ベトナムの狙いはコレ？
April 26, 2024
Transcription
U.S. Secretary of State Antony Blinken says he raised concerns about China's support for Russia's military during talks with the country’s top diplomat in Beijing.
In New York state, President Joe Biden praises $6.1 billion in federal aid provided to support U.S. manufacturing operations of memory chip maker Micron Technology.
In Vietnam, the head of parliament resigns over what the government has called "violations and shortcomings."
And student protests over the war in Gaza spread at American colleges as school officials struggle with free speech issues and safety concerns.
訳例
アントニー・ブリンケン米国務長官は、北京で同国の外務大臣と会談した際、中国によるロシア軍への支援について懸念を示したと述べました。
ニューヨーク州では、ジョー・バイデン大統領が、米国での製造事業を支援するためにメモリー・チップ・メーカーのマイクロン・テクノロジー社に提供された61億ドルの連邦政府援助を賞賛しました。
ベトナムでは、国会議長が政府の指摘する「違反行為や 至らない点」を理由に辞任しました。
また、アメリカの大学では、ガザ紛争に対する学生の抗議行動が広がり、学校関係者は言論の自由と安全への懸念に苦慮しています。
勝手に探究
「一党独裁」と聞くと即座にそれは悪いものであり民主化すべきであると思ってしまうのですが、ベトナムの共産党独裁はどうでしょう。
聞けば、先月の国家主席に続いて今回は国会議長まで「党の規則に違反した」ことで辞任に追い込まれています。
どんな強権を発動したのだろう･･･。共産党の独裁、やっぱり怖い！
どれどれ、どんな理由でクビにしてるんだろう。
＜国営ベトナム通信は辞任の理由について、「党員らに模範を示す責任に関する規定」などに違反したとし、「党や国家の評判に影響を与えた」と報じた。
違反の具体的な内容は公表していないが、公安省は22日、フエ氏の補佐を職権乱用の疑いで逮捕したと発表。首都ハノイを拠点とする大手インフラ建設関連会社が関与した贈収賄事件の捜査の一環だと説明していた＞※太字は筆者
なるほど、賄賂か。政治の世界には付きものですが、特に途上国では「世渡りの常識」のようになっていて（※イメージです）、これを正すのは100年やそこらでは済まなさそうに感じていました。軍政はそこにメスを入れようというのですか。
＜11年から最高権力者の座に就くグエン・フー・チョン共産党書記長（80）は「燃える炉」と名付けた反汚職運動を展開し、党幹部らの不正を厳しく処分してきた。
23年には、新型コロナウイルス対策に絡む汚職事件の発覚を受け、当時の国家主席を引責辞任させた。その後任に就いたボー・バン・トゥオン前国家主席（53）も、約1年で辞任に追い込まれた＞
物事を一気に進めようとすると、合議ではうまくいかないことも多いわけです。その点、独裁的な権力者がいれば話は早い！改革もトップの意向一つでスイスイ進められます。
そういえば、中国でも習近平国家主席は賄賂に厳しく、相当数の政治家や公務員、または起業家などを罰してきました。強権発動も文明化し経済発展するには必要なプロセスで歓迎すべきであると言えるのかも。もしかしたらベトナムが狙っているのはコレ？
しかし、＜習氏は２０１２年に最高指導者となって以来、反腐敗を掲げ政敵を排除し、権力基盤を固めてきた＞と上記サイトにあるように、権力を維持し続けるために自分に都合良く法を執行し、ライバルを追い詰めているのだとしたら･･･
反腐敗で12年。この12年で中国国民の生活はどう変わったのでしょうか。経済面と精神面で豊かになっているのでしょうか。未だになくならない「汚職疑惑」は、習近平体制への不満の表れなのかもしれません。
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映画やマンガのように主人公のヒーローが清廉であれば、その思想に従った改革は国民にとっては歓迎すべきなのでしょうが、実際はそううまくいかないようです。
さて、ベトナム。グエン・フー・チョン共産党書記長は国民によりよい生活をさせることができるのでしょうか。事後での評価しかできないのかもしれませんが、ベトナムの共産党一党独裁の理想と実際を注視しましょう！
参考にしたページ
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