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会社員である僕は、誰のために働くのか。

誰の為に働くのか。

最近、仕事について考える時、このことが自分の働くモチベーションに深く関わるっているんだなと感じている。

やっぱり僕は誰かのため、欲を言えば役に立ちたいと思える人の為に働きたい

でも、会社員をしていると、誰の為に働いているのか分からなくなる瞬間がある。

「え、そんなつもりで働いてるつもりじゃないのに、、、」って気持ちになる。

今日はそんな自分のモヤモヤを記していこうと思う。


○今の自分の状況


今、自分は会社員として、とある株式会社に働いている。

で、規模感としては中小企業であり、家族経営と言われる、社長や取締役がとある一族で構成されている会社である。そうした企業はオーナー企業とも言う。

○株式会社とは


ここで一旦株式会社とはなんぞやと考えてみる。

現代において、世間一般に多くの人は株式会社に就職する。

株式会社は、調べるとこういう意味らしい。

株式を発行して投資家から資金調達を行い、その手元から事業活動を行う会社形態です。合名・合資・合同会社の持分会社とは異なり、所有と経営が分離しています。

株式会社東京商工リサーチホームページよ。



細かい内容などは引用元を読んだり、他にググればいくらでも出てくるが、ここで重要なのは経営する人と株主(お金を出す人、出資者)が分けて考えられている点である。

そして、経営する人を決めるには株主総会での承認が必要になってくる。

さらには株主は経営については出資分の負担(責任)しか追わなくていい決まり(有限責任という)がある。(ちなみにこの有限責任が歴史的に見て株式会社がここまで増えたの要因らしい。)

また、株式会社は利益が出たら、基本的にはその一部を配当金という形で出資者に還元される点も重要だ。

○株式会社で働く自分は誰の為に働いてるの?


さて、話を戻そう。

会社員として働いている自分は、今述べた株式会社のルールに則って働いている訳である。

なので、自分が会社で働いて得たお金(給料ではなく売上)は経費を差し引いて利益となり、その利益の一部は最終的に株主の配当金になる。

もちろん、売上を上げるためには、その源となる顧客を大切にしないといけないという側面がある。

だけど、売上が増え、利益が増えると、会社はまず株主に還元する動きをとるだろう。なぜなら株主のおかげで事業が出来ているので、そのお礼(配当金の配布)をしないといけないからである。

生み出された利益は設備投資や従業員の給料upに使われることもあるが、そうした目的も更なる利益を出すためであり、言い換えれば株主が更に儲かるためである。

こうしたことを踏まえると、僕が株式会社の会社員である限り、誰の為に働いているかと言われれば、株主の為に働いていることになる

○株主って誰なんだ?


じゃあ株主って誰なんだと言われれば、それは会社によって様々である。

上場会社だったら株が市場で多くの人に売り買いされているので、数多くの人や組織が株主でありその実態はなかなか想像しにくいと思う。

だか、オーナー企業である場合、株主がオーナー自身やその関係者であり、経営もオーナーが自ら行っている場合が多い。

つまり、株主=経営者になってしまっているのである。

形式上、株主と経営者は分離されているが、実態は同じ人が出資も経営も行っているため、会社が生み出された利益は、株主であるオーナーやその関係者に還元されていく。

となると、オーナー企業で働く私は、誰の為に働いているのかというと、オーナーのために働いていることになる。

どんなに自分が頑張って働いて、売上を上げても最終的に喜ぶのは経営者であり株主のオーナーである。

○オーナーの為に働きたいのか?


で、ここまで考えて思うわけ。

「あれ、オーナーの為に働きたかったんだっけ?」って。

オーナー企業の会社員である限り、最優先されることはオーナーを喜ばせることになってしまう。

本当は目の前の人を喜ばせる為に行った行為も、オーナーがそれを良しとしなければ評価されないし、給料も上がらない。

会社員である以上、そういう状況を理解して受け入れなければいけないとは思うが、自分の貴重な労働時間を給料と引き換えに結局オーナーに捧げているのかと考えると、もどかしい気持ちになる。

オーナーが尊敬出来る人ならこうした現実に納得出来るが、そうじゃないケースももちろんある。

その時はこんな人(オーナー)の為に働いてんじゃねーんだよなぁって思う。

○でも、会社員になった以上は。。


でも、雇用という契約で縛られているという事実もあり、理不尽な感情が芽生えても堪えなければいけない時もある。

ちなみに、これを読んでる皆さんは、会社の従業員が法律上なんと呼ばれているかご存知だろうか?

使用人

である。

株式会社に従業員として入った以上、経営者の使用人として働き、株主(オーナー)の為に利益を産まないといけないのだ。

○モヤモヤの正体

経営者は経営者で様々なリクスを抱え会社を運営しているので、会社員としての働き方しか知らない私が安易に経営批判をしてはいけないとは思ってる。

それに会社員は経営者に守られている側面もある。


そうは言っても、自分の人生は自分のために存在していると思いたい

自分が助けたいなと思える人の役に立ちたい

そのために働きたい。

すごくひとりよがりでワガママな願いなのかもしれないが。それが今の自分の素直な気持ちである。

だが、会社員になってしまうと、オーナーの為に働くことがほぼ義務付けられるし、悲しいことにオーナーが素晴らしい人であるとは限らない。

かと言って、なにか経営者足りうる能力を自分が備わっているとも思えない。

結局のところ、経営者になれず色々妥協して会社員をしている現実がそこにはある。

これが私のモヤモヤの正体なのかもしれない。

ここまで読んでくれた人には私の愚痴を聞いてくれてありがとうという感情しかない。

しがない毎日が続きますが、少しでも楽しいことに目を向けて、前向きに頑張りましょう!

ほなまた✋

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