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Weekly Report 2024/04/03 (wed)

個人的に気になったニュースや自主制作などの週報メモです。


自主制作 / 記事

Elemental Anima #0129

ちょうど公開する日がイースター(復活祭)だったので、"表のモチーフ"として春を取り入れつつイースターモチーフを選びました。イースターの日が"春分後の最初の満月の次の日曜日"だという事を初めて知りました。こういう気づきがあるのが楽しいです。毎週日曜に制作しているので今後、イースター作品はコンスタントに制作していくことになりそうです。
裏モチーフは、自分が大きな影響を受けた映画"マトリックス"です。2024/3/31は、ちょうど"マトリックス"の公開25周年の日でした。なので、救世主(Neo)の復活とも重ねました。HAL(AI)と共に"0と1"、"人と機械"の狭間を模索しているので、これからの未来を”紫”の卵として表現しました。
他に沢山組み込んだモチーフから一部抜粋して箇条書きします。
ホワイトラビット(白うさぎのタトゥー・不思議の国のアリス)、赤と青のオッドアイ(赤と青のピル)、3つの紫のイースターエッグ(赤と青の中間色・三位一体・トリニティ)、光る蝶(胡蝶の夢・シミュレーション仮説)、満月(ラビットホール)、桜(レザレクションの日本のシーン)、緑に光る満月(マトリックスグレーディング)など


【告知】デジタルハリウッド校友会 ホームカミングデー 2024 キービジュアル制作

2024/6/22(土)に開催するデジタルハリウッド校友会主催の"ホームカミングデー 2024"のキービジュアルとロゴを制作させていただきました。作品コンセプトも丁寧にまとめていただきましたので、ご興味がありましたら是非。


[ニュース] AI関連

[3D] Cinema 4D - AI Render Engine - Airen 4D alpha

BlenderやHouduniでは結構導入されていた、AI RenderのアプローチがCinema 4Dにも来ましたね。Textureやマッピングなども細かい部分に対応されていて使い勝手が良さそうです。個人的には、MaxonはREDSHIFTもあり生成AIとGPUレンダラーとの相性も良すぎるので今年の夏ぐらいには、REDSHIFTにAI Render機能が発表されるんじゃないかと思っています。 


[画像] OpenAI - DALL·E 画像編集機能

ようやくDALL·Eにも画像編集機能が付きました。これでかなり表現の幅とコントロールが広がりますね。


[モーション] SayMotion - オープンベータ 公開

以前紹介したテキストから人物の3Dモーションを生成する"SayMotion"のオープンベータが公開されました。AI動画生成用で色々なモーションが必要になるので助かります。オープンベータの間にストックをためておこうと思います。


[画像] Invoke - 4.0 Open Source Release

WEB UI "Invoke"の4.0がリリースされました。InvokeはUIも見やすく、インペイント機能は一番見やすいので、カジュアルに生成したいときに使用しています。今回導入されたModel Managerが素晴らしいですね!特に、モデルのローカルパスを簡単に指定することで、モデルの重複を避けることが出来てかなり良さそうです!


[3D] Babylon.js - 7.0 公開

ブラウザ上でリアルタイムで3Dを描画する JavaScriptライブラリ”Babylon.js 7.0”がリリースされました。商品の3Dプレビューやメタバース、VRなどでも多く活用されているスクリプトです。そして、このバージョンでGaussian Splatも対応してきましたね。


[動画] CameraCtrl: Enabling Camera Control for Text-to-Video Generation

遂に動画生成におけるControlNetポジションのモデルが出た気がします。AnimateDiff v3で事前学習したモデルもリリースされていますし、動画系のワークフローの新たなトレンドの予感です。こちらを導入してComfyUIの動画生成ワークフローの再構築しようと思います。


[3D] Gscatter - Graswald ai

撮影した動画をアップロードする事で3Dモデルが自動で作られるサービス。GscatterはBlenderの植物を配置するアドオンを制作しています。また、Graswald ai発表に伴い、高品質な植物アセットの無料ダウンロードも開始していました。プロモーションが上手いですね。データセットにも活用したいのでダウンロードしてこうと思います。


