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▶無『意』味・感想〔175〕◀(2024年5月7日)

去年のラオス正月(ピーマイラオ)のときに手首につけてもらっていた紐です。この紐をつけてもらう行為が「バーシー」と呼ばれるようです(正式には「バーシー・スー・クワン」とのこと)が、紐についての特別な名称がないため便宜上、紐のことも「バーシー」と呼んでおきます。

日本で教員をしていたときは、こういった装飾品を基本的に許容しないような学校に勤めていることが多かったため、装飾品をつけることについてはネガティブな印象を持っていました。

ただシンガポール・タイ・ラオスで生活していると、ヘナタトゥーやバーシーを学校現場でも普通のこととして受け入れていました。そのような経験によって、さきほどのネガティブな印象が自分の狭い経験によるものだったのかなあと感じるようになったのは確かです。

そして生徒や他の教員が、バーシーをつけて授業を受けていることについては、特に何も思わなくなりましたが、いざ自分がつけるとなると話は別で、ラオス第1期のときにピーマイでつけてもらったバーシーをそのままにして授業を行ってよいものかどうか迷う自分がいました。

しかし慣れというものは恐ろしいもので、ラオス第2期のときにはバーシーをつけて授業することに全く抵抗感はなくなっていました。そのように手首に装飾品をつけて授業をすることには抵抗感がなくなっていた私ですが、ラフな服装で授業をすることについては別の話でした。

そこは譲らずに、半袖のYシャツで授業をし続けたことと、手首にバーシーがついていることのアンバランスは不思議ですね。これはジャパ中時代も同様で、ポロシャツなどで授業をする先生は結構いたものの、なぜか私は半袖のYシャツにこだわり続けましたね。

どこにこだわって、どこにこだわらないのか。こういったこだわりの個人差も多様性の一つなのかもしれませんね。なんてかっこよく表現してみましたが、私の場合、しっかりとしたポリシーがあるわけではないので、多様性を後ろ盾にするのはダメですね。

【連続投稿:961日目】

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