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映像作品の感想文

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映像作品の感想について書いています。作品の内容についての感想もあれば、映像作品とは何だろう、っていうこともよく考えます。
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記事一覧

激しく美しい映画「さらば、わが愛 覇王別姫」 

#映画感想文 #ネタバレ 「さらば、わが愛 覇王別姫」。ツイッターでポスタービジュアルを見…

syun
9か月前
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小説にマンガ、ドラマ。情報量による表現の違い

物語の表現方法はさまざまだ。小説にマンガ、音声に映像。これは情報量の小さい順番に書いたも…

syun
2年前
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映画「RRR」 ~最高の娯楽映画は息もつかせぬアクションの連続~

#映画感想文 久しぶりの映画はボリウッド超大作「RRR」。 普段好きなのはラブコメ、単館系、…

syun
1年前
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ダンディーなポアロと豪華エジプト旅行へご招待 映画【ナイル殺人事件】

いってきました、映画「ナイル殺人事件」。王道ミステリー好きですが、ポアロの前作やホームズ…

syun
2年前
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10年に1本でもいいから最高傑作を見たい

上映終了までに、どうしても「さらば、わが愛 覇王別姫」をもう一回スクリーンで観たくて再び…

syun
9か月前
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記号化する人間たち

ドラマ「元彼の遺言状」の感想。中身が面白いかどうかよりも、人間ドラマではなく、”記号が流…

syun
2年前
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面白い、けどno.1は…【コンフィデンスマンJP英雄編】感想と古沢さんの魅力

脚本家・古沢さんが好きで、ドラマ「リーガルハイ」に「デート」、映画「キサラギ」など見たほか、相棒シリーズの古沢さんのだけ探して見たこともあります。この人は本当に天才ですね。いまチェックしたら映画「探偵はBARにいる」も書いてたとか。知らなかった…こんど見てみよう。 当シリーズの放送時は実は見てないけれど、再放送でドはまりしました。昨年末に映画に合わせた再放送がまたしてもあったため、何回も何回も見てます。ダー子は理想の女性です。長澤まさみはじめ、俳優さんたちの演技も好き。

ストーリー+絵+αで有り余る存在感 漫画家・田村由美さん

note募集中の #好きな漫画家 について書きます。 私の好きな漫画家は田村由美さんです。いま…

syun
2年前
6

人生NO.1ラブコメ◇猟奇的な彼女

韓国で2001年、日本で2003年公開とのことで、学生当時に映画館で見て以来、たまに無性に見たく…

syun
2年前
4

女の子は誰だってお姫様になれる◇嫌われ松子の一生(2006)

お姫様なんか別に興味ないというなら、かわいい奥さんでもいい、肝っ玉母ちゃんでもいい、ロッ…

syun
2年前
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強い女は美しい◇映画「エバー・アフター」(1998)

男性諸君に告ぐ。この世に弱い女はいません。以上。 いるとすれば、演技、でなければ本来の力…

syun
2年前
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ドラマの世界から現実に引き戻される瞬間

昔からドラマや映画を見ていて気になっていたことがある。良い作品ほど、劇中の些細な違和感が…

syun
3か月前
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あっさりすぎるラストがいい。ドラマ【探偵が早すぎる】感想

久々にいいドラマを見たので、ドラマ自体の感想と、ラストシーンから連想した「出会いと別れ」…

syun
2年前

侮れない「言葉の力」 —始めに言葉ありき—

始めに言葉ありき by 聖書 文章書くようになってから、ふとした時にいつも思い出す。 正確な解釈についてはよく知らないが、「言葉によって概念が生まれる」と自分の都合のいいように解釈している。ならば、言葉よりイメージの方が先ではあるけれど、自我が認識する際は言葉まで落とし込まれているのかなと。 「肩こり」という概念夏目漱石が言いだすまでこの世に「肩こり」って概念はなく、今はどうなのか知らないが、海外には肩こりを表す言葉がないと聞いたこともある。国や人種によらず、肩こり的な