【016】スペインの冬の光熱費

ガス料金が8倍になった!
という人がいたのでドキドキしながら請求書を見たんだが・・・去年とあまり変わらない。
そうしたら「安い価格でキープできるサービス」みたいな手紙が来たので問い合わせた
去年の戦争勃発から高騰してるので、今市場で一番安い価格に今の契約書が延長になる前に変更できるという

「変えた方がいいの?」
「電気もガスも上がってるからその方がいいと思うわよ」
「どれぐらいになるの?」
「0.14が今の価格になってるから、0.06ぐらいで契約できる。でもずっとその価格が維持されるわけじゃなくて、3ヶ月ごとに変動する。多分、上がっても0.14までにはならないわ」
「なるほど。ところで我が家の今の契約だといくらになってるの?」
「ちょっと待って・・・調べるから・・・。あなたの家の契約だと・・・0.06って出るわね。」
「安いじゃないの!」
「本当だわ。凄い安いわね。価格が上がる前に0.06のままでキープできるように契約されてる」
「なにそれ!覚えてない。その契約はいつまで?」
「今年の・・・7月2日まで。」
「ということは、次の契約更新までこのままの方がお得だよね?」
「そうね。私なら、このまま変えないで次の契約変更前に最新の更新価格を調べて比較する」
「オッケー!やっと理解できた。ありがとう!」

謎のファインプレー
戦争起こる直前にいつの間にか変動しない価格で契約していたらしい。オレヤルジャナイカ
だから我が家だけやたらガス代が全然上がらなかったのか!
やっと理解できた

単純に他の家庭だと放っておいたら2.5倍ぐらいになっていることになる
8倍になった人は一体どうなってるんだろう・・・

とりあえずスペインはロシアからの供給は少ないので、ドイツやイタリアの友人に比べて負担が増えてないが、その中でもさらに安く抑えられていたらしい
ちなみにドイツの方はお風呂を溜めるなんぞまず不可能。シャワーも週に2回ぐらいにしてるらしい


とりあえず我が家の電気代も全然上がってない様子だが、一応確認してみよう


食料自給率が100%を超えているというのが移住の大きな理由の一つで、どこも移住先は自給自足率100%以上を検討してたが・・・
エネルギー自給率大事だなー


日本が今やるべきことは少子化対策、食料自給率、エネルギー自給率をどうやって上げるかだと思うんだが・・・そんな感じになってないよね。さらに外から買わないといけないものが多いのに円安。

大事なのはいくらお金があっても買えるものがあるか否か。お金で替えられるものがなければいくらお金を刷っても意味がない。未来に向けて投資すべき部分を間違うと日本は大変なことになるのは間違いないが、既得権や護送船団に蔓延る妖怪がまだまだたくさんいる限りスムーズには進まないだろう。

勢いに乗って水道会社に電話してみた
「これって何か安くなるサービスとかないの?」
「あるよ!ちゃんと住民票登録してる?」
「してる」
「何人で住んでるの?」
「5人」
「OK。それなら安くなるから手続きしておくね」

ナニソレ!どういうシステム!
人数が多いとボーナスがつくらしい。そう言えば・・・子供が増えると家賃補助もあった。経済状況はヨーロッパの中では決して良くないが、やってくれるなスペイン。しかし、デフォルトした回数は世界一位で11回。ギリシャの7位よりも多いのだ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?