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「脱・個性」のすゝめ

『もっと個性出した方がいいよ』



ド底辺マジシャン時代に、
先輩方からことごとく頂いたアドバイス。

確かに、先輩方はみんな個性があっておもしろい。
観客にもウケている。

「とにかく”個性”を出さなきゃ…!」

この一心で迷走していました。

  • シュールキャラ

  • ギャグマジシャン

  • ネタマジック

  • モノマネマジック

とにかく色々試しました。
基本全部スベり倒しましたが・・・笑

たまたま周りのマジシャンにウケたのは、
「シュールキャラ」

その噂を聞きつけて見にきてくれて、
床に笑い転げてくれるマジシャンもいたくらい。
(当時はありがとう)

だけど、自分の目指していたマジシャン像とは
かけ離れすぎて、嬉しい反面困惑していました。

そんな経験をしてきた私が断言します。



【そんな簡単に個性なんて出せません。】


今ではお客様や周りのマジシャンから、

「たきさんのパフォーマンスって”個性的”だよね」
「なんか”独特な世界観”があるよね」

なんて言って頂けるようになりましたが、
🥺「じゃあ具体的に何をしているの?」
と疑問に思うかもしれませんが、

『特に何もしていません。』


個性を出そうとも思っていなければ、
自分の個性を理解すらできていません。

でも出ちゃうんです。個性が。

多くのマジシャンは、
”個性”というものを勘違いしています。

・オリジナルマジック
・特殊なキャラ付け
・奇抜な見た目

こういった「作れるもの」の99%が
個性ではありません。

ですが、自分の個性のなさに焦るがあまり、
無理矢理作ろうとするマジシャンを
自分も含めたくさん見てきました。

”個性”は、出そうと思って出せるものではありません。

『とあるプロセスの中で自然と出てくるもの』
なんです。



ということで、今回は

  • ”個性の正体”

  • 意識しなくても自然と個性が滲み出る”プロセス”の踏み方

の2点を書き殴っていきます。

個性を「無理に出そう」という考えを捨てて、
あくまで”自然と”パフォーマンスに個性が乗る状態を作る。

という意味で『脱・個性のすゝめ』という
タイトルをつけました。

それでは、本編お楽しみください。


●購読を禁止する人

・裏技のような解決策を求める人
・自分の個性に自信がある人
・マニュアルのようなノウハウが知りたい人
・言葉の背景まで理解しようとしない人

●注意事項

大事な部分を根本からお伝えするために、
厳しい内容も正直に書いています。
ご理解いただける方のみこの先へお進みください。

(全8170文字)

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