[3D] 東大 - MaGRITTe: Manipulative and Generative 3D Realization from Image, Topview and Text

3D空間のアウトペインティングは面白いですね。そのシーンを想像したりバリエーションを作りアイデアを広げるのにも役に立ちそうです。


[論文] Google - Bigger is not Always Better: Scaling Properties of Latent Diffusion Models

"Attention Is All You Need" but "Bigger is not Always Better"
自分は研究者ではなく、アーティスト目線でかなり抽象的に捉えていますが、なんとなくわかります。このままスケールしていった先に何が待っているのか。エネルギー問題もかなり致命的だと思いますし。Diffusionした小さな種を繋ぎ合わせるベクトル(Sakana.AIのモデルマージの進化的最適化など)に、色々な面で向かっていった方がいい気がしています。


[音] OpenAI - Voice Engine 公開

15秒間の音声サンプルを使って、元の話し手に近い自然な音声を生成。


[3D] MeshyAI - AI texture editing etc

AItextureEdit機能に関しては、ブラウザ上でここまで出来るのも凄いですね。あとMeshyAIはデモ映像もうまいですね。


[3D] GRM - Live Demo 公開

以前紹介したGRMを手軽にブラウザ上で触れるLiveDemoが公開されましたので、ご興味がありましたら是非


[動画] AniPortrait

ComfyUIで扱えるようになったら試してみたいですね。


[AI活用] 3D Gaussian Splatting + jawset

ここまでのトレーニングする為のデータとスペックの詳細が気になりますね。


[記事] KONAMI、AI歌声ライブラリ「LAUGH DiAMOND」を発売--人間らしさあふれる歌声を表現

Vocaloidと生成AI、ここの狭間を探求するのが重要な気がしてきました。


[LLM] OpenAI - アカウントなしでChatGPTが利用可能

アカウント無しは便利ですね。これで、気軽に触れる人が増えて欲しいです。


[倫理] アーティストの権利団体 "Artist Rights Alliance" 書簡

ストリーミング、youtube、Adobe。音楽は難しすぎますね・・・。自分が音楽や作曲AIに全く触れられないのが、自分の領域から離れていてラインがあまりにぼやけ過ぎているのがあります。一度、自分のデータセットのみでの作曲をしてみたいのですが、自分のデータセットに"音楽"が少なすぎるので、楽器(ハンドパン)を始めようか考えています。


[記事] エンドルフィン - AIサービス「Pure Model AI」

色々と議論が巻き起こりそうですが、エンドルフィンのムーブが凄いですね。里中満智子先生と倉田よしみ先生が参加されているのも驚きました。


[記事] 中国で「AI失業」が増加、激変するイラストレーターの現実

始まってしまいましたね・・・中国は生成AIにおいてかなり加速し続けていたので。中国のクリエイターの動向は多方面から追っていかないとですね。


[記事] オープンAI、東京にアジア初の拠点を開設し日本語対応強化-関係者

遂にOpenAIが東京にもオフィスを開設するのですね。WorldCoinの虹彩認証もオフィスで出来たら、見学も含めてかなり増えそうな気がしますね。


[記事] サカナAI、異能の群れ 創業1年で企業価値300億円

Sakana AIに日本のAIとこれからのAIを託したい。


[記事] アップル、自社開発の対話型AIシステム「ReALM」に関する論文を発表

WWDCに向けて動き出してる感じですね。どんなデモンストレーションと演出になるのか楽しみです。


[ニュース] CG・リアルタイムエンジン関連

[UE] City Creation with Interactive Procedural City Creator


[nVidia] Into the Omniverse: Groundbreaking OpenUSD Advancements Put NVIDIA GTC Spotlight on Developers


[イベント] Autodesk Animation Day

2024年4月1日(月)から4月26日(金)午後5時までの期間中、2つのセッションが無料で視聴可能


[Blender] Blender 4.1 New Features Official Overview

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