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縁とタイミングを引き寄せるのは、それまでの”あがき”だ。引越しを4時間で決めた話。

引越し先を4時間で決めてマンションを買ってきました!

今の住まいは、前のマンションから子育てのために緊急避難的に引越してきた場所です。

緊急避難をする前のつっぱり棒ハウス。フル在宅に子育て、ワンルームでは限界でした。

(詳しい経緯はここにまとめています。)5年間の定期借家で、残りは1年半。
「自分たちはどう生きていきたいのか」「今の私たちのベストは何か」ということを散々話合い、揉めに揉めた結果、ポンと決まった引越し先。
なんだか最近、夫婦の話し合いが多いですが、そこから得たものもあったので良ければシェアさせてください。

私たちはどう暮らしたいか

ここ数年はコロナ禍で乳飲み子を育てながらの生活でした。

会社近く(つまり、大阪市内の人口の多い地域です)のマンションを借りたので、外に出ると人も多い。
「人と接触して子どもに何かあったらどうしよう…」と緊急事態宣言中は家の中に缶詰め状態。
当時はフル在宅だったので、夫婦と子供の3人で一部屋のマンションにずっと閉じこもっていて、それはもう息が詰まりまくっていました。

「もう人の多い都会はやだ!郊外に出たい!自然の中でのびのび暮らして娘を育てたい!」
緊急避難的に引っ越した家だったので、5年あるとはいえ引っ越しが完了したその日から、次の家探しは始まっていました。「次は自分の理想どおりに暮らしたい」と、郊外への思いはどんどん強くなっていったのです。

実際に郊外の物件も何軒か見に行きました。中には「こんな素敵なおうち、ぜひ引っ越したい!」と思った物件も。

でも、子育ても仕事もあるのでそう簡単には行きません。
郊外に引っ越すと、通勤の時間が長くなるので、娘を外に預ける時間も長くなります。

さらに、郊外になればなるほど、ベビーシッターやファミリーサポートなど支援サービスの選択肢が少なくなるんですよね…最後はお金で解決しようと思ってもできないんです。
ならば、どちらかが仕事を減らして早めに帰宅する、ということになるのですが、二人で会社を経営しているのでそんなことできるはずもなく・・・。

「どう考えても現実的じゃない。というか、今の時期子どもと過ごす時間が減ってしまうのは良くない」
と夫にも言われてしまい、郊外への引っ越しは断念することになってしまいました。

でももう都心のマンションはいやだ…郊外のあの素敵な家にもめちゃくちゃ後ろ髪を引かれる…とあれやこれやと夫と相談する日々が続きました。

今の優先は「子どもと仕事」夫婦で出した結論

そんな時、夫と今後の仕事と子育てについて話し合う機会があり、その延長で暮らしの話にもなったのです。

夫も、それまでずっと不動産市況や物件情報を常に集めてくれていました。
改めて今後の暮らし方を話し合って聞く中で、私たちは、ある結論を出しました。

「今の私たちの優先は子ども、そして仕事。子どもが小さいうちは、何かあったらすぐ迎えに行けるように職場も学校も住まいも近い位置が良い。子どもが自分のことをある程度自分できるようになったら、次の住み方を考えよう。」

そうなると、自ずと条件は絞られてきます。会社、保育園、娘が将来通うであろう小学校が近い位置の予算に見合った物件。
そこまで話し合うと、あとは条件に合った物件を探すだけです。ここ最近は週末にいろんな場所に見学にいったのですが、ついに「ここだ!」という場所が見つかったのです。

なんと、今住んでいるマンションの別の階の部屋です。

今の場所なら校区的に娘の学校は会社の最寄りの小学校にはならないけれど、十分近い位置にあるのでいつでもお迎えにいける。値段的にも、この機を逃せばすぐに買い手がつくと思われる。
夫婦二人で見学に行って、4時間後には「ここを買おう!」と決めてしまいました。

マンション見学中の様子。不動産屋さんから説明を聞く夫と窓の外に興味津々の娘。

縁とタイミングを呼び寄せるのは、それまでのあがき

あれだけマンションから出たいと言っておいて、結局同じマンションに引っ越すんかーい!
というツッコミが聞こえてきそう…。

でも、個人的には今回の引越し、とても満足しているんです。
今の家は、緊急避難的に「とにかく今の家を出ないと生活が成り立たない!」とマイナスな理由で引っ越してきた場所。

でも、今回の決断は、将来のことも、娘のことも考えて話し合って前向きに出したもの。
そういうポジティブな未来へのアクションができたことに満足しています。

仕事も、同じだと思うんです。
どれだけ準備して頑張っても、縁とタイミングが重ならなければ上手くいかないこともある。
それってとても苦しいことです。でも、そんな中でも、あがいてもがいて、いろんな方法を模索し続けて、検討を続けていれば、タイミングがきたとき、その機を逃さずにスムーズに行動することができる。

今回は、そんな決断だったかなと思います。

その次の暮らしも夫婦で相談中です。いつか子育てが落ち着いたら田舎の古民家を買って、家族でDIYして思う存分暮らすがえして暮らしてみたい。住んでみたい街もあるんです。

そんな日を楽しみに、そして次の家もどんな風に住むか(同じマンションですが間取りは変わる予定)、わくわくしながら引越しの日を待とうと思います!

つっぱり棒ハウス第三弾、整ったらまた公開しますね〜!


今の自宅を最初に見学に行った時の写真。長らくお世話になりました。

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