私たちは「商品」じゃなく「体験」を売っているんだ。AIR SHELFを家に取り付けて感じたこと。
つっぱり棒ハウス3号、無事に引っ越しが完了しました!
詳細はまたいろんな場所で発信できればと思っていますが、今回は我が家に新たに取り付けた、今月末発売するAIR SHELF(エアシェルフ)についてお話させてください。
AIR SHELF:https://ec.heianshindo.co.jp/pages/airshelf-top
これは、これまで開発してきたラブリコやドローアラインに続く、新しいブランドです。
つっぱり棒の技術を生かして、賃貸でも美しい壁面棚を作れるというもの。
Takramさんとの共同により生まれました。
今回は、これまでのように経営主導ではなく、プロジェクトマネージャーをメンバーが担ってくれました。
なので、経過報告や最終的な仕上がりについては報告を受けていましたが、過去に発売したラブリコやドローアラインほどは制作の細かいところまで関与していなかったんです。
だから、引っ越しに際して商品を取り寄せ、いちユーザーと同じくらいの理解度で初めて1から商品の取り付けを体験したのですが、これがまあえらい感動したんですよ。
箱を手に取ってから商品を設置するまで「ノイズ」が全くないんです。
精緻な佇まいのパーツや工具、内箱の美しさ、ユーザーと程よい距離感を感じさせる文章、わかりやすい説明書、取り付けやすさ。そしてもちろん、完成した商品のクオリティ。
ドタバタの引っ越し作業だった(自宅撮影の予定は決まっているわなのに直前まで出張はあるわでホントに大変だった…)ので、正直ゆっくり楽しむどころではなかったのですが、取り付けながら夫と二人で、すごいねすごいねと感動してしまいまして。
正直期待以上でした。
通常、皆様に手に取っていただきやすい価格帯で、それなりのクオリティの商品を提供しようと思ったら、購入から使用の一連の体験の中で、作り手として妥協しないといけない部分ってどうしても出てしまうんですよね。隠れたパーツだったり、パッケージのクオリティだったり。
それを戦略的に選択することは悪いことだと思っていません。今までの商品も、価格やクオリティなど優先事項を決めた中で、あえて手をつけなかったノイズもあります。
でもだからこそ、ここまで徹底的にやりきった商品ってうちにはあんまりないんですよね。本体以外の外箱や付属工具、取り付けるネジの締めやすさまで、ユーザーが商品に触れる一連の体験を徹底的にこだわったことがよく伝わってくる。
ほんとにここまでよくやり切ったなあ、と思っています。
Takramさんの求めるクオリティの高さもそうですし、それについていったメンバーたちも素晴らしい。
(開発秘話をプロジェクトマネージャーの大川が公開しているのでそれもよければご覧くださいhttps://note.com/airshelf)
出来上がった棚も本当に美しくて。
私個人的にはごちゃっとしたインテリアが好きなんですが、「この棚には、ふさわしいものを置きたい!」とめっちゃこだわってスタイリングしてしまいました。その分、眺めてむふふとしてしまう、満足な部屋になっています。
エアシェルフを通じて、私たちは物を売るだけじゃなく、物を通じて体験を売っているんだと再認識させられました。
そして、この体験、手に取ってみないとわからない。
いやーほんとは「ここに感動した!」と全部言いたいけどあえてここでは伏せます!笑
購入いただいた方の反応がほんとに楽しみな商品です。ぜひ、一度手に取ってみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?