにフォーカスして、
その「手段」として成長し変化する。

そんな生き方かっこよくないですか?!


もしあなたが、
これからエンタメを仕事にしていきたいなら
「結果を出す」ことを根幹に努力してみてください!


今回の話があなたの役に立つと幸いです!

もし今回の話が面白いと思って頂いたら、僕のSNSのフォローをお願いします!
積極的にでも、ゆるくでも絡んでくれると嬉しいです!

・Twitter:@magictakuki
・Instagram:magiciantakki

他にも、「こんなことが知りたい!」などリクエストがあれば
コメントで教えてください!


本日のオススメ記事


文化庁の事業で6年間ワークショップを続けてきた末に辿り着いた
「マジック教室の作り方」
詳しくは書きません。
ただただ「めちゃくちゃ自身のある記事」です!笑
騙されたと思って、
無料部分だけでも読んでみてください!
読んでみろ、とぶぞ!(長州)笑



https://note.com/takkimagician/n/nd6e62e0d6bbf


経験を効率的に知識に変えるには?


あなたの経験を知識に変えてくれるもの、それは「知識」です!
一見ムダに見える知識でも、経験を拍子に
「あれってこう言うことか!」とつながる瞬間があります。

「知ってる」ってとても重要なことです。

知識が経験の解像度を上げてくれます

僕自身も、コロナ渦に勉強をしたおかげで自分のパフォーマンスや
理論の解像度が格段に上がりました!

ぜひ、手品以外の知識も身に付けておきましょう!

Amazonのオーディブルが1ヶ月無料で読み放題らしいですよ・・・
ぼくも別の作業しながらでも耳が空いているときは音声で勉強しています。
めちゃんこオススメです・・・!

せっかくの経験を、今後も使える正しい知識に変えていきましょう!

オーディブル無料登録はこちらの画像をクリック!


今回も参考になれば幸いです!
それでは!
TAKKi


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?